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うわっ なんと ウクライナからの小包 6N1P 6N23

2022年09月13日 | オーディオ

2月下旬以来、毎日のように耳にする国名 ウクライナ

連日我々が見聞きするニュースでは、特に悲惨な状況部を集中的に報道されるので 本当の全体像が判りづらい部分もあるのではないか?と思われますが、、

 ◎ ナント そのウクライナから国際小包が到着しました!!

簡素な段ボール箱は見事にひしゃげております。日本国内では、こんな状態なら 恐らくはクレーム対象に該当するのでしょうけれど、海外から到着する小包ではコレが普通ですネェ~

 ・・・  詳しくラベルを確認してみると

ふむふむ、確かにウクライナから発送されたモノです

   

試しに発送元の住所を検索してみたら、ウクライナザカルパートウジホロドという地域で、スロバアキア・ハンガリー国境に位置する歴史ある 緑豊かで 石畳や古城・古い教会の残るのどかな街でした。

街の観光写真を眺めていると一度出掛けてみたいなぁ~ と思わせる素敵な地域でした

  ◎ 開梱してみると、エアキャップのみの簡素な梱包でした~

恐らくは、海外からはるばる数千kmもギューギュー詰めで送られてくる ”こわれもの” でも、この程度で十分なんでしょうネェ~

 

   ◎ で、肝心な中身がコチラ

  そう、そうなんです! 

   ウクライナ から届いたモノは 

       ロシア製 の 真空管 でした~

スロバキアにも真空管の工場があり現在も生産されているはずなのですが、何故か 格安のロシア管を取り扱っているわけですね  商売になるって事はロシアから超格安でウクライナに入ってくるわけなのですかねえ?

    海外通販サイトebayにて購入したわけですが、、  

我々が日本の通販サイトで、商品説明に『 UNUSED 』と記載してたら ”未使用” の新品が届くと予測しますが、今回届いたモノはどうやら中古品に見えますが、、、 どうなんでしょ?

コチラは7月25日に注文・支払いをしました。その時点で8月20日頃までには届く という事で発送されました。予定の日程を過ぎても全然届かず、ネット上の荷物トラッキング(追跡情報)を検索しても7/28にウクライナから国外発送された情報以降  全く情報更新が無い状態。 どうやらダメだったか (すなわち金だけとられて商品は届かず)  と諦めかけた 9/9に郵便配達された  というわけです。 その後にトラッキングを見ると、7/28ウクライナから国外出荷9/5神奈川入管に到着、てな感じでニュース報道の通りに 船便が相当に混乱(港湾の荷役か?)している状況が見て取れました

では、早々にも ”球転がし” を試してみようと思います

ただし、格安のロシア中古管で 更にはメーカー不明の軍用品?なので、音質に関しては期待しない方が身のため と考えております~

 


audiopro AVANTEK FIVE 大改造 遂に完成か?

2022年08月11日 | オーディオ

中華製真空管アンプが随分と進化してきたところで、、、

試しにスピーカーも鳴らしてみたいという欲が湧いてきたので、永らく放置してきたスピーカーを完成させる事にしました。

放置していたスピーカーは、北欧スエーデンのメーカー audiopro 社製 AVANTEK FIVE というヴァーチカルツインのトールボーイ型スピーカーです。

過去のブログを読み返すと ナント2014年7月に入手し、そのまま二年ほど放置され ようやく2016年3月から大改造を着手したようです。恐らくは交換すべくスピーカーユニット(リボンツーター&ダブルウーファ)選択と輸入に半年以上もかかったような記憶があります。出来れば高級スピーカーユニットで有名なScanSpeaks社製の5インチ ウーファを狙ったのですが予算の都合にて二番手(?)のSEAS社製で妥協したわけです  北欧の業者は妙に生真面目みたいで内容物を克明に記載されたので、受け取り時に輸入関税を支払わされました!! その点は中国の業者の場合 実に適当な記載をしてくれる(ギフトとか)のでスルーで受け取れたりしますわ~

 

ネットワークは ー6dB/oct の簡単なモノですが 相当高級な重量級パーツを使用しておりますヨ~ 各スピーカーユニットの特性を十二分に発揮できるように、とにかく何度も計算を繰り返し ようやくコイルとコンデンサの数値を決定したわけです

