2019年の墓碑銘

2019-12-31 11:52:43 | 日々のこと(一般)
年の瀬にこのブログ恒例の「今年の墓碑銘」です。主に科学分野と芸術分野から10人、独断で書いていますが、科学と芸術以外の人もとりあげています。

[1]米沢 富美子(よねざわ ふみこ、1月17日。日本の理論物理学者、慶應義塾大学名誉教授。享年80才)
専門は物性理論、特に固体物理学。アモルファス研究で知られる。
 2016年も残り少ないころ、一般向け講演を聴いたことがある。その三年後に亡くなるとは想像できないお元気な様子だったので驚いた。しかしもっと近しい方に聞くと以前からご病気がちだったということで、お見かけする度にそんなそぶりも見せなかったことを思い出し、改めて驚いた。

[2]冷水 佐壽(ひやみず さとし、2月7日。日本の電子工学者。享年75才)
富士通時代に三村高志とともにHEMT(High Electron Mobility Transistor)を発明・開発したことで知られる。
大学勤めのころ、居室が隣だったことがあり、大層親切にしていただいたことがある。

[3]ドナルド・キーン(2月24日。アメリカ出身・日本に帰化した日本文学者・日本文化学者。享年96才)
流暢な日本語をテレビで耳にした人も多いだろう。日本に魅せられた学者として有名である。
 この人が西洋クラシック音楽のエッセイを書いているといったら、どのくらいの人が興味を示すだろうか? 氏の日本文化研究には到底及ばない、趣味の域だろうと思うのではないだろうか。ところがこれが尋常ではないのだ。私など録音でしか知らない往年の超一流歌手・指揮者・演奏家を悉くナマで聴いているという経験と、東洋に通じた西洋人の視点と、学者的な洞察が相俟って、並の音楽評論家では書けない数冊に仕上がっている。私は氏の専門の論文を読むことはないかもしれないが、この数冊の音楽エッセイを読んだだけで、この墓碑銘に取り上げずにいられない。

[4]ジャック・ルーシェ(Jacques Loussier、3月5日。フランスのジャズピアニスト、作曲家。享年84才)
プレイ・バッハシリーズで知られる、バッハのジャズ演奏の大家。
ジャック・ルーシェ・トリオによるエレガントな演奏は、聴いていてこの上なく心地良い。

[5]志村五郎(しむら ごろう、5月3日。1930年2月23日生まれ。数学者。享年89才)
志村五郎の名を知ったのは、1994年、ワイルズがフェルマーの最終定理を証明したことが報道されたときである(論文出版は1995年)。ワイルズが「谷山・志村予想」を証明し、それを使ってフェルマーの最終定理を証明したと表明したことで、谷山、志村とはどんな数学者だろうと思った。彼らの業績はその後暗号にも応用された。その辺については辻井重男の短い記事に触れられている。

[6]チャールズ・キッテル(5月15日。アメリカの物理学者。享年92才)
言わずと知れたロングセラー教科書「キッテル 固体物理学入門 上・中・下」(宇野他訳)の著者である。
 この教科書を初めて読んだ学生のころ、なんと経験知ばかりに立脚した、理論の段階的構築を感じにくい教科書だろうと思った。後年、この対極にあるグロッソ、パラビチニの「固体物理学 上・中・下」(安食訳)を読んだときは理論展開が大河のように繋がって納得感があった。
 しかし固体物理を教えるようになって、後者は写真や実験データが少なく、実際の物性を直感的に思い浮かべにくい面を感じた。両方必要なのだ。両方を網羅する教科書だと雑然としそうなので、相対する二種類それぞれ統一感のある現状の方がいいのかもしれない。買う方は大変だが。

[7]マレイ・ゲルマン(5月24日。アメリカの物理学者。享年89才)
クォークの概念提唱者、クォークの名称の命名者として知られる。
クォークの名称はどこから来たのかと思えば、どうも波乱の生涯を送ったジェームス・ジョイスの小説「フィネガンズ・ウェイク」に由来するようである。これもいずれ読んでみますか。

