寒い日々が続いておりますが、、
皆様 お元気にお過ごしでしょうか~
コチラは、 このところの『 熱心なるレコード掘り 』に伴い 大活躍してくれている拙宅の球アンプなんですが
クロームメッキのシャーシもピッカピカに光り輝き
ドッシリとした ふてぶてしい面構え
音質アップのための改造も一通り済ませて、特段の不満もなくレコード芸術を楽しんでいるわけです!!
そうしたところ、、
以前から 金メッキ線やら抵抗・コンデンサ等のオーディオ専門パーツを製造・販売されている神田のアムトランス社から、天使のささやき?or 悪魔の誘惑? が届きました~
コチラは真空管アンプのキット(完成品もOK)を販売する国産メーカーのELEKIT(エレキット)社のシングルアンプ TU-8200R にアムトランス社の高級パーツを使って音質アップを図った 「ELEKIT TU-8200R+Amtransパーツセット」を10日間レンタル してくれる と云う何とも魅力的な 甘~い お 誘 い ですわ
実は、ここ最近になって現用の中華製アンプ(上記写真)の ”出力トランス” に疑惑が生じてきておりまして、、 せっかく回路を変更したり、パーツを高級品に換装したりしているものの最終的な音質決定は出力トランスが一番重要である という事が判ってきたからです
その確認という意味合いもあり国産の出力トランスを使っているだろうTU-8200R(概略的には現用の中華製アンプと似た様な回路構成)のサウンドを拙宅のシステムで確認できるチャンスでもあり、また手頃なレンタル料金(往復運賃も含む)もあり早速申し込んだわけです。
外観だけで比べてみると中華製アンプの派手派手しい厳めしい面構えとは異なり、TU-8200Rの方が小振りで地味な印象で 正に実直=質実剛健 というイメージ ですネェ~
コチラはかなり凝った回路も搭載しており、真空管を交換した際のバイアス調整を自動でやってくれたり、出力段の回路(3結、5結、UL)を変更できたりと ”痒い所に手が届く” というか ”至れり尽くせり” の機能がありオーディオマニアの心をくすぐる とても魅力的(悪魔的)なアンプになっております さすが日本の技術者!! すごい!!
さてさて、肝心なサウンドチェックですが、、
★ とにかく低域が充実した音造りです
そもそも昨年の夏頃でしたか?初めてレコードを球アンプで試聴したときの 最初の印象が、もっと低域が出て欲しい でした。その時はRIAA補正がうまく出来ていないから低域不足になっていると推測しておりましたが、コチラなら一気にノックアウトですわ~
★ ステージの拡がりはそこそこですが 分解能が高いようです
各楽器の一つ一つの音像がクッキリ明確に表現されます。 実はこの点が一番の驚きでした!! 中華製アンプだけを聴いている状況では気にはならなかったのですが、いわゆる録音の段階で複数の楽器がうまく分離されずに『団子状』になって録音されていると思っていたモノが 実はアンプの分解能が悪いために『団子状』に聴こえていた 事が判明
⇒ 恐らくコレこそが出力トランスの性能差を表していると思われます。
いやはや まさに 衝撃の事実でした!!
★ とにかく ”太い芯のある音” です
球アンプの一番の魅力である 太くて 芯のある サウンドが聴こえます。もっとも以前からの繰り返しですがハイエンド機材(単体で百万以上のアンプ・プレーヤー等)ならば半導体アンプでも可能かも知れませんが庶民派価格帯機材では無理でしょう このサウンドが無ければレコード芸術のアナログサウンドを楽しむことができないでしょ~
こうなると、、
天使のささやき?or 悪魔の誘惑?
チョイと無理をすれば購入できる価格(基本モデルならば8万弱)
コレは実に悩ましい
レンタルの終了までには まだ数日残っております。とにかく 今しばらく じっくりと聴き込んで 楽しんで みたいと思います
オーディオの魔性との闘いは続く~
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