最近はリボンツィータを搭載した既製品も増えてきた感じですが 10年前にはいささか珍しいユニットだったと思います。ユニット自体がデカイのでエンクロジャーを切り裂いて ようやく取り付けた って感じですわ

 

接続するケーブルの選択というのも非常に悩ましいところなんですが、、、

今回は半導体アンプで絶対的な信頼をもっている aet 製を使うことにします。大阪 日本橋の逸品館オリジナルのAIR BOW製品でaet社の製作ながら廉価版SPケーブルで細くて柔らかい 扱いやすいHCR  ACF  EVOです。

 

ユニットを取り付けてみると、マアマア精悍な面構え 

しかしやっぱりリボンツィータは縦向きの方が見栄えが良かった気がしますネェ~

 

 で、肝心なサウンドは如何に??

 

誠に残念ながら、、、

音は鳴っているわ~ という感じですかねぇ 特にHiFi的に評価できる部分は見当たらずながら、球アンプらしい中音域の押し出しは聴き取れる感じです。小音量でBGMとして流すぶんには問題ナシ

全体としてはこんな感じになりました~

本来ならば右側の Focal JM lab.826AVANTEK FIVE を入れ替えるべきところですが、酷暑のなか重量物を移動させる気にもなれず そのままにしております。 

やはりオーデイオ工作のなかでは、スピーカーが一番ムツカシイと感じますね ネットワーク計算やらパーツ・ユニットの選択、エンクロージャの木工作業と 改めて最も奥が深いと認識させられました~


FURUTECH FI-48 レプリカ? インレットプラグ ロジウムメッキ

2022年06月24日 | オーディオ

  ◎ 久し振りに海外から ”小包” が到着

  今回はシンガポールから発送されてきました。

しかしながらシンガポールの業者に発注したわけじゃなく、6月初旬に中国の業者に発注したモノです。そのため(シンガポール発送)なのか6月中旬に異例の早さで届いたというわけです!!

中国の格安業者に発注した場合、多くは一か月以上は待たされ  すっかり忘れた頃に ようやく到着するのが通常です。

早く到着したものの、箱は完全にひしゃげております

日本では、梱包箱も商品の一部(?)として 少しでもひしゃげていたら不良品扱いされる場合も多いようですが、、 海外・中国からの荷物ではキレイなまま届く方が珍しいと思われます。

 

で、肝心な中身は何かと云いますと、インレットプラグです。

オーディオ等にご興味の無い方には馴染みはないでしょうけれど、アンプなどのオーディオ機器は電源ケーブルを交換する習慣があり、その差し込み(いわゆるコンセント)に使用するパーツなのです。

上の写真は、国産品のなかでも有名なメーカー  FURUTECH(フルテック)社 のプラグです。

値段を聞いて驚くなかれ なんと1個が2万円前後もします!!

ボディ部分がアルミかステンレスで作られ(まさか削り出しではないと思いますが)電極部分が、金メッキ、銀メッキ、ロジウムメッキの3種類から選択することができます。

コチラは FURUTECH  FI-48 という電極にロジウムメッキが施されたインレットプラグで、メーカー希望小売価格24.200円 となっております。

 いくらなんでもコンセント一個で2万は高いわぁ~

というわけで、わざわざ中国の格安業者に発注し、シンガポールから発送されたインレットプラグがコチラ

  ◎  けっこう よく似てる でしょ~

ボディ部分はアルミだし、電極部分にもロジウムメッキが施されております(商品説明にはロジウムメッキと表記アリ)

で、コチラのプラグは2個で2.700円(運悪く円安にかかった為)程でした!! そのうえ送料は無料  なので  1個が1.350円  です!!

 

  早速にも電源ケーブルに取り付けた様子です

チョット見 には国産の高級品 FURUTECH の FI-48 と それ程 遜色ないような・・・

 ◎価格差は24200円と1350円だから18倍も違うわけです

そりゃ勿論 サウンドには明確な違いがあるのでしょうけれど、、、

 

まあ 趣味の世界は、ピンキリと云いましょうか・・・ 

上には上があるわけで  お愉しみに キ リ がないわけですネェ~


McIntosh C34V パネル照明 ランプ切れ ムギ球

2022年05月09日 | オーディオ

長年愛用しております McIntosh C34V プリアンプですが、先頃のヘッドフォンジャック交換作業の後から新たな異変が起きております!!

