つい先日、かなり苦労しながらも完成したヘッドホン専用アンプ
新しい(最新とは言い難いですが)デバイスゆえ、今どきの立ち上がりの鋭いサウンドでキビキビしているのですが旧来のステレオ音場の拡がり やら 立体感に欠ける印象もあります。
ならば元々のマッキントッシュのプリアンプ付属のヘッドホン回路に手を加えたら、どうなのだろう?と考えてみました。上記のヘッドホン専用アンプを作製するにあたり、良好なヘッドホンジャックやらカーボン抵抗を入手しましたので それらを使っての改造をやってみたわけです。 以前にも紹介しましたが、今回ようやく見つけたヘッドホンジャックには2種類ありまして、上が通常品ながら差し込み部が12mmと長いモノ、下がクライオ処理を施された高音質タイプ(但し差し込み部は短い)です
マズはヘッドホンジャックの交換作業ですが、、、
元のジャックが 如何にもしょぼいモノが付いておりまして、コレではいかんなぁ~ という感じでした!!
とは言え 新たなジャックを取り付けにはフロントパネルシャーシーを削らなければなりませんでした。
コレが、かなりキツイ作業でして、、 パネル全体を取り外せばラクにヤスリが掛けられるのでしょうが端折って付けたままの状態なので大きくストロークできず随分と時間がかかりました
削っている内に、脇の方にまで広がってしまい左側のスイッチ類に届きそうでしたが何とか納める事ができました。
もうココまで削ってしまえば ある意味、怖いものなし ですわ~
加えてモニターアンプの出力抵抗もアムトランスのAMRG高級カーボン抵抗=右側の下150Ωに換装しました。
で、ここまで 苦労しつつも順調に進めてきたのですが、、、
ガラス製フロントパネルを取付ける段になって 大 問 題 が 発 覚 !!
マッキントッシュのC34Vには何故かヘッドホンジャックが2個並んでおります。
なので、上側に前述の12mmのジャック、下側にクライオ処理の高音質ジャックを配置したのですが、ガラスパネルを取り付けると下側のジャックが数mmだけ奥に陥没してしまい正しく差し込まれません すなわち右chの音が出ません!! 無理矢理に押し込んでガラスパネルにキズを付けたり 或いは割ってしまったら、取り返しがつきません すべてぶち壊しです
なので下側ジャックは無し(ヘッドホンは一系統あれば十分!!)にすることにして元のプラスチックジャックを仮止めしておくことにしました!!
相変わらずアレコレ苦労した作業が終わりまして、、、
果たして改造後のサウンドは如何に
まさに大成功でした!!
クッキリ ハッキリ スッキリ
先日入手した BeyerdynamicのDT1770で聴くと確かに残留ノイズは以前のまま ではあります。しかしながら以前の少しふやけた印象が一切払拭され、芯の太いながらも新鮮なサウンドになっております。 コレには多少の増強作用がありまして、アンプを開腹した際に すべての接点を接点復活剤にて清掃した効果 も相乗されていると思われます。
そして元々のお気に入りのヘッドホン AKG K712 を試してみると、改めてコチラの素晴らしさも確認でき、果たしてココまでの出費と苦労(新たなヘッドホンを購入し、さらに専用アンプも作製した)は何だったのか? という妙な気分にもなっております。
と まあ 相変わらずのトンチンカンなオーディオ道ではありますが、引き続き「道楽」あるいは「ドロ沼」を楽しんでゆきたいと思います~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます