一見ツタを壁にはわせたように見えますが、これはゴーヤのようです。ところどころ黄色い花が見えますが、近づいて見ると実が成っていたりします。ゴーヤ以外の植物も混ぜているようです。うちも朝顔をこんな風に育てていましたが、なかなかこの写真のように広い面積に濃淡なく一様に育てるのは難しいものです。この写真の家は2階もこんな具合で見事です。実はその様子全体を写したのですが、プライベート映像が写り込まないように切り出しました。
どうしますか? 乗っているときのことなら動き出すのを待つしかありませんが、駅で知ったときはそのまま待つか、諦めて代替手段を考えるか、悩ましいときがあります。
こんなとき、駅の放送で「車両故障のため」「人身事故のため」というときは待つことにしています。車両一つ具合悪くても、それを外して全線いずれ動き出し、代替手段に切り替えるより早く着くからです。
しかし「信号機の故障のため」「運行制御系統の不具合のため」というときは、諦めて代替手段に切り替えることにしています。経験上これらは復旧に時間がかかるからです。信号系統や制御系統は電車運行の命ですよね。
外国に行くと駅の放送が(英語以外はもちろん、英語でもビンビン残響すると)わからないので困りますが、これを聞き取ることができるといいんですけどね。まあ実際あまり困ったことはありませんが、ロンドンの地下鉄はよく途中で運行中止になる車両があるので、そういうときは困ります。
こんなとき、駅の放送で「車両故障のため」「人身事故のため」というときは待つことにしています。車両一つ具合悪くても、それを外して全線いずれ動き出し、代替手段に切り替えるより早く着くからです。
しかし「信号機の故障のため」「運行制御系統の不具合のため」というときは、諦めて代替手段に切り替えることにしています。経験上これらは復旧に時間がかかるからです。信号系統や制御系統は電車運行の命ですよね。
外国に行くと駅の放送が(英語以外はもちろん、英語でもビンビン残響すると)わからないので困りますが、これを聞き取ることができるといいんですけどね。まあ実際あまり困ったことはありませんが、ロンドンの地下鉄はよく途中で運行中止になる車両があるので、そういうときは困ります。
の設定温度を上げることが勧められているようです。私は普段、29~30度にしています。
これを見て偉い!と勘違いした人も、暑がりの私を知っていて「まさか!」と思った人も、まあまあ落ち着いて。これは自宅での話です。私はエアコンの温度設定を信用していないので、自分が快適なようにピッピッと上げ下げしています。落ち着いたころ設定温度を覗くと29~30度になっているのです。私は暑がりなので、真の温度はもっと低くなっていると思います。職場はというと、逆です。表示された設定温度より明らかに実際の温度の方が高いに違いないと感じます。
私がエアコンの温度設定を信用していないのは、日本のメーカーを疑っているわけではありません。これは温度制御の常識ですが、温度センサーの位置や風向き次第で実際に人が居るところの温度は大きく違って来ます。そういうことを無視して一律「設定温度は29度に」とお達しするのであれば、画一的でbureaucraticなことに思えます。
最近は電車や地下鉄の空調温度が上げられているので、立っていても座っていても汗がジトッと出て来ます。まちがって弱冷房車両なぞに乗ったら、暖房かと思うようなナマ暖かい風がモワっと顔に当たっていたたまれません。昨日などは電車から降りたらかえって涼しくてホッとしたほどです。
弱冷房車降りて涼しい不条理よ
などとヘタクソな川柳を思いついて気を紛らわしたほどです。電車の空調の設定温度をこんなに上げるくらいなら、いっそ空調を止めてしまって窓を開ける方がよほど涼しく、エコですよね。
これを見て偉い!と勘違いした人も、暑がりの私を知っていて「まさか!」と思った人も、まあまあ落ち着いて。これは自宅での話です。私はエアコンの温度設定を信用していないので、自分が快適なようにピッピッと上げ下げしています。落ち着いたころ設定温度を覗くと29~30度になっているのです。私は暑がりなので、真の温度はもっと低くなっていると思います。職場はというと、逆です。表示された設定温度より明らかに実際の温度の方が高いに違いないと感じます。
私がエアコンの温度設定を信用していないのは、日本のメーカーを疑っているわけではありません。これは温度制御の常識ですが、温度センサーの位置や風向き次第で実際に人が居るところの温度は大きく違って来ます。そういうことを無視して一律「設定温度は29度に」とお達しするのであれば、画一的でbureaucraticなことに思えます。