このアンプは 明るい環境で使用する限り ほとんど意識することはありませんが、実は密かな仕掛けがありまして操作パネルの文字が浮き出すようになっております。

この写真のように明るい環境でも 文字がクッキリとしているのはパネルの裏からランプで照らしているからなのですわ~

 

実は 先頃のヘッドフォンジャック交換の際に、かなり激しく ガリガリ とヤスリで穴を拡げてやりましたので、その影響からかランプが切れてしまったようです。

暗がりでの撮影なので うまくは表現できていませんが、何となく右半分の文字が浮き出していないのが判るのではないか・・ と思います。

まあ実用上は何ら問題はなく、よほど暗い環境にしない限りは気付きもしないわけですから放っておけばいいのですが、、、

そして、このパネル照明についてネット検索したところ、とある業者さんが純正(?)交換ランプを販売しておりました。 が、いささか値段が高い!! 小さな電球が2、3千円となると、ウ~ム  果たして、どうしたものか・・・

そこで更にアレコレ検索すると、どうやらコチラのランプは『ムギ球』と呼ばれる電球で ACでもDCでも点灯するという不思議な電球だということが判りました。

 

その『ムギ球』を追い求めてパーツショップを探し回ると、、 遂に見つかりましたわ、それも極めて良心的な価格で!

左側の黒いリード線のランプが取り外した球切れしたモノ(オリジナルのムギ球)で、右側の2個並んだ白いリード線の小さい灯体のモノが新たに入手したムギ球です。 

前出の純正(?)ムギ球を販売している業者さんによると、純正のムギ球は一般的な通常のムギ球に比較し 灯体内の発光部(ニクロム線かな?)が前方に位置しているので通常品よりも前方が明るい との事でした。そこまで純正にこだわる必要もなく、切れてるよりかは多少でも点灯してりゃOK程度のことですから問題無しです。 

 

  交 換 作 業 は チョチョイ で す

上写真が切れたムギ球を取り外した状態です。右側の2か所の赤い丸(上下中央付近の横方向)が抜けております。

そこに新たなムギ球を取付けたのですが、オリジナルに比べサイズが小さいので赤いブラケットにホットメルトで固定しております。

 そして試しに点灯してみると、こんな感じ

( 作業を終えて、後から写真を見て気付いたのですが、どうやら左側の3個並んだ中央も切れている?   またその内にパネル分解した時に処置いたしましょ~ )

では、判り易いようにムギ球のランプ切れ状態と交換後のビフォーアフターです

 

 

今回は、直流でも交流でも発光するランプ=珍しい電球ムギ球 を知ることができ有意義な体験となりました~


McIntosh C34V 超高級抵抗 Alpha AP-MCX ,フィルムコン panasonic ECQE など

2022年04月14日 | オーディオ

相変わらず、飽きもせず、C・Rのパーツ換装を続けております。

  ながら 今回は かなり 特 別 であります!!

オーディオの世界では高級抵抗の存在が知られておりまして、メタルフォイル抵抗すなわち金属箔抵抗は高音質ながら高額であるというわけなのです。なかでも Vishay VSR は以前から一度は試したいと考えつつも、いざ購入しようとすると1個が千円以上もするという高~いハードルがあり ためらっておりました。

 

今回ヘッドホン専用アンプの作製で、一本の抵抗だけでも音質に与える影響が絶大であることがハッキリと確認できたので、思い切ってトライする事にしたのです。

Vishay VSR は以前は1本1000円程だったのですが、いつの間にか値上げされており 現状は ナント、ナント、1500円以上にもなっておりました。そうしたところ  見た目が同じような国産品?が1000円ほどで販売されておりました。

