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ELEKIT TU-8200R 基板の組立て こだわりパーツを半田付け

2023年04月05日 | 真空管アンプ

コダワリのパーツを集めるのに随分と時間がかかりましたが、、

ようやく揃ってきましたので基板への半田付けをスタート

キットですから説明書もあり、懇切丁寧なご指導により気持ちよくスイスイ進みます~

マズはAmtrans=アムトランス社製の抵抗からです。やっぱり海外製品とは違って寸法もバッチリ決まっているし、パターン面の半田のノリも良く スィーと流れてくれるのでストレスフリーですわ  コレが中華製とかだと寸法もいい加減なので部品の納まりが悪かったり、半田の流れが悪かったりで とってもイライラさせられます!!

小さいパーツから順番に取付け、背の高いモノは最後になります。説明書にキッチリと取付の順番まで書かれているので実にスムーズに組み立てられますわ~

一般的な基板ですと このように部品が見えてる面が上側になりますが、コチラの場合は ひっくり返しになり部品面が下側になります。それと云うのも、真空管を取付ける面を上にする為には そうするしか無かったのでしょ なので ひっ繰り返して真空管ソケットを取り付け

コチラの面だけを見ますと 先程の喧噪(パーツの乱立)が ウ ソ の様に感じますネ

 

ここまでサラ~ッと紹介しましたが、せっかくですから 少しだけ『コダワリ』の部分を解説

以前のブログでブリッジ整流回路について どうしてもSiC-SBDシリコンカーバイドショットキーバリアダイオードを使用しなければ気が済まない   として、わざわざブリッジ整流の基板を作製したことを書きました 

  今回は そのスペシャルパーツを組み込みました

基板の脇にあるのがSic-SBDで組んだブリッジ整流回路です。それを白矢印の様に基板に取り付けるわけですが、、 サイズ的に納まるかどうかギリギリのところです。

周囲のパーツの方々には肩身の狭い思いをさせてしまっておりますが、どうにか こうにか 何とか無事に納まりました と云うか無理矢理にも納めてしまいましたわ・・ 本来は垂直に立てて取付すべく黒の電解コンデンサも苦肉の策にて横たわってもらいました

もう一つの『コダワリのパーツ』がコチラ 黄色の矢印

特に目立つわけでもなく ごく自然に基板に納まっておりますネェ~

以前のブログでコチラもじっくり解説しましたが、今回初めての使用となるオイルコンデンサです。マニアには ”ビタミンQ” で通じる? 別名というか愛称が『ブラックキャンディ』というコンデンサ  初めてのパーツですから、どんなサウンドが聴けるのか?実に楽しみなわけです。  

  ネット検索にて見掛けた記事なのですが、相当なコダワリのオーディオマニアの方が TU-8200R の改造(部品のグレードアップ)を手掛けておられまして、その写真がコチラ(元は同じ基板だったはず)

   私のコダワリのパーツより数ランク上 という感じなのです!!

何と云っても、、 

    極め付けは、、 

透明フィルムに包まれた金属の円筒型が4本 横たわっておられます

コチラもオイルコンデンサなのです!! それも米国アリゾナ社製オイルコンデンサでありまして1本が5千円以上もするという超高級品ですわ~ 恐ろし~ 恐るべし~

 

将来的にはコノ  アリゾナオイルコンも目指したいと思いつつ、  慎ましく組立て作業を続けていこうと思っておりますぅ・・


ELEKIT TU-8200R こだわりの互換パーツ 高級出力トランス LUNDAHL オイルコン ブラックキャンディ

2023年03月30日 | 真空管アンプ

ELEKIT TU-8200R について、こだわりの互換パーツについては 既に十分 食傷気味 でしょうけれど、、

どうしても紹介せずにはおれん、今回の互換パーツのなかで 極め付け!!

ここまで達すれば 恐らくは合格点がもらえる? だろうと思われます

   それが コチラ

見掛けは どうって事ない、単なる金属のカタマリですわ・・  

が、しか~し この金属のカタマリは、 

なんと コノ たった2ケで キット(ELEKIT TU-8200R)本体一式の価格よりも高い!! (実は私がこのブログで大手家電量販店で65千円で販売中と記載したのですが、つい最近にイキナリ価格改定があり2万円もアップしておりました~残念)

以前のブログでも書きましたが、そもそも球アンプの出力トランスの優劣を確認したいが故にTU-8200Rをレンタルしたわけです。その結果 そのサウンドに魅了され遂には購入してしまったわけですが、どうやら決め手は この スウェーデンの LUNDAHL ルンダール社製の出力トランスだろうと予想しております。