最近は電車や地下鉄の空調温度が上げられているので、立っていても座っていても汗がジトッと出て来ます。まちがって弱冷房車両なぞに乗ったら、暖房かと思うようなナマ暖かい風がモワっと顔に当たっていたたまれません。昨日などは電車から降りたらかえって涼しくてホッとしたほどです。
弱冷房車降りて涼しい不条理よ
などとヘタクソな川柳を思いついて気を紛らわしたほどです。電車の空調の設定温度をこんなに上げるくらいなら、いっそ空調を止めてしまって窓を開ける方がよほど涼しく、エコですよね。
のことはブログにTwitterに皆が書いているらしいので、そういうときは私は書かない、と思ったんですが、やっぱりすごかったですねぇ。絶対負けないという意志力と神がかり的展開がこんなにも絡み合って推進し合う状況は驚くばかり。いやー実はliveを見ようと3時前にいったん起きたんですが、不覚にもまた眠ってしまったんです。ちょっと目覚ましのセット時刻が早すぎましたね。
ところでなでしこ優勝の経済効果が1兆円という試算があるそうです。私は経済は得意ではありませんが、興味はあります。1兆円という値はどうやって出したんでしょう。「ユニホームなど関連グッズの売り上げ増も見込まれるから」らしいのですが、国民一人あたり平均1万円も買うのでしょうか。私はなでしこJAPANに感服し尊敬はしますが、関連グッズは多分買わないでしょう。少々いい加減な見積もりですが、仮に9割が私みたいに買わない人で1割が熱狂的なグッズ購入層だとして、購入層が一人平均10万円買えば1兆円になりますが・・・
もっとも、「若者層を中心に自粛ムードの緩和は裾野まで広がる」「沢穂希選手らの企業CM起用による効果」「『海外の日本への注目が強まった』として、日本製品の売り上げが伸び、訪日観光客が増える」とまで言われれば、そうなのかもしれません。試算したのはCM総合研究所といって、なんでもコマーシャルの効果のコンサルティングでは頼りにされているところらしいので、それなりの根拠はあるのでしょう。仮に1兆円の10分の1としても、100分の1としても、すごい人達です。
ところでなでしこ優勝の経済効果が1兆円という試算があるそうです。私は経済は得意ではありませんが、興味はあります。1兆円という値はどうやって出したんでしょう。「ユニホームなど関連グッズの売り上げ増も見込まれるから」らしいのですが、国民一人あたり平均1万円も買うのでしょうか。私はなでしこJAPANに感服し尊敬はしますが、関連グッズは多分買わないでしょう。少々いい加減な見積もりですが、仮に9割が私みたいに買わない人で1割が熱狂的なグッズ購入層だとして、購入層が一人平均10万円買えば1兆円になりますが・・・
もっとも、「若者層を中心に自粛ムードの緩和は裾野まで広がる」「沢穂希選手らの企業CM起用による効果」「『海外の日本への注目が強まった』として、日本製品の売り上げが伸び、訪日観光客が増える」とまで言われれば、そうなのかもしれません。試算したのはCM総合研究所といって、なんでもコマーシャルの効果のコンサルティングでは頼りにされているところらしいので、それなりの根拠はあるのでしょう。仮に1兆円の10分の1としても、100分の1としても、すごい人達です。
で飲み会がありました。学生が買い物上手で、値段の割に(まだ集金が来ていませんが)リッチでした。さらにスコットランドシンポジウム帰りのポスドクが"スモーキー"なスコッチを、就活で酒の名産地に行ってきた学生が味わい深い地酒を、事務の方が手作りおつまみを、あと私のチェコ酒等々、差し入れもにぎやかでした。
それにしても学生たちの飲み方は無邪気です。お酒に詳しいわけではない私でも「あ、この酒はすぐ飲まずに香りを楽しんでから」「その酒は薄めてゴクゴクよりはまずそのまま少しずつ口に含んで」など、少し先輩風を吹かせられます。「舌の上を転がすように」と言ったら「えーどうやるんですかー」と言うので、「すべての分子を味蕾に接触させる感じで」と言ったら、苦笑しつつもモゴモゴやっていました。
ま、研究もお酒の飲み方も成長していますね。