コチラはAlpha AP-MCX という純国産アルファ社の超高級抵抗です

添え書きの文面からも、特別な感じが伝わってくる気がしますネ~

何しろ素手で触ったり、普通の金属工具では扱えない  という特別な抵抗ですわ~ おそろしぃ 

以下が商品の解説です

https://bispa.co.jp/blog/1774

併せてコンデンサーも換装いたします。コチラはお気に入りのパナソニックのフィルムコンシリーズ Panasonic ECQE ですが、とにかくデカイので果たしてケースに納まるか? 不安もありますが どうなりましょうか・・・

交換作業そのものは簡単なのですが、何しろ素手で触ってはいけないパーツですから かなり慎重に行いました。

McIntosh C34V のコチラの部分は PHONO入力とTUNNER入力なのです。PHONO入力は特に信号が小さく雑音等の影響を軽減する方策として、こういったシールド?ケースで囲むのは理解できるのですが、なんでTUNNER入力も一緒になっているのかは??  

でもせっかく一緒にシールドケースに入っているのだから TUNNER入力も抵抗を超高級品に交換してやりました。

無理矢理にデカイ コンデンサーを取り付けてケースからはみ出しても、昔のオーディオ機器は すき間 も多く余裕で納まります。また基板上は既に過去に換装した 青いコンデンサー等 が鎮座しており 新たな抵抗およびコンデンサーを付けるのが不便だった(不可能?)ので一部は基板裏に付けることに

シールドケースの蓋を取付けるまでは 果たして??  と不安でしたが、、

   なんとか無事に蓋も閉まりました~

                 というわけで 無事に換装が終了

 

 果たして、サウンドの変化は、、、

 コ レ は ス ゴ イ  !!

コチラのアンプの抵抗・コンデンサーは音声信号が通過する部分はほぼ全て換装しており、もうコレ以上の改善は見込めないだろうと考えておりましたが、見事に裏切られました。

特にエコー成分というか余韻みたいな響きがハッキリして

 また 一段 ランクアップした感じですネェ~

超高級抵抗とフィルムコンの交換で、ここまで音質改善になるとは、、、

またまた 高コストパフォーマンスの作業となりました。 

こうなると、益々 早々にもMMカートリッジを試したい気持ちになっておりま~す

 

 まだまだ続く  ド  ロ  沼  の世界じゃ・・・


McIntosh C34V ヘッドホン部分 大改装

2022年04月07日 | オーディオ

つい先日、かなり苦労しながらも完成したヘッドホン専用アンプ

新しい(最新とは言い難いですが)デバイスゆえ、今どきの立ち上がりの鋭いサウンドでキビキビしているのですが旧来のステレオ音場の拡がり やら 立体感に欠ける印象もあります。

ならば元々のマッキントッシュのプリアンプ付属のヘッドホン回路に手を加えたら、どうなのだろう?と考えてみました。上記のヘッドホン専用アンプを作製するにあたり、良好なヘッドホンジャックやらカーボン抵抗を入手しましたので それらを使っての改造をやってみたわけです。 以前にも紹介しましたが、今回ようやく見つけたヘッドホンジャックには2種類ありまして、上が通常品ながら差し込み部が12mm長いモノ、下がクライオ処理を施された高音質タイプ(但し差し込み部は短い)です

マズはヘッドホンジャックの交換作業ですが、、、

元のジャックが 如何にもしょぼいモノが付いておりまして、コレではいかんなぁ~ という感じでした!!

とは言え 新たなジャックを取り付けにはフロントパネルシャーシーを削らなければなりませんでした。

コレが、かなりキツイ作業でして、、  パネル全体を取り外せばラクにヤスリが掛けられるのでしょうが端折って付けたままの状態なので大きくストロークできず随分と時間がかかりました

削っている内に、脇の方にまで広がってしまい左側のスイッチ類に届きそうでしたが何とか納める事ができました。

  もうココまで削ってしまえば ある意味、怖いものなし ですわ~

加えてモニターアンプの出力抵抗もアムトランスAMRG高級カーボン抵抗=右側の下150Ωに換装しました。

で、ここまで  苦労しつつも順調に進めてきたのですが、、、

ガラス製フロントパネルを取付ける段になって  大 問 題 が 発 覚 !!