空間に楽器の音像がクッキリとシャープに定位するのは聴いて気持ちの良いものだし、ステレオサウンドの一つの到達点とも云えるでしょう。

という様に本体一式よりも高価なLUNDAHL社製の出力トランスを入手したわけです。

上記は雑誌の広告ですが、実にマニアの購買欲をくすぐる名文句・殺し文句 が見受けられますわ~ 結局は 私なんぞはイチコロですぅ  しかし、何しろ高価ですから当然ながら海外パーツサイトから直接購入を検討しました。かなり探したのですが どうしても同じ型番が見付からず苦戦 そのうえ 7、8年前?でしょうか、スウェーデンの業者からSEASのスピーカーユニット等(audio-proのAvantek Fiveにて使用)を輸入した際に、かつて支払った事のない輸入関税をタップリ払わされた”苦い経験”があるので北欧からの輸入は敬遠したかったわけです。それまで中国からがメインながら米国やカナダからも機材やパーツを個人輸入してきましたが、海外業者は個人輸入の通例?として 商品名やら価格には曖昧・適当な記述をして関税が掛からないようにしてくれておりました。それに対してスウェーデンの業者さんは生真面目なのか わざわざ全商品の物品名、価格、重量等をリストにして梱包箱に貼付けてきたわけです。確かに、それが正しい方法だとは思いますが、、 せっかく苦労して国内調達より割安に入手しようとしたのに 努力が水の泡でした~ そんな経緯もあり今回は国内業者さんより購入しました。

果たして、期待通り 或いは 広告通り素晴らしいサウンドが得られるかどうか は組立て終って しばらくエージングを進めないことには真偽のほどを確かめられませんが、、 大いに期待するところです!!

 

   ブラックキャンディ オイル・コンデンサー

コチラも私にとっては高額でしたわ~

上に4ケ並んでいるのがブラックキャンディです 下列の四角い2本足はキット付属の高級フィルムコンデンサー

半導体アンプでは、音質に影響が大きいと思われる箇所には数百円程度のフィルムコンデンサーを使い マァマァ満足のゆく音質が得られておりました。コレだと広帯域でS/Nの良い音質が得られるのですが、どちらかと云えば音が ”薄っぺらい” 印象になりがちでした。それに対して 球アンプでは 中域にボリュームをもってきた分厚く・太い音を目指したいわけです。そこで登場したのがオイルコンデンサー 

1960~70年代前後には高音質で良質なオイルコンデンサが沢山生産されていたらしいのですが、当時の密閉技術が未熟だった為に 経年劣化で中身のオイルが乾燥してしまい現在では実用品が残っていないらしいです。そこで、こよなく球アンプを愛する 一部のマニアの為に、かつてのオイルコンデンサを復元してくれる貴重なメーカーがありまして ようやく入手できたのです。まだ勉強不足なので詳しくはないのですが、ブラックキャンディというのは その形状からの俗称・愛称であり、他にはオレンジドロップとかトロピカルフィッシュというコンデンサもあるようです。また別名称として『ビタミンQ』とも呼ばれるようで コチラは中身に使用しているオイルの種類がビタミンQということらしいです。従って球アンプのマニア間では、パスコンはビタミンQ と云えば サウンドのお好み傾向が伝わるみたいですわ~

   オヤイデ ステンレス スパイク OSP-SS

球アンプをお使いの方々は余り使用しないかも知れませんが、、 何せ重量が10kg前後もありますからネェ・・ 下手に先の尖ったスパイクならば置き台に 突き刺さってしまいます。

それでも個人的好みとして、どうしてもスパイクにしたかった!!

アレコレかなり探し回り ようやくコチラに辿り着きました。TU-8200Rの底板には付属のインシュレーター(要するに丸い足)取付用に4mmのネジ穴があります。

左の丸足がキット付属のインシュレータ 右がオヤイデの4mmネジ径のステンレススパイク

一般的なスパイクは6mmネジ径なので、それだと底板の工作が必要となり面倒臭いので いささか小振りなのは我慢するとしてコチラを選択 このままネジ込めるので極めて簡便ですわ  本来ならば初めに付属の丸足インシュレータを取り付け じっくりと試聴した後に、スパイクに付け替え 音質の変化を楽しむ というのが常道なのでしょうが、、 コチラも手間を省きたいので いきなりスパイクを取付けることに

 

では、では、、 そろそろ 

  組立てに取り掛かることにしますわ


ELEKIT TU-8200R こだわりの互換パーツ ALPS RH2702、FURUTECH、cardas、SiC-SBD、オヤイデ

2023年03月23日 | 真空管アンプ

真空管アンプのキット販売を手掛けるELEKIT=エレキット の シングル球アンプ TU-8200R を入手し、普通の方ならばスグに組立を始めるところですが、、

コチラのアンプキットは 回路的にも基板そのものにも 設計者の相当なコダワリが込められております!! 私の知識・能力では解析不能な高級な回路(アクティブオートバイアス等)も搭載されていたり、基板の入力信号ラインが 螺旋の様な幾何学的パターン となっており外来ノイズの影響を受けにくくなっていたり と、マニアを喜ばせる工夫が凝らされております。

そんなわけですから 当方としても、出来る限りの部分で 考えられるベスト(勿論、予算内で) のパーツ に互換して組み立ててやろう という魂胆であります。 

で、少しずつ取り集めたパーツを紹介しますと、、

   ボリュームには強力なコダワリ ALPS RH2702

キットとなると どうしてもコスト制約(高いと売れない)があり、残念ながらケチれるパーツは性能を保てるギリギリのモノを選ぶことになります。コチラのキットに付属しているボリュームも、音質的には余り期待できない感じのモノでした。 そこで以前から利用していて 音質的にも満足できる 中華製24ステップ・アッテネータを取り付けようと考えて、放置している サブ・アンプ LUXMAN LV-103 から取り外しておきました。

写真の後列に鎮座まします シルバー に輝く円筒形 が24ステップの高級アッテネータであります。 

とっ、 ところが、 ところが、、 当該キット TU-8200R にては ボリュームに振り当てられたスペースが そこまで広くはなかった!! ガッカリ~ 残念ながら納まりませんでしたわ~

なので仕方なく もう少し小振りなモノを選ぶしかない状況  で、普通ならばボリュームでは定評ある国産メーカーの ALPS社製 RH2702 がファーストチョイス なんですが、、  あくまで音質の好み?によるものかと思いますが、私の場合 可変抵抗よりアッテネータを選んでしまいます。上記写真には同じようなパーツが並んでますが、右側が正真正銘ALPS=アルプス社のRH2702(古いので型番は異なるかも?)で、左側は中華製の23ステップのアッテネータなのです。 果たして、ここまで同じ外観の製品(さすが中華製)を作っていいものか? という位そっくり ですが中身は全く異なるパーツなのです。

 

   入力端子 を 米国cardas社 ロジウムメッキ RCA 端子 へ

入力端子についても同様な感じで キットには一般的な普及タイプのRCA端子が付属されておりました。

左が付属品で、右が米国cardas製 ロジウムメッキRCA入力端子です。 TU-8200Rには入力端子が2系統あるので 片方だけcardasにしようと考えてます。 しかし、もしかすると2系統ともcardasにする事になるかも?と云うのは組み上げてみないと音質の差が判らないので一旦組み上げ後に判断することとします。

 

   ヒューズも音質劣化の要因かも? フルテック + サーキットプロテクタ

電気製品には過電流に対する安全策としてガラス管ヒューズが取り付けられております。ただし、電源電流にヒューズが入ると音質が劣化(マニア以外は気にならない)してしまいます。なのでガラス管ヒューズでも高音質を謳った製品もあり数千円もするモノもありますが、万一 回路かパーツにトラブルが発生し 安全のためにその高級ヒューズが溶断してしまったら、、 一瞬にして数千円がパァですわ!!

そんな心配を一掃してくれるのが上写真の右側の四角くてレバーの付いたパーツ=サーキットプロテクタです。レバーをONにすると導通し、万一トラブル発生するとブレーカー(住宅の玄関壁にあるブレーカーと同じ)として働き カチッ とレバーが落ちて電源が切れるわけです。このように電源スイッチの替わりにもなるので コレだけでヒューズと電源スイッチが賄えて便利 おまけに内部電極が音質劣化しにくい材質になっているので音質にも安心なわけです。

今回は電源コードを差し込むACインレットにもこだわってみましたヨ FURUTECH INLET-R  ケーブル・接続金具類には定評ある国産メーカー フルテック社製 ACインレット ロジウムメッキ です コチラはクライオ処理も施されているらしいので 更にマニア心をくすぐってくれます

 

   ブリッジダイオード ケリー社製 Sic-SBD

このTU-8200Rには、R・L独立のB電源回路、直流ヒーター電源、オートバイアス用基準電圧、と複数の直流電源回路が搭載されております。その直流電源をつくるのがダイオードブリッジというパーツで、キットに付属されているのが上写真の左側に3個並んだ 小さい四角いパーツです。

普通ならば この付属品パーツをそのまま基板に半田付けすれば良いわけですからものの1分も要しません  

  なのですが、、  どうしてもココは譲れないところでありまして、、

数年前(十年?)ですかネェ・・ この整流用ダイオードにSicーSBDシリコンカーバイドショットキーバリアダイオード なるものが現れまして、当時チョイ高額でしたが無理して試用したところ 明らかな音質改善が感じられました それ以降はウチの殆ど全機器には この Sic-SBD を採用しております。なので今回も スペース的には かなり無理矢理になりますが、上写真の右側のブリッジダイオード基板を製作しました~ 出来る限り小さくしたので 多分 納まるだろう(納まって欲しい)と思います。

 

イヤハヤ  ここまでくると、組立て前に

  既に お腹いっぱい ですかネェ・・

実は、まだまだ コダワリのパーツを入手しておりますので

  次  回  に  続  き  ま  す  よ  ~


ELEKIT TU-8200R ついに決定 大手家電量販店でも販売中 

2023年03月17日 | 真空管アンプ

これまで散々  手を加えて ようやくマァマァのレベルに到達したかなぁ・・  と思えた中華製真空管アンプ Rei-song A-10 シングルアンプなんですが、、 近頃になって ある疑問が生じてきました~

