女房からの電話

2016年02月13日 | 健康・病気

朝 8 時半頃、女房から電話が来た。
その時間は、女房が地下鉄の駅を降りて会社に向かって歩いているときだ。
「今日東京はそんなに寒くないよ」
「軽井沢も寒くない」
「いい言葉教えてあげようか」
「なに?」
「寺山修司の言葉だよ」
「うん」
「ふりむくな、ふりむくな、うしろには夢がない」
私は、頭を殴られたような状態になった。
寺山らしい、いい言葉だなと思った。
「寒いけど、その言葉で今日1日生きられそうだよ」
そう私は女房にいって電話を切った。

ネットで検索してみたら、その言葉が入っている「さらばハイセイコー」という詩があった。
私は、20代のときに天井桟敷の芝居を追っかけてかなり観た。
寺山修司の本も読み、映画も観た。
彼の俳句も短歌も読んだが、競馬関係のことはまったく近づこうとしなかった。
そんなことでこの詩のことは知らなかったのかな、と思った。
女房に感謝です。

コメント
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