詠里庵ぶろぐ

詠里庵

今週の一曲

2006-11-26 13:57:57 | 詠里庵・新着案内
を更新しました。元ページはここ。直接聴きたい場合はこれをクリック

先週の一曲は、これも題名がわかりませんがルーマニアの民俗音楽です。速い舞曲、遅い哀歌、両方とりまぜたチャールダーシュが特徴的ですが、この曲は遅い哀歌です。ギター×2とリコーダーの3回の重ね録音。
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たまに行くパスタ屋さん

2006-11-23 08:34:59 | ぐるめ
は麺とソースが絶品。麺は若干細めのナマ麺で、一見グニャグニャしていますが、噛むとコシがあって、非常にタッチの手応えがあるピアノを弾いたような感じ。ソースもたとえば「グリーン」と簡単な名前でも、何かオニオンとか豆類(かな?)をおろしたものをベースにした凝った作りだし、具も多すぎず少なすぎず、ニンニクも上品に効いています。値段も決して高くはありません。これだけじゃ足りないかなと思っても、食べた後の腹持ちが結構続きます。先頃また行きましたが、注文した後のひまつぶしにメニューをよく見せてもらったら、なんと「納豆パスタ」というのがある。何でしょうねこれは。次回試さねば。

ところで「関西人は納豆を食べない」というのは嘘っぽいですね。一人当たりの消費量は明らかに関東より少ないという統計があるらしいのですが、スーパーを見る限り違いはわかりません。

納豆といえば最近は出汁タレが付いています。最初の頃はその甘さに違和感があり「こんなの邪道だ。醤油じゃなきゃ」と捨てていました。しかし醤油がないとき仕方なく使ったりしているうちに、最近では醤油よりタレの方が好きになってしまいました。たまにタレの付いていない納豆だったりすると、醤油があるのにわざわざめんつゆをかけたりするありさま。

自分の嗜好を貫こうと思えばできるのにちょっと油断しているうちに売り手の供給するものに合わせてしまうのは納豆に限りませんが、たまには反省しないと情けないですね。
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今週の一曲

2006-11-19 01:00:32 | 詠里庵・新着案内
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先週の一曲は、題名がわかりませんがルーマニアの民俗舞曲です。家のどこかにレコードがあるはずですが見つかりません。昔聴き取ってシロフォンとピアノのために(若干の創作もまじえて)編曲したものです。シロフォンは、シンセサイザーで演奏しました。もちろん重ね録音による一人二重奏で、1976年頃の録音演奏です。

元の曲はゲオルゲ・ザンフィルのパンフルートで演奏されています。

ルーマニアのパンフルートは聴く人の琴線に触れる独特の音色と抑揚を持つ楽器で、ゲオルゲ・ザンフィルはその超人的名手です。最初(1980年以前)ルーマニア国内で民族楽団を結成して民族音楽ばかり演奏していました。そのころ私は「この人はいずれ欧米に引き抜かれて人気を博し、民族音楽でなくクラシック音楽やイージーリスニング音楽の演奏を要求されるようになるだろうな」と思いました。その予感は寸分違わず的中、1981年にはカーネギーホールにデビュー、今ではゲオルク・ザンフィルとかジョージ・ザンフィルの名で世界中のイージーリスニング・ファンを魅了しています。(それを私が寂しく思うのはお察しの通りですが、まあ彼も自然な力学に従っているだけなわけです。)
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打楽器のCD

2006-11-16 06:29:49 | コンサート・CD案内
を紹介します。吉原すみれの「Eclogue」[Camerata36CM-6(1985)]。邦人作曲家を中心とした作品を4つ集めたものです。以前紹介したAmadindaの方が一般受けすると思いますが、ノヴェンバー・ステップス的音楽も好きならこのCDも楽しめるでしょう。

1.フルートと打楽器のための「エクローグ」(野田暉行)[フルート:中川昌三]
 フルートと打楽器のための曲、というイメージから想像される音楽からかけ離れてはいません。そもそも野田暉行はあまり奇をてらわなく、特有の「風がそよそよ流れる」ような音楽。演奏が良いのでさわやか。

2.十絃箏と打楽器のための「漂う島」(石井眞木)[十七弦箏:沢井一恵]
 私は石井眞木を必ずしも良く理解してはいないのだけれど、この曲は好きです。非常に静かに始まりクライマックスを形成してまた静かに終わるのですが、前後があまりに静かなため、クライマックスといっても絶対的には大した騒がしさではないのに相対効果で大きく印象に残ります。ピアノ・フェーズに似たパッセージが現れて盛り上げます。聴いた感じより演奏は困難と解説にありますが、聴いた感じも十分難しそうです。

3.2台のマリンバのための「ピアノ・フェーズ」(ライヒ)[マリンバ:山口恭範]
 この曲と演奏がこのCDで一番好きなのですが、これについてはこの曲の紹介ぶろぐに書きましたのでそれを見て下さい。

4.ホロスコープ(加古隆)
 ジャズ・ピアニストの加古隆が吉原のために作ったという曲だけに、いわゆる現代音楽とは少し違う感じ。といってジャズっぽいわけでもない。こういう作曲活動いいですね。
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今週の一曲