回路パーツをアップグレードしたり 真空管を交換(球転がし)したところで、最終的に出力される音を支配するのは『出力トランス』なのではないか? その 出力トランス が ”マトモ” でなければ、その上流部をいくら改善したところで 費用・労力 対 効果 が薄いのではないか! という事です。

ウチの現行中華製アンプにも 見た目だけは 実に立派な外観の出力トランスが乗っかっているのですが、如何せん中身が見えない構造になっているわけでもあり 心底から信用が出来ないわけですネ~

◎上記写真の後方に3個並んだ黒いカタマリの内 左右の縦長直方体2個出力トランスです

しかしながら その『出力トランス』というのが結構高額なパーツなんですわ~  

安いモノなら数千円からもありますが、せっかく交換するならと 音質向上を目指そうとすると単体で数万円 ステレオアンプですから それが2個必要となるわけです  なので余程 慎重に製品を吟味し選択しなければならず、どうしたものか?? と考えていたところ 純国産アンプ(勿論、出力トランスも国産だろうと推測)で回路的にも同等レベルのレンタル機 が見つかりました。

オーディオの世界では 気になる製品を店頭やショップでいくら試聴したところで、実際に自宅で自分のシステムに繋いでみない事には本当のところは判らないわけです。そういった意味で レンタル機というは 実に便利なモノでありまして、気になる商品を実際に自分のシステムで試せるわけですから間違いがありません!  

◎コチラが純国産のシングルアンプ ELEKIT TU-8200R  残念ながら出力トランスはカバーに覆われて見えないですけど・・

ですから当初の計画では、もし国産アンプ=TU-8200R (国産の出力トランス)の音が良ければ、ウチの中華アンプの出力トランスを国産モノに換装しようというつもりでした

  なんですが、、   

     ところが、、

この TU-8200R から出てくる 美音 にすっかり魅了されてしまいまして、、

元来の貧乏性ですから そのままの値段79,800円で購入するのでは勿体ない気がしましてアチコチ捜し回ったところ、意外にも大手家電量販店にてもコチラを取り扱っておりまして、、 そして  ナント 驚くことなかれ販売価格が 66,340円+10%ポイント還元!! という事は2万円もの割引になり5万円台にて購入することが出来ましたわ~ ラッキー

せっかくのキットですから?  可能な限り 自分のお好みのパーツ に交換できるわけですから、早速にも アレコレ とパーツを手配しているところです。

マズは、抵抗とコンデンサー

毎度ながら抵抗・コンデンサーの選択には非常に悩まされるわけですが、、 今回は真空管アンプという事で 以前(半導体アンプ・ハイレゾ)の 超広帯域・超高S/N 狙いから 路線を変更し、中域重視・分厚さ・太さ重視 の選択をしたつもりです それでレンタル機にならってアムトランス社の抵抗を選んでみました。 

まだまだ コダワリのパーツ を各種入手しておりますので 順次お知らせしようと思っております

いや~ キットの組立ても  楽  し  そ  ~  ですぅ~


真空管アンプ EL-34 シングル Reisong 遂にドリルで穴あけ

2023年03月10日 | 真空管アンプ

もうじき ”二号機” に成ってしまう? だ ろ う

  中華製 真空管アンプ の Reisong A-10 ですが、、

ご覧の通り ピッカピカに光り輝く 美しいクロームメッキのボディ が唯一の自慢なんです!!

ところがですネェ、、 

★ 現状では何だか妙な部品や配線が飛び出したりで美しくないです 

アンプの底から左側に這い出してテープで巻かれた丸いモノが『電源スイッチ』 また右側の底から這い出してる黒い線が『ヘッドホンケーブル』となっております。

なので少し前から、思い切ってシャシーに穴を開けて それらを処理してしまおうか と迷っておりました~ 

しかし、もし穴あけ加工に失敗したら完全に ”終わる” だろうと思うと なかなか踏ん切りがつきませんでしたが、間も無く ”二号機” に成る予定になりましたので遂に決心できました!!

クロームメッキで  鏡の様に美しいボディに ドリルの刃 を突き付けたのですが、、

かなり分厚いステンレスなので 使い古しのドリル刃では苦戦を強いられました~

早々に諦めて素直に新しい刃を買いに行けば良いのですが、、ついつい出掛けるのが億劫で 切れ味悪い刃で繰り返し苦戦し続けました

結局、大失敗は無かったものの 切れ味悪いドリルのせいで多少のカスリ傷はつけてしまった感じですかネェ・・ 最小限のダメージにとどめられたかなぁ~

 

上の写真で、黄色矢印の黒い配線がスピーカ端子から無理矢理 抵抗分圧して直接接続したヘッドホンケーブルです。青色矢印は元々左側 丸ツマミになっていた 電源スイッチ そのものです。

フロント側は、元々 その丸ツマミが電源スイッチでしたが 少し前に そのスイッチを取外し(それが外に這い出していた) その換わりにボリューム(左右独立ボリュームにした)を取り付けていました。今回はその脇に新たな電源スイッチ(正確にはサーキットプロテクタなんですが)、中央の製品プレートの下にはパイロットランプ(今時はLEDが主流ですが球アンプにはランプの方が相応しいと思ったので)、左サイドに ヘッドホンジャックを取り付けたわけです。