[8]アンナー・ビルスマ、オランダのチェリスト(7月25日。オランダのチェリスト。享年85才)
このチェリストで最も印象に残っているのは、バッハの無伴奏チェロ組曲集のCDである。この曲集はいろいろなチェリストで聴き比べると、表情が全然違って面白い。中でも鈴木秀美のCDに入れ込んでいるが、ビルスマは鈴木秀美の師なのである。そのビルスマは古楽器チェロと現代チェロの二種類のCDを10年の歳月越しに残している。これらを含め、名チェリストの演奏を比べたものを本家「詠里庵」の「風雅異端帳」に挙げた。


[9]佐藤しのぶ(9月29日、日本のソプラノ歌手。声楽家。享年61才)
声質、技量、情感のどれをとっても世界屈指のソプラノ歌手であることは書くまでもない。大ホールでのナマの歌唱は、CDより一層それがわかる。
 この人も米澤富美子と同じく、そんなに長いこと病魔と闘っていたのかと驚くほど、それを見せずに第一線で活躍していたのだなぁ。

[10]ジェシー・ノーマン(Jessye Norman, 9月30日。米国のソプラノ歌手。享年74才)
この高貴な黒人ソプラノはオペラやクラシックの伝統の継承だけでなく、黒人霊歌や現代音楽にも「チョット手出し」を大きく超えた本格的な活動を残している。


以下は補遺である。

・町田茂(まちだ しげる。1月16日。日本の物理学者、京都大学名誉教授。享年92才)
並木美喜雄とともに量子力学の観測の理論を研究した。観測の理論など研究すべきではないと言われていたころ、そういうことに興味を持つ者には勇気をくれた面がある。

・ジョン・ロバート・シュリーファー(7月27日。アメリカの物理学者。享年88才)
バーディーン、クーパーとともに超伝導の理論を完成させた(高温超伝導は除く)ことで知られる。

・2018年墓碑銘の追加:E. C. G. スダールシャン(Ennackal Chandy George Sudarshan、インド出身のアメリカの物理学者。享年86才)
光のコヒーレント状態の量子論をグラウバーと同時に独立に発展させたが、ノーベル賞はグラウバーに与えられた。この理論は大学院で講義していたが、光の量子状態表現にはP関数、Q関数、Wigner関数などの表現がある。SudarshanとGlauberはP関数の提唱者として貢献があるが、ひところ「Glauber P representation」ということがあったが、近年「Glauber-Sudarshan P representation」と呼ばれることが多い。
 遅ればせの訃報はPhysics Today誌の2019年4月号にSudarshanのObituaryで知った。亡くなったのは2018年5月13日というから、1年近く前である。Obituaryを書いているのはM. K. BalasubramanyaとM. D. Srinivasである。
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ある大学内のコンビニで

2019-10-31 01:58:11 | 日々のこと(一般)
イートインとテイクアウトの線引きを検討した結果、
昼休み中の教室をイートインの対象にした
というニュースがありました。

昼休みでなく、私の授業中にパンを食べてた学生がいましたが・・・消費税8%?

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久しぶりにユニクロ

2019-08-19 04:22:15 | 日々のこと(一般)
に行ったら、セルフレジ機。

示されたところに商品をまとめてゴチャっと入れると、画面に商品名と値段が次々現れて、合計金額が表示されます。
どうやってわかるんだろうと思う間もなく現金かカード払いかを訊いて来るので、選んで支払いを済ませると、あとは自分で袋に詰めて終わり。

初めてなので一応店員が教えてくれましたが、複数のセルフレジを行ったり来たり一人で対応していたので、広いフロアにその店員しか見かけませんでした。他にいたかもしれませんが、人件費節約になっていることは一目でわかります。

これが進むと無人ショップか?さらに顔認証になると支払い手続きもなくいつの間にか銀行引き落としか?顔認証はなんとなく気持ち悪いですが。

家族の話では、ローソンでも深夜はセルフレジになる店があるそうな。

確かに、滅多に客が来ない深夜はレジに店員を立たせる意味は無いし、強盗が来てもセルフレジ機が相手なら脅すこともできないでしょう。

買い物一つでも世相の移ろいが感じられます。
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トイレに拳銃置き忘れ

