詠里庵ぶろぐ

詠里庵

今日、法事を一つ

2008-06-29 23:57:25 | 日々のこと(一般)
終えました。なかなか会えない親戚と会え、年配の人の話が聞ける貴重な場でもあります。
今日の話で興味深かったのは、戦中の話。学校で軍歌ばかり繰り返し歌わされ、頭の中を軍歌がぐるぐる巡るようになって、あるとき校歌を歌うという場で急に思い出せなくなって歌えなかったという話。もう一つ、戦中戦後を台湾で過ごした人が、同じく戦中は日本の軍歌ばかり歌わされ、終戦時は逆に中国を歓迎する歌ばかり歌わされたという話。なんとその中国語の歌を今でも覚えていらっしゃって、余興で歌ったのです。いやはや大変な世の中だったという話でした。

(しかし私もいま、聞きたくもないタラコの歌を巷で聞かされ、いつのまにか頭をぐるぐる巡っていたりします。刷り込みしようとする主体がコマーシャリズムになっただけで、世の中大して変わっていないかもしれませんね。)

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ファジル・サイ

2008-06-28 23:36:13 | 日々のこと(音楽)
がアインシュタインのために交響曲を書くという噂を耳にしました。ちょっと考えつかなかった組み合わせ。本当ならいいのですが・・・期待。

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最近いまいち

2008-06-25 07:45:40 | 日々のこと(音楽)
かなという気もする毎日新聞ですが、ウミガラスの記事は頑張っています。種の保存活動はなかなか困難なようですね。作曲家も感じるところがあるのでしょう、広瀬量平は混声合唱組曲「海鳥の詩」を書いています。以前のブログでも紹介したことがありますが、20年ほど前ある合唱団の伴奏をしたことがあるので、少し懐かしくなって再度第1曲オロロン鳥、第2曲エトピリカを紹介します。(以前のブログでは高田三郎作曲と書いてしまいましたが、間違いですね。この曲と違って大変現代的なバイオリン協奏曲などいい曲を書いている広瀬量平の方でした。)
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いかにもSONY

2008-06-22 08:38:36 | サイエンス
らしい、有機ガラスの棒状スピーカーのニュース。これなら部屋の中で定位置に居なくてよさそうです。球状のものは大昔からVictorにありますが、これは多数のスピーカーを四方八方に向けて付け、球状ネットで覆ったもの。SONYのは音源そのものが棒状なのが今までにないテクノロジーで、興味を惹きます。

しかしSONYのサイトで値段を見たらいっぺんに興味が・・・
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用事があって

2008-06-19 08:21:33 | 日々のこと(一般)
ある県立高校を訪問する機会があったのですが、いやこんな高校があるのかと驚きました。お城へのアプローチのような緑あふれる登校路。歴史遺産のような瓦葺きの塀。風格のある正門と校舎。隣に城跡があったので、昔の城郭の半分くらいをそのまま学校にしたのでしょう。こんな高校に通う生徒さん達は幸せだろうなと思いましたが、実際明るくキリッとした感じでした。私は初めてでしたが、全国にはこんな学校たくさんあるのでしょうか。映画にでも映像残したらいいですね。
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なかなか土日

2008-06-16 08:22:24 | 日々のこと(音楽)
もなく出張や出勤が続きます。昨晩ウトウトしながらテレビのチャンネルを変えたら、ピアノを弾く手が大映し。ベートーベンのP協3の第2楽章。当然チャンネルを換える手は止まりました。しかしこれゲルバーそっくりの演奏だなと思ったら、顔が映って、ゲルバーでした。最近来ていたのか。グールドみたいに同じ曲は同じようには弾かない人もいますが、ゲルバーは何十年前と同じ。これもまたよし。

全集ものをそれほどは買わない私でしたが、去年ベートーベンのCD全集を買いました。これは往年の名演がずらりなのです。その中にゲルバーのP協3を見いだして、すばらしい、と思う一方、複雑な気持ちになりました。既にレコードを持っているからではありません。この全集、1枚200円強という超安値。裸のCDより安いのではないか? その中に、この曲の演奏としては最高と今でも思っているゲルバーの録音が入っているのですから。値段見ただけで「三流の演奏に違いない」と思う人が出るかもしれません。時が経てば往年の名演と言えど廉価盤になる運命でしょうか。

その逆もありました。昔のコロムビアの1000円シリーズのレコード。そのピアノ曲は大半のレコードがブレンデルでした。これ悪くないのではと思いつつ、少年の私は、廉価盤専属のピアニストというイメージを持ってしまっていました。その後のブレンデルが高い新譜盤シリーズに躍り出て活躍していることは周知の通りです。

入手の難易が価値に影響を与えるのは必然ですが、それに振り回されない価値判断をするのは大変ですね。
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バレー男子

2008-06-08 02:28:23 | 日々のこと(一般)
やりましたね。

ところで選手達よりも監督の方を、若干立場が似てるのでつい注目してしまう気がするのですが、スポーツには長嶋、野村など面白い人がいますね。この植田監督も面白いと思いませんか? 冷静な風貌なのに、負けたセットの後はサッと引き上げる沈着な振る舞いなのに、勝ったときは全然冷静じゃない。

落合、いい仕事していると思いますが、ちょっと自分が範とするタイプと違うかなという感じもあります。ではどういう監督を範とすべきだろう?
(私の場合、案外長嶋あたりかな)

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Korevaarさん

2008-06-07 01:29:43 | コンサート・CD案内
のCDを2枚聴きました。ご本人のサイトのCDページの2枚目と3枚目ですが(今日時点で)、ゴールドベルク変奏曲とベートーヴェンのソナタ3曲。

ゴールドベルク変奏曲と言えばグールドを思い浮かべるでしょう。グールドの二つのバージョン、非常に対比的ですが、やはりグールドですね。独特の乾いた感じがあります。どちらのバージョンも大好きな演奏ですが、一方で「これのアンチテーゼ的バッハ演奏もあるのではないか。刺激臭の一切しない、やさしく包み込むような」とずっと思っていました。

Korevaarさんの演奏はその答の一つのように思います。Korevaarさんの弾くドホナーニはめくるめく近代ロマンティシズムに溢れていますが、それとは全く違った面が楽しめました。もう一枚のベートーヴェンも基本的には同じ路線で、フリードリヒ・グルダのアンチテーゼみたいな演奏です。個人的にはこのところそういう路線で心地よさに浸りたい心境にあるので、ちょうど良かったという感じでした。

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