 

また ボディの裏側にも少し手を加えておりまして、、

右側が元々の差込でヒューズが内蔵

そのサーキットプロテクタを取り付けた理由は ガラス管ヒューズ を取り除きたかったからなのです。元々はヒューズ内蔵型のACインレットだったのを素通しのインレットに交換。 一般的には ほぼ全てのアンプは機器内の回路を保護するために ガラス管ヒューズ を取り付けているのですが、、どうやら このヒューズが音質を劣化させる要因にもなっているようです。今回  電源スイッチとして利用するサーキットプロテクタは、もし回路に不具合が発生し異常電流が流れた場合は「カチッ」と自動にOFFしてくれる(まさに住宅の玄関にあるブレーカと同じ)便利なスイッチなのでヒューズが不要になるわけです。

 

というわけで、、

久々に ビフォーアフター を並べてみますと(多少アングルが異なりますが御容赦ください)、、

      と、まあ、、 なんとか 無事に DIY工作 が完成しました

ですが 実際に使用すると、、

〇 電源スイッチがボリュームツマミに近過ぎるので うっかり電源を切っちゃいます

〇 ヘッドホンケーブルが邪魔でツマミが操作しづらい

やっぱり素人作業には、もっとこうしておけば良かったという後悔が付きもの という事でした~

ただし音質的には改善があり、低域の引き締まりと重心が下がった 感じがしております(プラシーボですかネェ~)

 


ELEKIT TU-8200R +Amtransパーツセット 10日間レンタル その2

2023年02月05日 | 真空管アンプ

引き続きレンタル機の TU-8200R を楽しむ日々ですが、、

    既に10日間レンタルも半分が過ぎてしまいました~

 

これまでの経緯としては

到着して1日目は、手始めにヘッドホンでの試聴を開始 確かに高音質なのは確かなんですけど、、 何がどうなっているのか?妙にバタバタして定まらない感じ

2日目になると全体的に少し落ち着いてきた感じで、多少ステージの拡がりは狭いながらも 特に低域が充実している印象  ヘッドホンに関して 通常システムではオープンタイプの AKG  K712 を常用しているのですが レンタル機の TU-8200R では密閉型のbeyerdynamic DT1770 の方が好印象となり不思議(意外な)な感じ

そして3日目になると  ようやく本調子が出てきた様子となり、とにかく粒立ちがスバラシィ!! 各楽器の音像クッキリ空間に浮かび上がる感じ 

 常用ヘッドホン K712とDT1770 左SPがAVANTEK5改造

そこで、せっかくレンタル機にはスピーカー端子も付いてるから 試しにaudio pro社の AVANTEK 5改造 を接続。  

あら マァ~ びっくり 超美音で鳴っております!!  

このAVANTEK 5 はエンクロージャのみオリジナルで、スピーカユニット・ネットワーク・内部配線を全て交換した超改造品であり、非常に苦労して完成させたものの  出てきた音に失望し その後は放置してきた問題作(失敗作?)なのです。

それを いとも簡単に美音で鳴らしてしまうところ、このアンプはタダモノではないですヨ~ この時点で出力トランスが並みのモノではないだろうと確信!! 何しろ楽器の音像を、これほど クッキリ 明快に浮き立たせるアンプはハイエンド機(百万超え)でなければ そうそうありません。もしかすると当該機の高級出力トランス(LUNDAHL社製)がスウェーデン製という事から、同じくスウェーデン製のaudio-pro社のAVANTEK 5 との相性が抜群なのかも知れませんけれど・・

 

拙宅は近隣への騒音漏問題もあり極小音量でしか聴けません それ故 普段はヘッドホンを常用しているのです。 たまにスピーカーを鳴らす際も VRツマミは こんな位置です。

庶民派価格帯のアンプならば こんなVR位置だと とても聴ける音にはならないのですが レンタル機 TU-8200R では余裕で低域から高域まで過不足なく上質なサウンドで鳴らしてくれます 

  ★  本 当 に ス ゴ イ

ステレオの音(各種の改造によるサウンド変化を楽しむ)というより、音楽を楽しめる=音楽に没頭できる アンプ すなわちレコードの一曲だけ、片面だけを聴こうとしても、つい両面になったり 更には別の1枚また1枚と音楽を味わい尽くしてしまう様なアンプだと云えると思います。

コレが50万とか100万じゃなくて ムリすりゃ手が届きそうな価格になっているのも悩みのタネですわ~

 

まさに 魔 性 の 誘 惑 

  禁 断ア ン プ なのでした  オソロシィ~


ELEKIT TU-8200R +Amtransパーツセット 10日間レンタル

2023年02月03日 | 真空管アンプ

寒い日々が続いておりますが、、 

       皆様 お元気にお過ごしでしょうか~

コチラは、 このところの『 熱心なるレコード掘り 』に伴い 大活躍してくれている拙宅の球アンプなんですが

 クロームメッキのシャーシもピッカピカに光り輝き

             ドッシリとした ふてぶてしい面構え 

音質アップのための改造も一通り済ませて、特段の不満もなくレコード芸術を楽しんでいるわけです!!