それにしても学生たちの飲み方は無邪気です。お酒に詳しいわけではない私でも「あ、この酒はすぐ飲まずに香りを楽しんでから」「その酒は薄めてゴクゴクよりはまずそのまま少しずつ口に含んで」など、少し先輩風を吹かせられます。「舌の上を転がすように」と言ったら「えーどうやるんですかー」と言うので、「すべての分子を味蕾に接触させる感じで」と言ったら、苦笑しつつもモゴモゴやっていました。
ま、研究もお酒の飲み方も成長していますね。
の続きです。食べ物というより飲み物ですが、以前は普通に並んでいた自分好みの野菜ジュースがなかなか見つからなくなりました。V8とかカゴメなどのありきたりな食塩無添加のものが好きなのですが。ネットで買えるようですが、ネットショッピングは最後の手段と思う私としては店に置いていて欲しいのです。でも店では果汁混合の甘いものばかり。たまに食塩無添加野菜のみというのを買っても、人参が入っていて、やはり甘い。そしてコクがありすぎる。人参ジュースは人参ジュースでいいのですが、野菜ジュースと混ぜないで欲しいなぁ。昔ながらの食塩無添加野菜ジュースやトマトジュースは、喉を通過するときに独特のスッキリした清涼感があります。最近はそういうのよりは甘かったりスープのような濃い味のものが流行っているのでしょうか。
あとペットボトルの野菜ジュースというのが慣れないんですよね。野菜ジュースはペットボトルとかコップで飲むのはなんか気分が出ません。缶から直接飲む、開けたら新鮮なうちに一気に飲み切る、これが一番。缶にこだわるのも最近買いにくくなった原因かもしれませんね。
あとペットボトルの野菜ジュースというのが慣れないんですよね。野菜ジュースはペットボトルとかコップで飲むのはなんか気分が出ません。缶から直接飲む、開けたら新鮮なうちに一気に飲み切る、これが一番。缶にこだわるのも最近買いにくくなった原因かもしれませんね。
という番組があります。ちょうどいま特集をやっていましたが、普段はNHKの「おはよう日本」の中で短い時間放映されるものです。あ、これいいね、というようなちょっとした新製品を紹介するので、見ていてなかなか楽しいものです。
とても便利そうなものばかりなので、見ているときは買おうかなと思ったりするのですが、まだ買ったことはありません。出勤すれば忘れてしまうということもあるのですが、よく考えると、これらの小物を次々と買っていたら、どこにしまうかが問題になります。常時使うものではないものが多いのでどこかに置いておくことになりますが、置き場所を忘れたり、そのうち買ったこと自体を忘れたりしそうです。
ま、この番組は「必要は発明の母」と「不必要も発明の母」を思い出させてくれる、発想の活性化源として楽しみましょう。
#それにしても毎日毎日よくネタが尽きないものです。昔NHKと民放の番組制作のお手伝いをしたことがありますが、民放は撮影した材料から半分くらいを放映していましたが、NHKは下調べにずいぶん手間暇とお金をかけ、長時間撮影した材料のほんの一部を厳選して本放映向けに仕上げるんだなと思ったことがあります。
とても便利そうなものばかりなので、見ているときは買おうかなと思ったりするのですが、まだ買ったことはありません。出勤すれば忘れてしまうということもあるのですが、よく考えると、これらの小物を次々と買っていたら、どこにしまうかが問題になります。常時使うものではないものが多いのでどこかに置いておくことになりますが、置き場所を忘れたり、そのうち買ったこと自体を忘れたりしそうです。
ま、この番組は「必要は発明の母」と「不必要も発明の母」を思い出させてくれる、発想の活性化源として楽しみましょう。
#それにしても毎日毎日よくネタが尽きないものです。昔NHKと民放の番組制作のお手伝いをしたことがありますが、民放は撮影した材料から半分くらいを放映していましたが、NHKは下調べにずいぶん手間暇とお金をかけ、長時間撮影した材料のほんの一部を厳選して本放映向けに仕上げるんだなと思ったことがあります。
が成っていました。枝の幹から直接垂れ下がっている緑のサヤ(右上)と、より熟した紫褐色のサヤ(右下)です。見るからに食べられなさそうな実ですが、まごうことなきマメ科のかわいいサヤ。2ヶ月前の写真を探したら、似ても似つかぬ外観(左)が見つかりました。木肌が見えないほど赤紫の花をまぶしたような状態です。
に入りました。なんていい気持ち。
いやシャワーは毎日してましたけど。広さと天井の高さで欧米に大きく劣る日本の住宅事情ですが、風呂だけは完全に勝っていますね。せめてバスタブがあればよかったのですが、半畳ほどのせせこましいシャワーだけというのは、ヨーロッパの大学付随の宿舎はどこも似たようなものです。