2019-06-29 09:24:10 | 日々のこと(一般)
G20警備の島根県警巡査-伊丹空港というニュース。
前の月曜(24日)たまたま伊丹空港に行ったら、まだG20の3日前だというのに警官がいっぱい。
ふと見ると、前を歩く二人の警官の背中に島根県警とありました。
全国から助っ人が来ているんだなと思いましたが、
なんだか楽しそうに談笑しながら、ブラ散歩のようなリラックスした歩調。
公衆の中ではキリッとしていて欲しいなと思いつつ、あっという間に追い抜いてしまいました。
ま、G20本番では頑張ってくださいね。
・・・と、心の中でエールを送ったのですが・・・
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退位礼正殿の儀

2019-04-30 23:30:53 | 日々のこと(一般)
がとり行われた平成最後の日の今日、久々の投稿です。
何を投稿するかというと、海外のネットニュースでどのくらい取り上げられているかをメモしておくだけなんですが・・・21時〜21時半の検索結果です。

BBC(英) トップ記事
Le Monde(仏) トップ記事
The Strait Times(シンガポール)トップ記事
National Public Radio(米)Worldでトップ記事
CNN(米) 2番目の記事
Economist(米) 2番目の記事
Washington Post(米) 2番目の記事
Wall Street Journal(米) 5番目の記事
Dagens Nyheter(スウェーデン)7番目の記事
The New York Times(米)9番目の記事

ま、日本のニュースとしては注目されている方でしょう。
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今日の日経の一面

2019-01-27 14:52:33 | 日々のこと(一般)
は「情報資源に国境線」という記事。興味を引かれました。
というのも、インターネットはひとつではなくなり、二分化、細分化されていく可能性がある、という記事だからです。
これは、このブログの「2017年の墓碑銘」の[6]に「インターネットは英訳するとThe Internetですが、競合するネットは地球上に出て来ないということでしょうか。ま、出て来ない方が面倒なくていいですが。」と書いた疑問に否定的予測をしたものですね。

もっとも、趣旨はやや異なります。
私の疑問は、地球という同一空間を覆うインターネット二種類が二重に覆っていて、それぞれ顧客獲得競争をするようなことにはならないのでしょうか?というものです。
これに対し日経の記事は地域的に分断されて行く可能性を指摘するものです。何の地域かというと、監視国家と自由国家の間でインターネットが分断されるというものです。あるいは経済圏離脱国家のネットと、自由競争経済圏のネットという分断です。
これからおわかりの通り、必ずしも中ロとそれ以外という分断だけでなく、自国ファーストとそれ以外の国との分断もあり得るとしています。
もちろんそんなことになったら、そういう国々にいる知り合いとメールができなくなるかもしれません。

ま、そんなことはない方が面倒なくていいですが、とやはり言いたいところですね。
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あけましておめでとうございます

2019-01-02 14:03:27 | 日々のこと(一般)
例年正月に初詣の様子を書くのですが、昨年は行くのが遅かったので書きませんでしたが、今年は明けてから数分後に初詣をしました。訳あって遠方地域の神社で初詣したので、細かなことが例年とちょっと違うのが新鮮でした。
 まず参拝客10人くらいで整列してもらい、まとめてお祓いをしてくれるのです。ありがたやありがたや。
 そして参拝者から一人に前に出てもらい、その人が先導する形で合わせて二礼二拍手一礼するので、所作がバラバラでなく揃っています。なかなか気持ちがいい。
 そしてお守りを買います。これが、安い! しかも縫製が立派! 2〜3年前、京都の有名神社に行ったとき、あまりの高さとちゃっちい仕上がりを見て、結局買いませんでした。その記憶があるので、今年は2つも買ってしまいました。かえって高くついたのではないかって? いやそんなことはありません。それにしても2つも買うなんて? もちろん全く同じものを買ったわけではなく、開運厄除けと、もう一つは・・・商売繁盛です。商売などしていないでしょうと言うかもしれませんが、私にとっての商売とは、研究のことです。
 そしてふるまわれる甘酒。これが熱々で、紙コップになみなみと注がれる。指にこぼすと熱いので、縁と底を持って揺らさないようにしているのが大変です。これは飲み干すのに時間がかかりました。しかし、標高のある寒いところにある神社だったので、寒さしのぎにはバッチリでした。

 普段あまり考えたこともありませんでしたが、誰の助けを借りるでもなく勝手にお参りするのも自主独立の気風がしていいものですが、神官さんにお祓いしてもらうというのはまた一層ありがたいものですね。自分で肩を揉んでもありがた感はありませんが、床屋さんで揉んでもらうとふぅ〜クターっとリラックスしますからね。
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2018年の墓碑銘