マッキントッシュのC34Vには何故かヘッドホンジャックが2個並んでおります。

なので、上側に前述の12mmのジャック、下側にクライオ処理の高音質ジャックを配置したのですが、ガラスパネルを取り付けると下側のジャックが数mmだけ奥に陥没してしまい正しく差し込まれません すなわち右chの音が出ません!! 無理矢理に押し込んでガラスパネルにキズを付けたり  或いは割ってしまったら、取り返しがつきません すべてぶち壊しです   

なので下側ジャックは無し(ヘッドホンは一系統あれば十分!!)にすることにして元のプラスチックジャックを仮止めしておくことにしました!!

   相変わらずアレコレ苦労した作業が終わりまして、、、

        果たして改造後のサウンドは如何に

  まさに大成功でした!!

    クッキリ ハッキリ スッキリ 

先日入手した BeyerdynamicDT1770で聴くと確かに残留ノイズは以前のまま ではあります。しかしながら以前の少しふやけた印象が一切払拭され、芯の太いながらも新鮮なサウンドになっております。 コレには多少の増強作用がありまして、アンプを開腹した際に すべての接点を接点復活剤にて清掃した効果 も相乗されていると思われます。

そして元々のお気に入りのヘッドホン AKG  K712 を試してみると、改めてコチラの素晴らしさも確認でき、果たしてココまでの出費と苦労(新たなヘッドホンを購入し、さらに専用アンプも作製した)は何だったのか? という妙な気分にもなっております。

と  まあ  相変わらずのトンチンカンなオーディオ道ではありますが、引き続き「道楽」あるいは「ドロ沼」を楽しんでゆきたいと思います~


LME49600 ヘッドホン専用アンプ その7 抵抗換装 アルファFLCX アムトランスAMRG

2022年03月30日 | オーディオ

LME49600イッパツ仕様(使用?)ヘッドホン専用アンプが完成し、数日間は感動を含めて じっくりと試聴を重ねましたが、、、

完成直後から感じていた”サウンドステージの狭さ”というか、各楽器に立体感がなく平面的な感じが捨てきれない様子です。なので手っ取り早い音質改善の方策として考えたのが抵抗の換装です

で、今回は かなり思い切って高級な抵抗を入手いたしましたわ~

ご興味の無い方には理解しづらいでしょうが、左側の小さな青い2本足の四角いモノはメタルフォイル抵抗という超高精度な高級抵抗『 アルファ  FLCXで1個が600円程もします。一般的な抵抗ならば1個数10円以下でも購入できますし、これまでウチのオーディオ機器に常用しているお気に入りの高音質抵抗『Linkman LMFQだと30円程なのでナント 約20倍の高価格ですわ~ 

右側の黒い円筒状の抵抗は『アムトランス  AMRG 』という 最高級オーディオ用炭素被膜(カーボン)抵抗でありまして1個が260円と少しはお手頃価格となっております。これまでコチラは試した事がなく今回初めての試聴となります。 

但し上記の抵抗の多くは、この後にプリアンプMcIntosh  C34Vにて換装する予定にしておりますのでヘッドホン専用アンプでは4個だけ使用します。

ヘッドホンアンプのメイン部分である青い基板です。この黄矢印のように、入力部を超高精度のアルファFLCX に、出力部を アムトランス AMRG に換装いたします。

この青い基板は国産の高級基板でもあり、まだ新しいですから極めてスムーズに作業できますが、これが中華製の安~い粗悪な基板だとパターンが外れたり、ちっともハンダが吸い取れなかったりと やたら手間がかかる事も多いのです。

そそくさと出力部の交換が仕上がり入力部の交換なんですが、アルファ FLCXは小さいが故に そのまま交換するのがムツカシイのです。小さいうえに、足が短い(恐らくは高精度を保つために足を長く出来ないと予想)ので普通の方法では足が届きません!! それで無理矢理な方法として、基板の裏側にパターン直に半田付けしました。

            てなわけで無事に抵抗の換装が終了

では早速 再びの音出しです

 い や ~

    この抵抗は良いですわ~

さらに一段とクリアーさが増した感じ 

サウンドステージの拡がりはそれ程の変化は感じられないものの、各楽器の定位が よりクッキリした感じがあります。

実に  クッキリ  ハッキリ  したサウンドに仕上がっております

ここまでくれば今回のヘッドホンアンプは これで一応の完成だと思います

 

アルファFLCXの音質改善は既に経験済みなのですが、今回 初めて使用した アムトランス AMRG も なかなか良好な音質改善だと感じます。

いやはや、こうなると、プリアンプC34Vでの抵抗換装が余計に楽しみになってきましたわ~

どうやら、このまま オーディオのドロ沼にはまり込んでゆくのかも・・・


LME49600 ヘッドホン専用アンプ その6 音出し、SiC-SBD、NS-2B

2022年03月17日 | オーディオ

いや~ とうとう完成しました!!