それにしても機内で見た日本のニュース、政局がくだらないことになっていて驚きました。まだ右往左往しそうで、これでは先行きどうなるのか何も信じられませんね。諸外国だってしばらく日本とは約束事はできないと思っているでしょう。しばらくで済めばいいのですが、なんとか明治維新みたいに大物がぞろぞろ出て来てくれませんかね。
風呂(と朝食)を除けば、ヨーロッパはいいことずくめ。
またおいおい。
いやシャワーは毎日してましたけど。広さと天井の高さで欧米に大きく劣る日本の住宅事情ですが、風呂だけは完全に勝っていますね。せめてバスタブがあればよかったのですが、半畳ほどのせせこましいシャワーだけというのは、ヨーロッパの大学付随の宿舎はどこも似たようなものです。
それにしても機内で見た日本のニュース、政局がくだらないことになっていて驚きました。まだ右往左往しそうで、これでは先行きどうなるのか何も信じられませんね。諸外国だってしばらく日本とは約束事はできないと思っているでしょう。しばらくで済めばいいのですが、なんとか明治維新みたいに大物がぞろぞろ出て来てくれませんかね。
風呂(と朝食)を除けば、ヨーロッパはいいことずくめ。
またおいおい。
ですね。といっても今年は6月になった会社も多いようで、学生さんも少々例年と勝手が違うようです。
最近は面接でどんなことを訊かれるんでしょうね。私の頃は定番の質問として、最近読んだ本は?とか、尊敬する人は?とか、座右の銘は?など、いくつかありましたが。
私のときもさっそく座右の銘を訊かれました。既存の銘でなく、そのころ考えていたことを答えました。
「不必要は発明の母」
ほう、どういう意味ですかと訊くので、必要は発明の母というのは当たり前ですが、こういうものが欲しいとあらかじめわかっているものより、「気がつかなかった、そういうものがあってみれば使いたい」というものを開拓して行きたい、とかなんとか言ったのです。面白いね、とか受けたようで、折しもその企業は手堅いインフラ整備から攻めに将来像を据えようとしていたようで、マッチングしました。
ま、それはそれでいいのですが、最近は便利な世の中になりすぎて、こんなものよく考えると要らないんだけど、なぜか持ってしまっているなぁという所持品が増えています。カードも何か支払いのために作らざるを得ないのですが、もっと統一できないものでしょうか。持ち物を増やしたくないのに増えてしまいます。ポイントカードなども極力作りません。個人情報が欲しいだけでしょうから。
新たに座右の銘を「不必要は仕分け、研究はノー仕分け」とでもしますか。んーいまいちゴロがよくないな。
最近は面接でどんなことを訊かれるんでしょうね。私の頃は定番の質問として、最近読んだ本は?とか、尊敬する人は?とか、座右の銘は?など、いくつかありましたが。
私のときもさっそく座右の銘を訊かれました。既存の銘でなく、そのころ考えていたことを答えました。
「不必要は発明の母」
ほう、どういう意味ですかと訊くので、必要は発明の母というのは当たり前ですが、こういうものが欲しいとあらかじめわかっているものより、「気がつかなかった、そういうものがあってみれば使いたい」というものを開拓して行きたい、とかなんとか言ったのです。面白いね、とか受けたようで、折しもその企業は手堅いインフラ整備から攻めに将来像を据えようとしていたようで、マッチングしました。
ま、それはそれでいいのですが、最近は便利な世の中になりすぎて、こんなものよく考えると要らないんだけど、なぜか持ってしまっているなぁという所持品が増えています。カードも何か支払いのために作らざるを得ないのですが、もっと統一できないものでしょうか。持ち物を増やしたくないのに増えてしまいます。ポイントカードなども極力作りません。個人情報が欲しいだけでしょうから。
新たに座右の銘を「不必要は仕分け、研究はノー仕分け」とでもしますか。んーいまいちゴロがよくないな。
など、大学教員は忙殺される季節の一つのさなかにあります。自分が学生だったころ教授室に行くといつも先生はうずたかく積まれた書類に囲まれて、そのころはパソコンがありませんから、かりかりカリカリと何か書類を書いています。そんなに書類作成の仕事が多いのかと学生ながら思いましたが、そのころの先生方が私たちに決まって言うのは「今の先生達は我々の頃に比べてメチャクチャ忙しいね。そんなんじゃダメだよ」ということです。ダメったって、じゃあ書類の種類と数を増やしているのは誰?