そうしたところ、、

以前から 金メッキ線やら抵抗・コンデンサ等のオーディオ専門パーツを製造・販売されている神田のアムトランス社から、天使のささやき?or 悪魔の誘惑? が届きました~

コチラは真空管アンプのキット(完成品もOK)を販売する国産メーカーのELEKIT(エレキット)社のシングルアンプ TU-8200R にアムトランス社の高級パーツを使って音質アップを図った 「ELEKIT TU-8200R+Amtransパーツセット」を10日間レンタル してくれる と云う何とも魅力的な 甘~い お 誘 い ですわ

実は、ここ最近になって現用の中華製アンプ(上記写真)の ”出力トランス” に疑惑が生じてきておりまして、、  せっかく回路を変更したり、パーツを高級品に換装したりしているものの最終的な音質決定は出力トランスが一番重要である という事が判ってきたからです

その確認という意味合いもあり国産の出力トランスを使っているだろうTU-8200R(概略的には現用の中華製アンプと似た様な回路構成)のサウンドを拙宅のシステムで確認できるチャンスでもあり、また手頃なレンタル料金(往復運賃も含む)もあり早速申し込んだわけです。

外観だけで比べてみると中華製アンプの派手派手しい厳めしい面構えとは異なり、TU-8200Rの方が小振りで地味な印象で  正に実直=質実剛健 というイメージ ですネェ~

コチラはかなり凝った回路も搭載しており、真空管を交換した際のバイアス調整を自動でやってくれたり、出力段の回路(3結、5結、UL)を変更できたりと ”痒い所に手が届く” というか ”至れり尽くせり” の機能がありオーディオマニアの心をくすぐる  とても魅力的(悪魔的)なアンプになっております  さすが日本の技術者!! すごい!! 

 

さてさて、肝心なサウンドチェックですが、、

★ とにかく低域が充実した音造りです

そもそも昨年の夏頃でしたか?初めてレコードを球アンプで試聴したときの 最初の印象が、もっと低域が出て欲しい でした。その時はRIAA補正がうまく出来ていないから低域不足になっていると推測しておりましたが、コチラなら一気にノックアウトですわ~

★ ステージの拡がりはそこそこですが 分解能が高いようです

各楽器の一つ一つの音像がクッキリ明確に表現されます。 実はこの点が一番の驚きでした!!  中華製アンプだけを聴いている状況では気にはならなかったのですが、いわゆる録音の段階で複数の楽器がうまく分離されずに『団子状』になって録音されていると思っていたモノが 実はアンプの分解能が悪いために『団子状』に聴こえていた 事が判明  

 ⇒ 恐らくコレこそが出力トランスの性能差を表していると思われます

  いやはや  まさに  衝撃の事実でした!!

★ とにかく ”太い芯のある音” です

球アンプの一番の魅力である 太くて 芯のある サウンドが聴こえます。もっとも以前からの繰り返しですがハイエンド機材(単体で百万以上のアンプ・プレーヤー等)ならば半導体アンプでも可能かも知れませんが庶民派価格帯機材では無理でしょう  このサウンドが無ければレコード芸術のアナログサウンドを楽しむことができないでしょ~

こうなると、、

天使のささやき?or 悪魔の誘惑?

チョイと無理をすれば購入できる価格(基本モデルならば8万弱)

   コレは実に悩ましい

レンタルの終了までには まだ数日残っております。とにかく 今しばらく じっくりと聴き込んで 楽しんで みたいと思います 

オーディオの魔性との闘いは続く~

 


12AU7 ECC802 球ころがし 中華製真空管アンプ 雅琴 Yaqin MS-12B

2022年09月27日 | 真空管アンプ

着々と進行する『球転がし』なのですが、、、

少し前に 雅琴 Yaqin MS-12B の方で オリジナルのCHINA管 12AX7 を互換球である ECC803 に交換したところ、マズマズの高結果が得られました。どうやらJJ管(スロバキアのメーカー?)の球は良心的な価格ながらカッチリ系の私好みのサウンドの傾向のような気がしております。

上記写真の如く、手前の2本(12AX7をECC803に交換)だけをJJ管にしたわけで、見た目の高さも不揃いだし 残りの2本も早々にJJ管に換えたいと考えておりました。

なのですが、、、

12AX7の互換球ECC803のJJ管は新品も多く出回っているものの、12AU7の互換球ECC802のJJ管は売り切れ状態ですので、じっくり腰を据えて待つことにしておりました。

そうしたところ最近になって ヤフオクにて新古品が適価にて出品されており 簡単に入手できましたわ~

 ◎ では、またまた新旧の比較から

左側がオリジナルの中華製 12AU7  CHINA管、右が ECC802 JJ管 

   チョット角度をかえて中の電極の様子を眺めると

 JJ管(左側)高信頼管ということで 何かしら良い?のでしょ~ 

少なくともロングプレートだけあって 明らかにCHINA管より電極が大きいのが判ります  

           その分だけ背も高い!!