2018-12-31 07:40:12 | 日々のこと(一般)
年の瀬にこのブログ恒例の「今年の墓碑銘」です。主に科学分野と芸術分野から10人、独断で書いていますが、科学と芸術以外の人もとりあげています。

[1] 古在由秀(2月5日。日本の天文学者。1928年4月1日生まれ。享年89才)
初代国立天文台長。私的には著書「月」 (1968年) (岩波新書)が懐かしい。出版から50年経つので、誰かまた書いてくれたら新知見満載を期待したいところです。

[2] スティーヴン・ホーキング(3月14日。英国の物理学者。1942年1月8日生まれ。享年76才)
「ホーキング、宇宙を語る」は、彼でないと書けない名著だと思います。

[3] レイモンド・N・ウィルソン(3月16日。イングランドの物理学者。1928年生まれ。享年89才)
望遠鏡の設計、特に能動光学に功績。すばるなどは能動光学を駆使している。建設中のTMTにももちろん採用されています。これについては応用物理学会誌の解説を参照あれ。

[4] ホセ・アントニオ・アブレウ・アンセルミ(3月24日。ベネズエラの音楽家。1939年5月7日生まれ。享年78才)
エル・システマの設立者(1975年)。エル・システマとは貧困児童のための公的融資による音楽教育プログラムの有志組織。これによるシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ(1999年設立)が有名。同システム出身で指揮者として世界的に活躍するグスターボ・ドゥダメル(本原稿執筆時点で37才)の指揮は南米の躍動感に満ちています。

[5] 晝馬輝夫(3月29日 - 晝馬輝夫、日本の実業家、技術者、元浜松ホトニクス社長)
小柴教授「直径50cmの光電子増倍管を作ってくれ」
晝間社長「はぁ?」
小柴教授「それも、ものすごい数が必要なんだ」
晝馬社長「ありえない」
1年後・・・
晝馬社長「できましたよ」
小柴教授「ありがたい。が、すまん。金はない」
晝間社長「もってけドロボー」
20年後・・・
小柴教授ノーベル賞

[6] 加藤剛(6月18日。俳優。1938年2月4日生まれ。享年80才)
科学とも音楽とも関係ありませんが、懐かしい俳優さんです。印象に残っている順に挙げると、まず「忍ぶ川」。モノクロですが、内容も情景も美しい映画でした。栗原小巻を初めて知りました。つづいて大河「風と雲と虹と」で平将門を主演。このとき初めて草刈正雄や露木茂も知りました。吉永小百合はその前から超有名でした。そして「砂の器」。これは原作小説は小節として、その映画化は映画として、両方ともすばらしかった。主演の加藤剛はもちろん良かった。

[7] チャールズ・カオ(9月23日。香港・英国・米国籍を持つ工学者。1933年11月4日生まれ。享年84才)
光ファイバーの提唱者として2009年ノーベル物理学賞を受賞。2009年よりずっと以前に、この方の講演を聴いたことがあります。もちろん光ファイバーの話でした。柔和な笑顔と語り口を記憶しています。日本では「西澤潤一先生の発想の方が早かった」という話もありましたので、やや複雑な思いでカオ氏の講演を聴きました。この辺については9月24日のこのブログを参照ください。

[8]西澤潤一(10月21日。日本の工学者。1926年9月12日生まれ。享年92才)
チャールズ・カオについて書いたと思ったら、またすぐ西澤先生とは、何の因果でしょうか。

[9]ヨセフ・モルナール(11月21日。オーストリア生まれ、日本在住のハープ奏者。享年89才)
11月22日のこのブログを参照ください。

[10] 大仲恩(おおなか めぐみ)(12月3日。日本の作曲家。1924年7月24日生まれ。享年94才)
代表的作品は「サッちゃん」と訃報で紹介されていて、確かに童謡作曲家として有名。それにしてもすごくユニークな作品ばかり。初めて「おなかのへるうた」を聴いたときは舌を巻いてしまった。最初の13音がソとドのみ(それぞれ2個と11個)、続く12音がレとラのみ(それぞれ11個と1個)。これで音楽になる、しかもとても面白い音楽になるのだから、驚き。「犬のおまわりさん」も面白い。どれも日本語の喋り言葉の抑揚をそのまま使って作曲しています。