ある下っ端でないお役人さんとの雑談で、こんなにたくさん書類を書かせて本当に誰かが読んでいるのか、また一つ一つ異なる書式指定されて大変な作業なので大幅に簡略化すべきではないか、と訊きました。ついでに、文房具のようなものさえ納品があっても検収が終わらなければ開封して使うことができないというのは、全国的に考えれば膨大な時間の損失ではないか。昔の教授達はこんなばかなことは無かったと言ってるぞ、とたたみかけました。
そこでどんな答えが返って来たと思います?
「昔は教授性善説に立っていたんです。今はそれではダメなんです」ですと。
しかしこれは妙に説得力があるので困ります。誰でもすぐに思いつくのが某A大学のあの教授と某B大学のあの教授。こんなとんでもない人達(の他にも情けない小悪党たちがいるかもしれませんが、そんな一握り)のせいで全国的に苦労させられるのか。
で、矛先はお上から情けない人達へと向かってしまうのですが、いや、そういう人達を生む世相の変化へと向かってしまうのですが、やっぱり昔の人達は沽券というか矜持というか、皆そういうのがあったよねぇと思ってしまいます。最近はなんだか政治家にせよなんとか安全委員会にせよ某企業のトップにせよ・・・
いや話がずれて発散しそうなのでこの辺にしておきます。
ある下っ端でないお役人さんとの雑談で、こんなにたくさん書類を書かせて本当に誰かが読んでいるのか、また一つ一つ異なる書式指定されて大変な作業なので大幅に簡略化すべきではないか、と訊きました。ついでに、文房具のようなものさえ納品があっても検収が終わらなければ開封して使うことができないというのは、全国的に考えれば膨大な時間の損失ではないか。昔の教授達はこんなばかなことは無かったと言ってるぞ、とたたみかけました。
そこでどんな答えが返って来たと思います?
「昔は教授性善説に立っていたんです。今はそれではダメなんです」ですと。
しかしこれは妙に説得力があるので困ります。誰でもすぐに思いつくのが某A大学のあの教授と某B大学のあの教授。こんなとんでもない人達(の他にも情けない小悪党たちがいるかもしれませんが、そんな一握り)のせいで全国的に苦労させられるのか。
で、矛先はお上から情けない人達へと向かってしまうのですが、いや、そういう人達を生む世相の変化へと向かってしまうのですが、やっぱり昔の人達は沽券というか矜持というか、皆そういうのがあったよねぇと思ってしまいます。最近はなんだか政治家にせよなんとか安全委員会にせよ某企業のトップにせよ・・・
いや話がずれて発散しそうなのでこの辺にしておきます。
に花見に行ったという同僚の談によると、例年の1/3ほどの人出で、場所取りに何の苦労もなかったどころか、すき間でキャッチボールくらいしようと思ったらできそうだったと言います。
これでは関東並みです。贅沢をせよとか煌々とライトアップせよとか言いません。被災地を思いやる気持ちも大事だとは思います。でもこの調子でいろんな活動を抑えていたら本当に活力が無くなってしまいます。こんなときだからこそ心も体も栄養をつけないといけないと思います。
これでは関東並みです。贅沢をせよとか煌々とライトアップせよとか言いません。被災地を思いやる気持ちも大事だとは思います。でもこの調子でいろんな活動を抑えていたら本当に活力が無くなってしまいます。こんなときだからこそ心も体も栄養をつけないといけないと思います。
分かります? 前に花梨(カリン)ジャムについて書きましたが、そのカリンの花です。ついこのまえ実が成っていたと思ったら、もう咲くんですね。そういえば実の成るバラ科の花は梅桃桜リンゴなど、今ごろが多いですね。写真のように葉っぱもたくさん出ているし、大変だなあ。いや大変というのは、実をつけるのも花を咲かせるのも葉を茂らせるのも植物にとっては大仕事らしいので。年間を通して休みなく頑張っているんですね。
写真だと大きさがわかりにくいですが、直径5cmくらい。梅桃桜リンゴに比べれば大きいですね。葉っぱが桜の葉に似ているので大きさが想像できるでしょう。
