詠里庵ぶろぐ

詠里庵

打楽器

2006-05-27 07:13:13 | コンサート・CD案内
のCD紹介です。5月11日のブログで紹介した「ピアノ・フェーズ」が入っているCDで、ハンガリーのAmadinda Percussion Groupという打楽器演奏グループの最初のCD「Amadinda」。これを聴けば「こんなコンピューターみたいな演奏が人間に可能なのか?」と思うか「コンピューターはこのくらい正確かもしれないけどこんなに味のある演奏はできないだろう」と思うか。一応どんな雰囲気の曲目か、誤解を恐れずに文字表現してみましょう。

1.ISTVAN MARTA (1952)
 Doll's House Story (1985) [12'46"]
   アフリカの打楽器とガムラン音楽を混ぜたような音楽です。シンセサイザーも入っているようです。
2.LASZLO SARY (1940)
 Pebble Playing in a Pot (1978) [7'56"]
   ミニマル・ミュージックです。マリンバなので響きは4.のピアノ・フェーズに似てます。
3.JOHN CAGE (1912-1992)
 Second Construction (1940) [7'34"]
   打楽器と(おそらくプリペアードされた)ピアノのための曲で、曲想は「プリペアードピアノのためのソナタとインターリュード」のようなひょうきんな感じ。
4.STEVE REICH (1936)
 Piano Phase (1967) [Zsolt S?rk?ny,Zolt?n V?czi - marimbas] [11'45"]
   5月11日のブログ参照。
5.Traditional African music [4'03"]
   5音音階の筒を叩いているような音楽。大変面白い。終わり方もなかなか思いつかないユニークさで大変いい感じ。
 GEORGE HAMILTON GREEN(1893-1970)
6.a) Log Cabin Blues (Blue Fox Trot) [2'21"]
7.b) Charleston Capers [2'29"]
   以上二つはラグタイム。マリンバアンサンブルなので大きなアンティークオルゴールのような響き。スピード感とともに独特の浮遊感あり。
8.Traditional African music [5'18"]
   いかにもアフリカの感じ。草原とジャングルが見えるよう。
9.GEORGE HAMILTON GREEN
 Jovial Jasper (A Slow Drag) [6'20"]
   6.7.と同様。ただし遅めのラグタイム。

打楽器の音楽、面白いですよー。打楽器のレコードは昔はオーディオ装置の性能を見るのに格好な音源として、ことさら現代音楽ファンでなくても使われましたが。
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