詠里庵ぶろぐ

詠里庵

NHK手話ニュース845

2011-10-27 21:49:37 | 日々のこと(一般)
って知っていますか?
毎日20:45から15分やっている手話ニュースです。これがわりと好きで、たまに見ます。

手話の勉強をしているわけではありません。手話ニュースといっても普通のニュースに手話が付いているだけです。好きな理由は、聞きたいニュースをやっているからです。そもそもテレビは適当につけてもだいたいが興味のない番組ばかりで、ニュース番組でさえどうでもいいニュースが多くて、「早く次のニュースに移らないかな」ということが多いのです。私の主観ではありますが、この手話ニュースはコンパクトに重要なニュースだけやっている感があります。

見たいニュースだけ見たいならウェブニュースがいいじゃないかと思うかもしれません。その通りです。見出しだけ見て自分で好きなニュースをクリックすればいいのですから。ウェブニュースは見ます。

しかしですね、ウェブニュースはテレビやラジオのニュースに比べて明らかに質が劣ります。クリックさせたがっているのがみえみえの見出し。クリックして中を見ると、事実の報道という姿勢からほど遠い週刊誌の記事かワイドショーみたい。そもそもクリックしたいという見出しが少なすぎる。私なぞいかにクリックしないでやり過ごすかを楽しんでいるくらいです。さして重要でないニュースなのに私にクリックさせたとしたら、その見出しは大したものです。

つまらないニュースが多いのは、視聴者が見るからです。クリックするからです。マスコミに良質のニュースを届けさせるために、みなさん、どうでもいいニュースは「クリックしない」「次のニュースになるころまでテレビを消す」運動をしましょう!
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キログラム原器廃止の方向

2011-10-22 21:49:56 | サイエンス
というニュースがありました。今日二つ目の投稿ですが重要なので書きましょう。長さ、時間、質量、電流のうち質量だけキログラム原器というレトロな方法で定義されていたので、廃止は時間の問題と考えられていましたが、国際度量衡総会として廃止の方針が昨日決まった、というわけです。では新しい定義は何かというと、未定です。何年かかけて決めるのでしょう。それまではキログラム原器は博物館に行かず人類のご神体としてパリに鎮座ましましているのですね。

新しい定義の候補はいろいろありますが、その筋の専門家によれば、有力なのは高純度シリコンの原子の数を数え上げて、ある決まった数まで数えて質量の基準とするという方法なのだそうです。いつごろからそういう案が出て来たのか知りませんが、詠里庵科学エッセイの最初のエッセイ死者は我々の内に甦るに書いたことを思い出しました。「アボガドロ数はどうやって同定されるだろうか?(中略)今思い着いたが、(3)の変形として、最近では走査型トンネル顕微鏡で直接結晶格子が見えるので、アボガドロ数の直接数え上げ・・・なんてのもあるかも知れない」というやつです。思えば大学に移籍する直前の1998年のことでした。
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ピアニスト松浦豊明

2011-10-22 16:57:26 | 日々のこと(音楽)
が8月16日に亡くなっていたというニュースが、なぜか先ほどありました。出典は3時間ほど前のウェブ版の日刊スポーツと今日の朝日新聞夕刊。81才。生まれは大阪府豊中市。

ずいぶん前に、この人が演奏するチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番をナマで聴きました。指揮者とオケは忘れました。第一回チャイコフスキー国際コンクール入賞者だけあって立派な演奏でした。演奏中のビシッとした姿勢も演奏後の直立お辞儀も、笑み一つ浮かべない「真面目に働く日本人」という感じが印象的でした。
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元寇の軍船、海底で

2011-10-21 00:12:58 | サイエンス
発見されるというニュースがありました。朝日新聞サイトにも出ましたが、1時間半ほど早かった読売新聞の記事にリンクします。

ロマンですね。日本と大陸の間の海底には多くの考古学的遺物が沈んでいるのでしょうが、こんな重要なものが見つかるとは。元寇よりだいぶ前のことを描いた天平の甍では、業行が一生を賭けた写経の山が難破により海の藻屑となってしまいますが、現実にもそんなこともあったのでしょう。いろいろなものが沈んでいるのでしょうね。

水深25mにしては船体写真が明るいのですが、ライトで照らさなくても自然光で明るく撮れたのでしょうか。
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今週の一枚は揚羽蝶

2011-10-10 21:40:37 | 日々のこと(一般)
の乱舞。止まっているように見えますが、3匹がけっこう活発に絡み合っていました。蝶が花以外に止まるところはほとんど見ませんが、なぜか地面の一ヶ所で騒いでいました。

虫は動画の方が向いていますね。静止写真撮るのは難しいです。
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一昨日は子供みたいに

2011-10-10 10:00:02 | 日々のこと(音楽)
喜ぶことがありました。いまアシュケナージ親子(ウラジミールとヴォフカ)が来日して2台ピアノのためのコンサートをあちこちでしていますが、先週から研究室に滞在している外国人のヴィジターを連れて、妻とともに大阪でのコンサートに行ったのです。実はヴォフカ・アシュケナージには20年ほど前、3ヶ月ほどレッスンに就いたことがあるので、公演後会えたらと思いました。サイン会でもあればと思って。

しかし何もなく、会場にはCD販売員以外にスタッフも見あたりません。後でわかったのですが、昔からウラジミール・アシュケナージは演奏会が終わったらのんびりせず、すぐ次の演奏の地に出発するらしいのです。さて、ひとり学生バイト風にも見える頼りなげな会場案内係がいたので、どうせわかりませんと言われると思いつつも、Vovkaの昔の知り合いだけど楽屋で挨拶できないかと訊いてみたのです。そしたら意外にもサッと携帯を取り出して連絡を取ってくれて、「どうぞ」となったのです。

知り合いとは言ったものの、20年前のことなのではたして覚えているか全く自身はありませんでした。しかし私を見るなりすぐ名字を呼んで、名前も四文字中三文字まで自力で言いあてた後、全部を思い出してくれました。それから話が弾みましたが、父親であるピアニストの巨星ウラジミールが来て退出をせかしました。初めて聞くその声は低いバリトンでした。そろそろtrainの時間が、とか言いつつも、ウラジミールもヴォフカもCDにサインしてくれました。(後で読んだそのCDの解説に「演奏会後飲みに行こうと言っても、アシュケナージはすぐ次の演奏の地に出発する、とイツァーク・パールマンがこぼしていた」とあったのです。)

久しぶりで子供のように喜びました。たまにはこんなこともあっていいですよね。
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昨日はリンゴを

2011-10-07 08:09:27 | 日々のこと(一般)
いっぱい食べて偲びました。

すごい人でした。まさかこんなに重病だったとは。
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