写真だと大きさがわかりにくいですが、直径5cmくらい。梅桃桜リンゴに比べれば大きいですね。葉っぱが桜の葉に似ているので大きさが想像できるでしょう。
していたら、桜並木の下で家族連れが大勢、弁当をひろげてくつろいでいます。明るい空と五分咲きほどの桜をいただく緑の草地を思い思いに動き回る幼児たち。それを視線で追う親ごさんや祖父母さんたちの笑み溢れる顔。
と、すれ違いざまにどっかで見たような人がひとり。垂れ眉の、退職後風のおじいさんでした。贅沢の真逆のような身なりにもかかわらず、ピンとした背筋と柔和な眼光からは賢さが隠せていませんでした。誰だっけと思い出そうとしていたら、妻に「白川日銀総裁だったね」と言われて思い出しました。
何を思って散歩していたんでしょう。市場介入や国債引き受けなど、冷却装置の故障した原子力のように手なずけにくい経済を相手に、この国難を乗り切る難しい判断を任されている人です。そういう人は緑の中を歩く気分転換が不可欠ですが、それと同時に、この平和な社会をまもらねばと思ったのではないでしょうか。
と、すれ違いざまにどっかで見たような人がひとり。垂れ眉の、退職後風のおじいさんでした。贅沢の真逆のような身なりにもかかわらず、ピンとした背筋と柔和な眼光からは賢さが隠せていませんでした。誰だっけと思い出そうとしていたら、妻に「白川日銀総裁だったね」と言われて思い出しました。
何を思って散歩していたんでしょう。市場介入や国債引き受けなど、冷却装置の故障した原子力のように手なずけにくい経済を相手に、この国難を乗り切る難しい判断を任されている人です。そういう人は緑の中を歩く気分転換が不可欠ですが、それと同時に、この平和な社会をまもらねばと思ったのではないでしょうか。
が、今年度中に癒えるとは思えない震災の大きな傷跡を抱えての年度明けです。特に産業・経済の活動低下と全国に広がりそうな電力不足は、あとからボディーブローのように長期に効いて来そうで、また原発も解決の行き先が見通せているわけではなく、不安を隠せといってもできない幕開けです。
もちろん日本の歴史を見れば危機のたびに立ち直っているので、今度もそうだろうとは思えるのですが、放っておけば直るといった程度でない大きな傷なので、何か意識的な、そして葛藤を伴う立ち直りが不可欠な気がします。
おそらくそれは、単なる復旧でなく、新たな復興、あるいは新興あるいは脱皮・革新といったものでなければならないのではないでしょうか。戦国時代からの脱却も、明治維新も、列強支配阻止も、関東大震災からの復興も、戦後復興も、阪神大震災からの復興も、どれ一つとっても「元に戻す」ことはやっておらず、「生まれ変わり」になっています。
だから、元に戻そうという発想は積極的に捨てた方がいいのではないでしょうか。去年あたりから日本は閉塞感を破って変わらなきゃという気運になっていますが、必ずしもみんなに浸透しているかどうかという感じでした。しかしさすがに今度は全ての人が驚愕と不安と一体感をもって、これはなんとかしなくちゃと思っているのではないでしょうか。いや、そうでなければ。
もちろん日本の歴史を見れば危機のたびに立ち直っているので、今度もそうだろうとは思えるのですが、放っておけば直るといった程度でない大きな傷なので、何か意識的な、そして葛藤を伴う立ち直りが不可欠な気がします。
おそらくそれは、単なる復旧でなく、新たな復興、あるいは新興あるいは脱皮・革新といったものでなければならないのではないでしょうか。戦国時代からの脱却も、明治維新も、列強支配阻止も、関東大震災からの復興も、戦後復興も、阪神大震災からの復興も、どれ一つとっても「元に戻す」ことはやっておらず、「生まれ変わり」になっています。
だから、元に戻そうという発想は積極的に捨てた方がいいのではないでしょうか。去年あたりから日本は閉塞感を破って変わらなきゃという気運になっていますが、必ずしもみんなに浸透しているかどうかという感じでした。しかしさすがに今度は全ての人が驚愕と不安と一体感をもって、これはなんとかしなくちゃと思っているのではないでしょうか。いや、そうでなければ。