3月が多いです。昨年もそうだったんですよねー。番外編も:
[a] ヘスス・ロペス=コボス(3月2日。スペインの指揮者。1940年2月25日生まれ。享年78才)
[b] ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(6月16日。ロシアの指揮者。1931年5月4日生まれ。享年87才)
昨年の番外編のスタニスワフ・スクロヴァチェフスキが長い名前だったが、この人も長い。
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今夜のNHKスペシャル

2018-12-22 23:41:20 | 日々のこと(一般)
平成史スクープドキュメント 第3回 “劇薬”が日本を変えた ~秘録 小選挙区制導入~」は、見るつもりで見ました。というのは、1996年(平成8年)から実施の小選挙区比例代表並立制が1994年(平成6年)成立したとき、世の中は世相もマスコミも一致して「政治改革に反対する者は抵抗勢力である。そして政治改革イコール小選挙区制である」とする風潮だったのです。声高な主張ばかり説明なく繰り返され、たまになされる説明もさっぱりわからなかったことに違和感を感じたのを記憶していたので、今さらながら経緯を知りたいと思ったのです。

番組は「秘録」という看板に偽りなく大変面白かったのですが、小選挙区比例代表制の善し悪しや、導入されたプロセスの善し悪しがスッキリわかったわけではありません。わかったのは、制度を変える・決めるというのはとても難しいことだなということです。顔や声になじみのある政治家たちがこの問題に対してどう考えどう振る舞ったか、初めて知ったことも多々ありました。番組の中身については、政党や派閥や個々の政治家の信念や利害が絡んで錯綜とした話なので、結論はおろかストーリーも竹を割ったようなものではありません。再放送があればぜひ見てください。

中身以外の感想を2つ、メモ代わりに書いておこうと思います。
ひとつは、ドキュメンタリーといいながらNHKに(民放でも)よく見られる「わかりやすい、感動的なストーリー」的演出を敢えて避けているのが良かったなと思いました。私はプロジェクトXがあまり好きでなかったのですが、それは取材を料理づけしてドラマに仕立て上げた臭いがプンプンしたためです。

もう一つは、制度や仕組みを決めるときに、その意図とは思いもよらない方向に他の政党・派閥・政治家たちや有権者たちが動く可能性を見極めることの難しさです。昨今の類似の例で言うと、来年10月からの消費税増税の景気対策として導入するポイント還元の悪用の懸念がありますね。なので政治家だけで「よかれ」と考えるのでなく、どうなるかをより広い知恵を借りて予測することはできないかということです。実際に悪用した人たちに知恵を借りるのはまずいのかもしれませんが、新聞にはときどきゲーム理論の専門家が面白い話を書いたりしています。ノーベル経済学賞ってどのくらい意味があるのかわかりませんが、アメリカでは政策決定時に諮問されることがあるらしいので、あながち無駄な話でもないのではないでしょうか。
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ゴーン逮捕・・・

2018-11-21 07:23:03 | 日々のこと(一般)
ウーン・・・

一昨日逮捕のニュースにビックリ。特捜部の本気度に、国益を大きく害するような逮捕に踏み切るということは、単なる会社への背任以外によほど悪いことをしたのか?それは何? と思いました。

昨日日産社長の会見を見て、あ、これは日産のクーデターだなと思いました。

そして今朝のニュースを見て、あ、これは国と国との経済戦争なのかな、と。

これからどう進展していくのでしょう? ドラマより面白いかもしれませんね。
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朝っぱらからスーパーに行って

2018-09-30 10:32:13 | 日々のこと(一般)
買い物して来た。もちろん台風が来るから。こんな時間に買い物するのは滅多にないけど、そこそこ混んでいた。

そしたら、前の北海道地震の直後から入荷が途絶えていた成分無調整牛乳が、大量に入荷していた。
今まで製造元を見ていなかったけれど、北海道なんだなと思って見たら、中部地方だった。
どういう因果関係なのかな?
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昨日からすごい雨。

2018-07-06 09:05:22 | 日々のこと(一般)
一日一足靴がぐっしょり。今朝は手持ち最強のスノーブーツにしたところ、さすがに滲みてこない。しかしズボンがびしょ濡れなのでもっと長く歩いていたらズボンを伝って靴の中が濡れたことでしょう。