このようにJJ管のロゴマークとECC802の文字がクッキリと印刷されております。

   早速にも交換してみると

  ◎  真空管の背丈が統一され スッキリした印象になりましたわ~

 

    メーカーも統一されると見掛けも落ち着いた印象になりました!!

 

はてさて 肝心なサウンドは??

今回交換した12AU7は「カソードフォロワ」用として 回路的には増幅もせず前後のインピーダンスを調整する役割?という事です。実は現時点で この意味合いが よく理解出来ておらず、この回路(カソードフォロワ)の必要性も理解しておらず 正しい解説が出来ませんが、恐らくはコチラの球を換えたところで それ程の変化は現れないだろうと推測しておりました。

で、交換後の印象としては、、、

 中華製 CHINA管の特長?である ”うるささ” が解消されました。 

コレは前回に行った12AX7からECC803への『球転がし』で実感した ”うるささ” の軽減(2~3kHz付近ピークの平坦化)ほどの画期的な度合いではなく、多少の感じ  でしたが 矢張りまだ ”うるささ” 残っていたのだと認識できました。

 ◎ 同時にサウンド全体が、更に一層 クッキリ・シャープに成った印象です

恐らくは CHINA管4本では全体的にボンヤリしたサウンドだったのが、4本ともJJのロングプレート管に替わったことに加えて 内部パーツ(抵抗やコンデンサ)をクッキリ系に換装している事もありクッキリしたサウンドになったものと思われます。

現時点では 多少クッキリ感がキツイなぁ~  せっかくの真空管サウンドの醍醐味である中音域の厚みが若干薄らいだ印象もあるわけなんですが、、 

真空管アンプのサウンドは時間経過と共に少しづつ変化してゆくようですから、慌てず、騒がず、秋の夜長を球サウンドで楽しんでゆこうと思います~


球ころがし 6N1P 6N23P 中華製真空管アンプ Reisong A10

2022年09月20日 | 真空管アンプ

少しづつ『球転がし』の お楽しみも深まりつつある 中華製真空管アンプ ですが、、、

前回は イコライザーアンプ 雅琴 Yaqin MS-12B の12AX7 を互換球 ECC803 に交換し、期待以上の好結果となり大満足だったわけです。

で、今回は数日前に 遥か彼方のウクライナから一か月半もの時間を費やして到着した真空管を Reisong A10 に取り付けようとするものです。

    上記の白丸で囲った2本を『球転がし』してみます!!

 

 ◎ マズは新旧比較からです

左側が元々取り付けられていたモノで、右側が先日ウクライナから届いた球です。

元々の球は、前オーナーにより既に交換されていたと思われます。そもそも中華製真空管アンプは格安ゆえ、新品不良の恐れと不良時の交換等の対応が極めて心許ない状態です。そうした不安から動作確認済の中古品を購入することにしたわけです。たまたま見付けた中古品は、幸いなことにオリジナルの中華管ではなく有名メーカーの球に交換されていた  というわけです。

 ◎ コチラが元の球

印刷の質が悪いので文字が読みづらいですが、ロシアの有名メーカー Svetlana 社製の 6N1P というメイド・イン・ロシア の電圧増幅管です

    ◎ 見た感じは 外観も中身の様子もキレイですねぇ

そして、ウクライナから届いた球がコチラ

ピンが酸化して黒ずんでしまっており中古品だと感じましたが、中身の様子からすると案外未使用のストック品なのかも知れません (この球の詳細については前回のブログに記述してますので御興味のある方は御覧くださませ)

コレまでに手にした球の数はわずかながら、全ての球には 型番や製造メーカー等が印刷されておりましたがコチラのロシア管にはそれらの記述は見当たりません。

薄っすらと読み取れるのが、ロゴマークの様な模様です。五角形の中に細い星のマークがあり その星の上に CCCP の文字がありました。恐らくこのロゴが、ロシアの軍用管を示しているんじゃないかと推測しますが いかがでしょうか

 とマア、ほとんど音質の改善には期待が持てないような感じです

 

ところが、

    ところが、、、

このロシア軍用管に交換したところ音質がガラリと変化!!

   それも、好みのサウンドに近付いた感じ

試聴には Chick Corea の私にとっての名盤 「FRIENDS」の一曲目 ” THE ONE STEP” を聴いてみたのですが、CDを192/24にアップバートした疑似ハイレゾで聴くよりも全然 生々しい サウンドになりました。

マズは、マエストロ スティーブガットのシンバル音が素晴らしい!!  デジタル+半導体アンプで聴くと薄っぺらな金属を叩いている様な感じがするのですが、今回は 厚みのある金属が余韻・残響音を伴って美しく響く という感じ    

さらに特筆すべきは、チックコリアのエレピ(フェンダーのローズですかね?)がスゴイ!! まるで音の球がポン、ポンと飛び出してきて コロコロと転がりながら消えてゆく ように聴こえました  

