pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

キューティ・ブロンド2/ハッピーMAX

2008-06-22 18:50:42 | アメリカ映画(か行)


2003年 アメリカ作品 95分 20世紀FOX配給
原題:LEGALLY BLONDE 2: RED, WHITE & BLONDE
STAFF
監督:チャールズ・ハーマン=ワームフェルド
脚本:ケイト・コンデル
CAST
リース・ウィザースプーン  サリー・フィールド  ボブ・ニューハート ルーク・ウィルソン


何回か観てるシリーズだけど、前回これの1を観た時は失恋したばかりでかなり傷心の身だったんですね。(笑)今でも職場が同じ人のため、否が応でも毎日顔つき合わせてますが(苦笑)、今はその傷は完全に癒えました。だけど、いつ観てもエルの生き方は観ててスカッとするねー
相変わらずトントン拍子で話は進むし、しかも話のスケールは前回よりもでっかくなってるけど、いいんです!もうドンドン突き進んじゃってー!(≧▽≦)Oって感じ。エルの笑顔につられてこっちまで笑顔になっちゃうんだもん。リース・ウィザースプーンって、やっぱエルを演じている時が一番ステキっ
そして今作は24のクロエことメアリー・リン・ライスカブが出てるんだよね。彼女って常にしかめっ面のあの表情のせいか、いつも地味に見える。衣装も黒・紺など暗い色ばかりだしね。でも今作ではエルの影響を受けて、後半はどんどん明るい衣装を身につけているんだけど、ほんとイメージが一変やっぱ女性は明るい色の方が引き立つねー!あたしもモノトーン系ばかりになりがちだから、今後工夫しようっと
これ、3とか出ないかなー!20世紀FOXがよく出す、ピンクコメディシリーズでは、一番好きなシリーズです

【字幕翻訳:戸田奈津子】

RENT/レント

2008-06-22 16:22:56 | アメリカ映画(ら行)


2005年 アメリカ作品 135分 ブエナビスタ配給
原題:RENT
STAFF
監督:クリス・コロンバス
脚本:スティーヴン・チョボスキー
原作:ジョナサン・ラーソン(ミュージカル版)
CAST
ロザリオ・ドーソン アダム・パスカル アンソニー・ラップ ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア トレイシー・トムズ

常に思っていたことだけど、あたしって頭固いよね。。。いつからこんなに固くなってしまったんだろ。むしろ幼少時代はちょっと周りから珍しがられる個性的な価値観を持った子だったんだけどなぁ。良くも悪くも大人になってしまったようです。
映画って一つの芸術作品なんだから、常識や固定観念、物事の良し悪しを判断する観点から観たら楽しめない作品が多い。こんなガチガチの頭だから、個性が強い作品はどん引きしてしまうことが多いのですたま~に個性が強い作品でも引き込まれてしまう作品(最近ではスウィニートッドかな)に出会ったときは、ものすごい充実感を味わいます。それで強烈なこの作品はというと、、あたしはダメだったんですねまた、コレミュージカルでしょ。ミュージカルって完全に引き込まれるか置いてけぼりを食らうか、2つに1つだとは書いたことあると思うけど、今回は置いてけぼりを食らう方でした。こんな他人事のように言ったらいけないとは思うんだけど、ドラッグ、エイズ、同性愛、どれも自分に身近ではないため、それらに四苦八苦しながらも前進しようと奮闘する彼らを観ても、傍観者になってしまったんだよね

でも唯一引き込まれた人物がいます。それはエンジェル。彼(あ、彼女と言った方がいいのか。)がパフォーマンスを始めると、何故かそこだけグイグイ惹きこまれてしまったんだよね。特に印象深いのは最初のサンタの格好をして部屋中踊りまくるシーンと、コリンズに「一緒に住もう、部屋代は1000回のキスよ。」と歌い上げるシーン。最近自分に自信がないせいか、他人の目を気にせず、自分の個性を見失わない人物に惹かれてしまうようです。昨日のJUNOもそうだね。


多くの方が語るように、確かにOP曲のSeasons of Loveは間違いなく名曲。メッセージが強いし耳から離れない。「1年」と言うと、時間はまだまだあるあると思うけど、「52万5600分」と言われると、歌詞にもあったように「未来もない。過去もない。今この瞬間が続く事を感謝しよう」と思えるね。

【字幕翻訳:?】

JUNO/ジュノ

2008-06-22 00:28:30 | アメリカ映画(さ行)


2007年 アメリカ作品 96分 20世紀FOX配給
原題:JUNO
STAFF
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ディアブロ・コディ
CAST
エレン・ペイジ マイケル・セラ ジェニファー・ガーナー ジェイソン・ベイトマン


全く異なる2通りの見方が出来る作品だった。

まずは常識的な見方。16歳という若さで思いがけない妊娠をしてしまったのに、何で彼女はこんなに明るいの?責任力無さすぎじゃない?甘く考えすぎじゃない?しかも妊娠のきっかけになってしまったアクシデントを後悔してないなんておかしいんじゃない?そして相手の男の子も同じく、あまりにも考え甘いよね?友達と興味本位の行為をして、妊娠して、産んで、育てられないから他人にあげて、そして今度はその友達と恋人関係になって幸せに暮らす。普通は恋愛して結婚して子供が誕生という流れだけど、「普通じゃ~あたし達らしくない。」なんて語る主人公に、「なんじゃそりゃー!」と一喝入れたくなってしまいました。またあたしは人一倍頭固いヤツですから尚更ね

でも、そんな見方とはまったく反対の見方も不思議と出来てしまう作品なんだよね。

それは、彼女の選択もアリかなって。そして常に自分のカラーを失わない彼女は素敵だなって。彼女を見てるとやっぱ一番大事なことって「自分に素直になること」だなって、心がポカポカしてくるんだよね。そんなハートフルにしてくれる要素は彼女の人柄だけじゃなく、こんな状況でも無償の愛で包んでくれる父親と継母、そして軽いし口も悪いけど、いつも傍に居てくれる親友などなど、彼女の周りの人達のおかげでもあると思う。多分自分の娘が16歳で妊娠したなんて言ったら大抵の親は怒り狂うと思うけど、黙って見守る親の姿にこそ愛を感じたなぁ。

重くなりそうなテーマに対して、こんな異なる2通りの見方が出来たのは、やっぱアカデミー賞を受賞した脚本のおかげかな。なんとこの脚本を担当したディアブロ・コディはこれが映画デビュー作。ストリッパーなど豊富な経験の持ち主で、今後彼女が脚本を担当する映画の公開が何作か控えてるそう。要チェックです

【字幕翻訳:松浦美奈】