当初はメーカー製のヘッドホン専用アンプを購入しようと、各機種の価格や性能ならびに音質レビューを比較検討したのですが 、、 コレだ! という機種が見当たらず自作に踏み切ったわけです。 が、いざ自作するにしても意外に多数の基板キットが販売されておりコチラでも悩まされましたねぇ~  そして自作となると、マニアの『こだわり』が抑えきれなくなりパーツの調達にもさんざん苦労いたしました。

その内の一つに SiC-SBD というパーツがあります。電源回路に使用するダイオードですが 一般的なダイオードならば数十円で購入できるのですが、過去の改造経験から どうしてもコノSiC-SBD に強~い こだわり がありまして  翻訳すると、シリコンカーバイトーショットキーバリアダイオード となり、一般品の10倍程の価格にもなりますわ~

左が一般的なダイオードで、右がSiC-SBDとなりますので 見た目も全然違うでしょ

電源回路はオーディオ機器にとって非常に重要な部分ですので、特に こだわり が必要なのです。なのでヘッドホンアンプ基板と共に超低雑音安定電源基板も購入しました。

左側基板が自作の整流回路で、右側が安定化電源基板(青色)キットです。

実は今回のアンプ回路では+プラス と -マイナス の2電源が必要となっており、それ用に配線したつもりだったのですが、いざ電源を入れると、、 

ナント + プラス  +プラス の2電源になってました!!  

  アッチャ~  大慌てで手直して大惨事を回避できましたわ~

 

もう一つの こだわり として 抵抗 なんですが、、、

今回のアンプ回路は設計者の こだわり から、音声信号を通す抵抗が たった2本(片ch)しかありません スゴイ!! なので左右ステレオで合計4本を こだわり の抵抗にしたい  と選んだのがコチラ

あまり見栄えが良くないのですが、音質レビューはかなり良好です!!  その名をVISHAY-DALE(ビシェイ・デール)無誘導巻線抵抗  DALE NS-2B と云います。コチラの抵抗は耐圧が3Wあるのでリード線が太く、基板のスルーホールが通りません  仕方なくヤスリで細めてようやく貫通

そんな数々の苦労を重ねながら、ようやく完成しました。

電源回路も正常となり、恐る恐るアンプ基板に+プラス、-マイナスの電源をつなぎ 発熱も白煙もなく無事にリレーがカチリと小さな音を出してくれました

 ナント!!本器にはボリューム調整がありません

電源回路には十分な余裕がありますから 後付けで 電子ボリューム を追加接続しようと考えてましたが、お手頃価格帯の電子ボリュームには満足のできる性能のモノが見当たらず一切排除することにしました。

そこで かつての最高峰D/Aコンバーター ES9018 の内部に含まれている電子ボリュームを使用することにしたわけです。

左側が 内部回路を改造しまくった 中華製 DAC ES9018 であり、その上にBeyerdynamic DT1770AKG K712 があります。そのDACの下にPIONEER N-50 がありましてUSBメモリーからWAVデータをCOAX同軸ケーブルでDACに送り込んでおります。

さて、音出しのインプレッションです

見事にC34Vの (おまけ?)モニターアンプ で感じてた不満が全て解消されました!!

  ス ゴ イ で す

◎ 気になっていたアンプの残留ノイズは皆無となりました

◎ サウンドの細さは一気に解消 かなり力強いサウンド

◎ 周波数レンジも最低域から超高域まで スムーズに伸びきっている感じ

 

× 但し、ステージが狭い!! う~む 

全体が新品パーツですから、もうしばらくエージングをしなければ本来のサウンドは得られないものの、このステージの狭さは困ったものですわ

で、ふと考えると、 随分と前の事ですが、LUXMAN LV-103 のヘッドホン回路の抵抗をアレコレ換装していた際に今回使用したNS-2B も試していて イマイチ好みでは無かった を思い出しました。物は試しと思い、本来のキットに含まれていた 抵抗に換装したところ

  よっしゃー! コレならOKじゃ!!  