2006-11-12 09:11:54 | 詠里庵・新着案内
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先週の一曲は自作の小品でフルート・ヴァイオリン・ピアノのための「雨の庭」でした。雨の庭というとドビュッシーのピアノ曲が有名ですね。ドビュッシーの方は風混じりやどしゃ降りもあったりしてドラマティックですが、私の方は小さな寺か神社の境内にしとしと降る雨です。昔の職場の合奏団の演奏会でのアンコールの録音です。フルートとヴァイオリンはそのときのメンバーです。ピアノは私ですが、実はピアノよりはハープをイメージした曲です。しかし実際にハープで演奏可能な音型かどうかは詰めていません。簡単な音型なので多分弾けると思いますが、本当にハープのために書くようなことがあればきちんと弾ける音型にするつもりです。

 ついでにハープについて少々書くページにしてしまいましょう。ハープはオクターブごとに7つある音を通常変ハ長調に調律し、7つのペダルでそれぞれの音ごとに半音または全音上げることができます。それで設定できる和音(非常に多種あります)のグリサンドができるという特徴がありますが、半音階スケールなどは演奏不可能です。休符が続くときにペダル設定を変えることはできますが、演奏しながらはできないので。よく管弦楽曲で2台のハープを使うのは演奏中に交代でペダル設定変更時間を与えるためです。アイリッシュハープはペダルなしか、またはペダルより演奏中変更の難しいレバーで半音だけ調整できます。ドビュッシーの頃「半音階ハープ」なるものが発明され、ドビュッシーはそのための曲を作曲したりしていますが、このハープは逆に分散和音のグリサンドが(ピアノみたいに指で選んでやる以外)できません。冨田勲シンセサイザー版「惑星」の「水星」でハープでは演奏不可能な速い和音の推移をハープの音でやっています。
 昔からハープは現代音楽に向かないと言われて来ました。その理由は、「白鳥の湖」に代表されるようなロマン的匂いがプンプンするので、ロマン派アレルギーの現代音楽作曲家がハープをうまく使うことができないためです。しかし今後の現代音楽はロマン派アレルギーが薄れていく予感がするので、ハープの出番も増えるのではないかと思います。
 最近みつけたハーピストのファブリス・ピエールの記事に、関連する話が見られます。
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スパム

2006-11-09 07:38:44 | 日々のこと(一般)
が本来のメールの数をはるかに上回るようになっています。即スパムボックスに入れる日常ですが、若干大事なメールをスパムボックスに入れてしまう危ないことが2回ほどありました(他にもあるかもしれませんが)。両方とも大事には至らなかったのですが、スパムボックスを見たら、一つはアドレスのところに漢字で女性名が書いてあり、サブジェクトが「はじめまして」でした。もう一つはアドレスに漢字で苗字だけ書いてありサブジェクトが「お久しぶりです」でした。これでは指が自動的に「スパム直行」に動きますよね。やれやれ、スパムと思われない書き方もマナーの時代になって来ました。

先日スパムメールに関する参考記事の紹介が職場であったので紹介します:
http://www.pc-view.net/Security/031024/index.html
http://www.pc-view.net/Business/041118/page22.html
要するに決め手となる対策はないようです。対策があるようなら今までに聞こえていたでしょう。それにしてもスパムが減らないということは、商売として成り立っている、つまりお客になる人が後を絶たないということですね。そういう人がいなければスパムもないのでしょうに。
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今週の一曲

2006-11-05 07:57:47 | 詠里庵・新着案内
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先週の一曲はバッハのフランス組曲第2番ハ短調よりAirでした。AirとはAriaのことですが、この曲は歌というよりはAllemande風ですね。モーツァルト風コロラトゥーラやダバダバダーというスキャットを思い浮かべて少しゆっくり弾いてもとても味がありますが、私として最適と思える速度はこの演奏のように比較的速いものです。
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吉田秀和

2006-11-04 07:37:29 | 日々のこと(音楽)
の「音楽展望」を久々に読みました。モーツァルトについてです。いろいろな解釈で演奏されるところに偉大さがあるという趣旨です。いろいろな演奏家が登場していますが、こんなモーツァルトはおかしい、というのでなく、それぞれに肯定的ながらこんなに違うタイプの演奏があるのだという例として挙げています。内田光子に20行ほど割いていますが、モーツァルトの特質である急な劇的変化をそのように聴かせ、無心の好きな日本人には珍しく自分の好きなように弾いている、としています。ファジル・サイについても「思い切ったモーツァルトをきかせる。『こんなのモーツァルトじゃない』という人もあるけど、じゃ、あなたはいつ本当のモーツァルトをきいたことがあるの?」

ほぼ半面の評論文。93才にしてこの活動は恐れ入ります。しかも言っていることが、こんな雲の上のような世代の人にしてこの柔軟性、と言ったら多分間違った認識でしょうね。逆に、ドビュッシーが活躍していたころマーラーと生まれ変わるように生まれ、日本における西洋クラシック音楽受容の経緯をほぼ見て来た人だからこそ、あのような評論ができるのでしょう。

今まで一番印象的だったのは、ホロヴィッツ(私はもちろんピアノファンには神様のような人です)の病み上がり直後の初来日の公演に対し突き出されるマイク群の前で「まあ、ヒビの入った骨董品だなぁ」と評したシーン、それを受けホロヴィッツ自身「日本で本当のことを言ったのはあの老人だけだ」と言っていたシーンです。

今後年4回のペースで書かれるということ、楽しみです。
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サイエンス・エッセイ

2006-11-02 07:22:32 | サイエンス
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