詠里庵ぶろぐ

詠里庵

連休中に

2006-05-09 01:38:43 | 日々のこと(一般)
本格的な鼻風邪をひきました。不思議なことに私は普段は重い風邪をひくことはないのですが、ゴールデンウィークなど休みが続くとかえって風邪をひきます。よほどプロ意識に溢れた体なのか?
 鼻風邪のいやなのは嗅覚が消えてしまうことです。コーヒーを煎れても苦い味がするだけ。ダージリンもただの赤い湯。おいしい料理も味わいは10分の1くらいになります。こんなときにワインなど絶対あけない方がいいですね。一方、いやな臭いを感じなくていいじゃないかというかもしれませんが、そんなことはありません。知らない間に排気ガスを吸っていたりするのも困ります。

 それで思い出したのですが、4月18日のブログで
「子供の頃からいろんな文明の利器が出て来たけれど、ほとんどはなくてもどうということはない。しかしこれだけは本当にありがたい、これだけは昔に戻るのはいやだ、と私の同輩先輩が一致したものがあります。それは・・・」
と言ったっきりでした。忘れないうちに書いておきましょう。正解は・・・

水洗トイレでした。

 私が子供の頃でも大都市圏にはあったかもしれませんが、毎日普通に生活している分には家でも学校でも皆無でした。昔のトイレは汚かったし臭気が酷く他の部屋にも臭って来るし、中から巨大な蝿がブーンと出て来るし・・・蝿が出て来るということは、上から覗くと・・・やめましょう。これから食事の人にはごめんなさい。
 要するにテレビもパソコンも携帯もエアコンも冷蔵庫も「昔は無くて平気だったんだし、今だってとりたてて危急の必要性はない」と思っている年配の人たちでも、水洗トイレだけはああ本当にすばらしいと思える唯一の文明の利器だというわけです。(TOTOや下水道局の方々が聞いたら泣いて喜ぶでしょう)

 そういえば最近ハエを見ません。昔は家の中にもいっぱいいたし、ハエ取り紙とかいって、天井からつり下がったベタベタした両面テープ(ゴキブリホイホイのハエ版)にいっぱい蝿がくっついている情景が一般的でした。こういうのを「三丁目の夕日」に再現したら、もっと懐かしいと思うか、懐かしさを殺がれるか、どっちでしょうね?
コメント
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