サウンドステージが広がり、安心して聴けるようになりました

しかし、こうなると、、抵抗1本(2本?)で こんなにも音質が替わるのなら 更に他の抵抗を試したくなるのが  マニアの性分(サガ)ですわ    

次なる音質改善は如何に??  

    続 く か も ・・・


LME49600 ヘッドホン専用アンプ その5 銀メッキ線 クライオ処理フォンジャック

2022年03月15日 | オーディオ

ゆっ~くり、じっ~くりと進行してきたヘッドホン専用アンプの製作ですが そろそろ大詰めです。

今回も選択肢が多かったり、欲しいモノが見つからなかったりと、さんざん 悩まされた『こだわり』のパーツの紹介です。

マズは内部配線に使用する線材なんですが、、、

  コレはまた非常に頭を悩ますモノの一つです。

以前に改造したPioneerのネットワークプレーヤN-50のD/Aコンバーター部の交換ではアムトランス(アキバにあるオーディオパーツ専門会社)の金メッキ線を使用し、かなり満足のいく音質がえられたわけで、今回も その線を使いたかったのですが、、、 いかんせん高価なのですわ~  ましてや今回のヘッドホン専用アンプでは必要な長さが中途半端なので余計に選択が悩ましかったわけです。

左の一般的なメッキ銅線ならば10mが300円程なんですが、オーディオマニアのコダワリが、それでは ”良 し” とはいきません。そこで今回選んだのが右側のシルバーに輝く細~い線です。

コチラは千石電商で見つけた線材です。昔は銀メッキ線には独特の”クセ”があるとし一部の愛好者だけのモノだった気がしますが、この頃は ヘッドホンブームとか携帯音楽プレーヤの普及につれて 銀メッキ線を見かける事が増えてきました。細い銀メッキ線をより合わせた交換用の高額なヘッドホンケーブルも見かけますね  コチラは1mが600円位でした。

もう一つ、さんざん探していたのがアンプにヘッドホンを差し込むフォンジャックなんです。

ヘッドホンそのものやケーブルおよびフォンプラグ(アンプに差し込む側)は多くのバリエーションがあるものの、アンプ側のフォンジャックには通常パーツ(特にオーディオ用では無い)しか見当たりませんでした。仕方なく一旦は米国製SwitchCraft社のステレオフォンジャックを入手しました。

なんですが、それでも諦めきれずネット検索を続けると、たまたまオーディオパーツではなく楽器用パーツ  (恐らくはギター?)に使用するフォンジャックに オーディオマニアが大好きな『クライオ処理』を施したモノがあるのを発見しました!!

コチラは楽器の世界でも高音質を求める方々に向けて、特別な? クライオ処理=エクセレント・クライオ処理が施されているらしいのです

さらにウレシイことに、そのような特別な処理をしているにも関わらず 一般品と比べ数百円しか違わないわけです(一般品が750円コチラが990円)    オーディオパーツですと、クライオ処理品ならば一般品の2~3倍になるのが普通なんですが、楽器業界は極めて健全なのですネ~

 

あとRCA入力ピンジャックには手持ちの米国Cardas製のロジウムメッキを使っております(コチラは20年程前に元々のセレクタを作る時に海外パーツ屋から購入)

小さいながらズッシリしておりますぞ  WBT社の超高級品になると銅の塊から削り出しピンジャックなんてのも有りますネ~(超高額で手が出ません)

というわけで、それらの銀メッキ線やらプラグ・ジャックを含めて入力から出力までが完成いたしました。

こうして見ると どうも細~い銀メッキ線だと、いかにも頼りない印象がありますネ~ 果たして どんなサウンドが聴けるのでしょ~

 

ついでながら、あと二点の『コダワリパーツがあります

一般的なオーディオ機器は  内部回路の保護の為にヒューズを取付けてあります。しかし、そのヒューズが音質を低下させる要因の一つとも云われます。そこでヒューズを使わないで 回路を保護する方策として「サーキットプロテクタ」なる装置があります。