それにしても道路が川になっている。目で見た感じとは異なる川筋なので、これがポテンシャルの谷筋なのかと興味津々。動画を撮ろうかと思ったけれど、ちょっと諦めたほどの豪雨。ところどころ歩幅より広い川が横切っている。浅そうに見えるところを三段飛び。なんとか靴を浸水させずに着いた。

学生達はもっと最強の靴を履いて登校していた。すなわち・・・
裸足にゴムゾーリ。これなら恐い物なしですね。
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地震の心配メールを

2018-06-18 13:45:01 | 日々のこと(一般)
いただいています。
ありがとうございます。いくつかいただいていますので、このブログにも様子を書いておこうと思います。
自分の経験では最も大きな地震でしたが、私も周囲も人的被害はいまのところ聞いていません。
強い揺れだったわりには、什器類の多少の移動や、本・物の落下で済んでいます。
ノートパソコンに繋げる大型モニターが机から落下していたのが一番大きな被害でした。
電気ガス水道も、知らない間に一時停電していたという以外は、正常です。停電が鬼門の装置類も正常動作していました。

交通機関がだいぶ止まっていて職場に来られない人が多い上、ネットもいま一つ完璧動作ではないので、仕事がしにくい状況になっています。いきおい、今日はネットにあまり頼らない仕事をしています。
私の周囲は今のところこんな感じです。

ニュースでは火事や倒壊もあって3人お亡くなりになった方がいらっしゃるようです。つつしんでおくやみ申し上げます。
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沖縄に出張し

2018-04-17 02:41:24 | 日々のこと(一般)
タクシーに乗りました。80才近い運転手さんが元気なのにビックリ。よく話しかけてきたが、話が面白い。
・「昨今のニュースで政治家や官僚は嘘ばかりついていて呆れる」
・「米軍の存在は確かに嫌だ。だがいなくなればいいというものでもない」
・「ベトナム戦争の時は戦場から帰ってまた行く米兵が大勢いた。みな精神的に惨めな状況で、束の間の余暇を町に繰り出していた。なんで俺がベトナムで戦争しなくちゃならないだ、と泣いて訴えられた。金は持っているからタクシーとしてはおいしい金蔓だった。前に黒人兵達の乗ったタクシーがいれば、金を弾むから追い抜けという」→返還前の話ですかと訊くと「そう。ドル払い。今でも紙幣は使える。コインは使わなくなったが」
・「返還前はヒガシュウヘイという人が行政主席で、立派な人だった」(スマホで検索すると比嘉秀平)。
・「このところ革新は選挙に負け続けている。政府補償もいらないからとにかく米軍は出て行けというだけで展望がないから」
・「ちょっと本社と連絡をとるから方言がわかるか聴いてください」→全くわからないというと「沖縄の若い人もわからなくなって来ている。3世代住まいが減ったから」
・「ユネスコの偉いさんを乗せたとき同じように聞かせたら、是非保存をと言われた」→若者向けに講演してはと言うと「そうなったら何時間でも喋ることはありますよ」
などなど。
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あけましておめでとうございます

2018-01-01 21:40:33 | 日々のこと(一般)
例年元日は初詣の様子を書くのですが、今年はワケ(というほどのことはないワケが)あって今日は行ってません。そこで別の話題を(というほどの話ではありませんが)ひとつ。

お正月の楽しみは年賀状を見ることですが、同じ人から2枚来ることがたまにあります。お忙しいんだろうなと苦笑しますが、文面まで違ってたりします。だいぶ前に書いて忘れたころもう一枚書いたのかなとか想像します。また、これは非常に稀ですが差出人が書いてないこともありました。これは処置に困ります。出していない人からだったら返事しないといけませんが、誰だかわからない。過去の賀状と全部比べて筆跡鑑定するなんてことはできないし。

そういえば去年の夏にドイツから日本語で書かれた絵葉書が来たのですが、これが差出人不明。バイロイト祝祭劇場の絵葉書で、「パルジファルとマイスタージンガーを観賞する機会を得ました。ワグナーやリストの博物館もあり、楽しめます」と書いてあるから、音楽仲間の誰かということはわかりますが、可能性が多すぎて・・・ま、音楽仲間も科学仲間も返事しないくらいで怒る人はいませんが、返事しようと思ってもできませんね・・・
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