 ◎ とにかくクッキリ・ハッキリしたサウンドに劇変してくれました  

   コレは楽しい、もう完全に音楽の世界に引き込まれした。

しかし  欲を言うならば、前のSvetlanaに比べ サウンドステージ(音の拡がり)が狭くなりましたわ~  云ってみれば、Svetlanaは やんわり穏やかな拡がりのあるクラッシック向けサウンドであり、今回のロシア軍用管はジャズ・フュージョン向けサウンドですかね

少しづつながらサウンドが好みの方向に改善してくると、その時点では最初に比べると随分と良くなってきたなぁ~ と感心しながら聴いているわけです。が、しかし、次なる改善(音質アップ)が得られると、”コリャ~  良いわ”  更に一段ステージが上がったと大満足(一時的な?)

例えば、大手家電量販店で大型ディスプレィのコーナーで最新の液晶画面を見ると 「ヘェ~ 液晶画面も随分キレイになってきたな と感心して眺めた後に、有機EL画面を見ると その圧倒的なキレイさに驚かされ、見比べると液晶画面が明白に見劣りする という感じで、現時点では その先の改善は未知数みたいですねぇ

いやはや この『球転がし』の お楽しみ は想像を超えるものでした!!

 もう完全にドロ沼に

    はまり込んでおります~


12AX7 ECC803 Yaqin MS-12B 中華製真空管アンプ 互換球

2022年09月09日 | 真空管アンプ

これまでさんざんパーツ換装を進めてきた中華製真空管EQアンプ=雅琴 Yaqin MS-12B ですが、、、

いよいよ次なる段階へステップアップを実行

云わば過去の改造やパーツ換装は、これから計画している『球転がし』の準備段階だったとも云える? ・・・ かも知れません

一般の方には『球転がし』と云っても、ナンノコッチャ? 何かの隠語?とも感じられるかも知れませんが、、、 何の事は無い  ただ単に 真空管アンプの真空管を交換する  だけですわ~

ご興味の無い方からすりゃぁ、そんな事して何がおもろいの? でしょうが、実はコレが物凄いオモロイわけなんです!! 

真空管アンプというのは、表面に見えてる真空管を抜いて差し替えるだけでアンプそのものを交換したと同じ位にサウンドを変化させることが出来るわけなのです。 文字で表現すると単純・簡単な作業ですが、マニアにとって そのサウンド変化たるや 画期的に 物凄く大きな 変化になるわけです。

 

真空管なんて過去のモノかと思いきや、現在でも根強いファンもあり 数十年前の真空管が高値で取引されてたり、桐箱に入った1本10万円を超える真空管も結構売れてたりしていますヨ~

今回は初の『球転がし』として、過去に大改造を行い  我が家のレコード再生に画期的な変革をもたらしてくれた 中華製真空管EQアンプ=雅琴 Yaqin MS-12B の真空管 12AX7 を交換してみることに

12AX7という真空管は古くから銘管として多くのアンプに使われ、かの銘プリアンプ  MARANZ#7にも6本(多分)も使われております。それゆえ多くのメーカーから生産されて値段もピンキリ、更には型番の異なる差し替え可能な互換球も多数存在する という複雑な状況であり 選択するにも容易じゃありません

 ◎ というなか 悩みに悩んだ末に選んだのがコチラ

12AX7そのものを探すと有名球であり値段も高価、ましてや高音質・高評価の球となると1本で軽く1万円を超えます。マズはお手頃価格の互換球を試してみようと さんざん検索したところコチラのJJ管のECC803が価格の割に高評価もあり選択してみました

 

 ◎ 元々は下写真の通りに完全なる ”CHINA”管でした

 

  いよいよ 今回の『球転がし』の新旧球の比較をしますと、、、

右の2本が元々の12AX7 CHINA 管、左の2本が差し換えるJJ管 ECC803となります。ECC803の方はロングプレートと云って内部の電極が大きくて少しだけ背も高くなっております 何だか、それだけでも高音質になりそうで期待が高まりますわ~

 

早速 差し替えた様子です。手前が差し換えた球であり 奥側の12AU7より少しだけ背が高くなってます。もし今回の結果が良好ならば、後ろの12AU7も『球転がし』をしなければなりません!!

さ~て、肝心なサウンドの変化は如何に

 コレは 期 待 以 上 の 結 果 になりました

CHINA管で感じていたキンキンするような ”やかましい音” が、落ち着いてじっくり音楽を楽しめるサウンドに変化してくれました  具体的に何がどうなったか?を上手く文字で表現できませんが、恐らくCHINA管の周波数による増幅度のバラつき(うるさく感じる周波数域にピークがあった?)が目立ったのがJJ管により平坦に近付いたのだろうと思われます。

サウンドステージは広くはないものの、楽器の定位もかなり明確になってきて 益々レコードを聴くのが楽しくなってきました~

おそるべし『球転がし』です!!

これからは銘球を求めての 更なる”ドロ沼が待ち構えていると思うと、

恐ろしいやら

   お楽しみやら   

     どうなります事やら、、