以前から販売されているモノで  いつかは使用してみたいと考えていたので、今回は思い切って使ってみることに   ちょうど今回のヘッドホンアンプには電源スイッチを付けるアイデアが無かったので、コチラをスイッチ代わりすればいいわけで一石二鳥でした。

 

 ◎ さらに、もう一点がコチラ

コレも何時頃入手したかも忘れましたが、、、 

パーツケースにちょうど3個だけ残っていたスパイクです。 今回のアンプはスパイクを付けるほどの重量がなく  却って安定を悪くするような気もしますが、やはりココは『コダワリ』としてアンプの底板に付けないわけにはいきません!!

         というわけで、ほぼ完成です。

 

次回は遂に音出しですが、、

果たしてイッパツでOKとなりますことやら・・・?


LME49600 ヘッドホン専用アンプ その4 ACプラグ クライオ トロイダルトランス

2022年03月13日 | オーディオ

極めてゆっくりした進行ながらも 着実に完成に向かっているアンプ製作ですが、、、

オーディオマニアにとっては選択肢が多く悩ましいのが 電源関係部分です

一般的な電源ならば  ACプラグ付の電源ケーブルが百円もしない位で入手できるでしょうけれど、マニアの世界ではプラグ付の電源ケーブルが数十万円もする化け物(バカモノ?)もあります!!

また高級オーディオ機器では、アンプ本体にインレットという差し込み口だけを取付け、電源ケーブルを自由に交換できるようにするのが一般的です。しかしながら個人的なポリシーとして『接続箇所は出来るだけ少なくしたい』がありますので、今回のアンプは直接ケーブルを取付けてしまう方法にしました。

 ◎ さんざん迷った挙句に選んだACプラグがコチラ

一昔前には余り見かけなかったのですが近頃はこういったアルミで作られたプラグも増えてきた感じですネ  当然ながら国内で調達すると高いですから ebay のなかから最安値の中華製ACプラグを選択したわけです。これまでのポリカーボネイト製に比べズッシリと重量感もあります。また、どういう意味か判りませんがクライオー156の記載があるので、ひょっとしたらクライオ処理が施されている?かも知れません。本当は更に差し込み部分にロジウムメッキが欲しかったのですが見当たらなかったのでメッキ無しで妥協。

コレと本体をつなぐ電源ケーブルは当初  取扱いが容易な細めのケーブルにしようと考えておりました。それがコチラ

マニアならば御存知な方も多いでしょうが、大阪の日本橋近くにある『逸品館』というオーディオショップがオリジナルで製作・販売してる AIR-BOW エアーボウ のHCR ACF EVO という安価ながら高音質を謳ったケーブルです

なんですが、、、

中国から郵送されてきたACプラグのケーブルを通す穴が馬鹿でかい!!

  なので急遽 もっと太いケーブルにしました。

そこで登場するのが、コレまでウチのACケーブルに多用してきた aetPRIMARY SP-400 です

しかし、この太いケーブルをしても まだまだ 余裕が有り過ぎなので鉛テープを巻いたり熱収縮線を重ねたりと工夫しまくり  でも、まだ足りなかった~  ガバガバですわ

 

電源ケーブルが機器まで届きましたのでついでに電源トランスも紹介

普通の機器ならば左側のトランスでOKなんですが、オーディオマニアは右側のトロイダルトランスが大好きです!! 価格も2倍以上かなぁ・・・  

何が魅力かと云いますと、、、  私自身は比較しガテンしたことも無いのですが、雑音が少ないそうです。トランスは磁束というか磁界?が影響し雑音源になり易いらしいのですが、トロイダルだと磁束が漏れにくい?ので雑音が少ない らしいです。

更には、効果のほどは判りませんが  電源部とアナログ音声部の境に隔壁トランスに銅板カバーも取り付けました

もっとも完成後にアレコレ試して、これらに効果が見られなければ取外しますわ~ (全体に貼ってある銅板の影響・効果も検証が必要です)

   ここまでくれば、アトもう一息ですかね~

実はこれ以外にも『コダワリパーツ』を選んでおりますので次回も紹介してゆきま~す