pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

変身

2008-06-15 21:17:19 | 邦画


2005年 日本作品 108分 日本出版販売配給
STAFF
監督:佐野智樹
脚本:よしだあつこ 原作:東野圭吾『変身』
CAST
玉木宏 蒼井優 佐田真由美 山下徹大 松田悟志 釈由美子


原作は大分前に読んだから細かいトコは忘れてしまったんだけど、すっごく感動した記憶アリ。そんな素晴らしい原作に、主演は玉木宏&蒼井優とキタ!あたしがいつも利用してるぽすれんでもずっと貸し出し中でなかなか借りられないから、期待裏切らない作品だろうなぁ~なんて思ってたんだけど、裏切られたよ

すべて茶番劇に見えてしまったんだよね。主演二人の演技が下手だとは思わないんだけど。脚本や演出に問題があったように思う。なんかすべて大袈裟なんだよね。玉木宏のキレっぷりも蒼井優の献身さも。最新医療技術を持った医師団も重みナシ。あと気になったのはバックミュージック。ショッキングなシーンとかいきなり爆音でまるでベートーヴェンの運命のような音楽が流れるんだけど、これも大袈裟だーとしらけてしましました一番ずっこけたのはラストシーン。作りこみすぎだーと思わず笑いまでこみあげてしまったんですよね。。。( ´,_ゝ`)
でも脳の移植なんて大手術の経験は勿論無いけれども、たまに自分の身の周りのものすべてに嫌気がさすときってあるよね。そんなささくれだっている自分に優しく接してくれる人まで邪険に思うときってある。自分も経験あるだけに、成瀬の様子を見ててちょっと心痛みました。

蒼井優の献身さが大袈裟だと非難してしまったけれども、でも好感は持てたよ。玉木宏もカッコよかったし、まぁ、観て損はないかな。もう一度観る事はないと思うけど。(苦笑)原作はだんだんと自分が変化していく過程に苦しむ主人公の心情が上手く伝わってきたんだけど、映画だと伝わりませんでした。

夢駆ける馬ドリーマー

2008-06-15 20:58:47 | アメリカ映画(や行)



2005年 アメリカ作品 106分 アスミック・エース配給
原題:DREAMER: INSPIRED BY A TRUE STORY
STAFF
監督・脚本:ジョン・ゲイティンズ
CAST
カート・ラッセル ダコタ・ファニング クリス・クリストファーソン エリザベス・シュー


ダコタ・ファニングちゃんの作品って、無意識のうちにほとんど鑑賞してます。この作品が2005年でしょー。そしたら、ハイド・アンド・シークとか宇宙戦争とかシャーロットのおくりものが05・06年の作品だから、成長したダコタちゃんを見慣れてないわけではないんだけど、この作品のダコタちゃんはすっごく大人びて見えちゃってなんか淋しくなっちゃいましたI am Sam アイ・アム・サム」のルーシーが強烈に印象づいてるせいかな?

デヴィッド・モースが憎まれ口しか叩かなくて本当に腹立たしいんだけど、でも彼の言い分が常識なんだろうね。競走馬は骨折=安楽死という話はよく聞くこと。そんなのヒドイ!とは思うけれども、この作品でお父さんが言ってた通り「競走馬はすべて商品」。使い物にならなくなった商品をいつまでも飼うのは経済的にも困難。このクレーン一家もソーニャを引き取ったものの、苦しい経済困難に陥ってしまうのだけれども、それでもケールの思い描く夢を一緒にかなえようと家族一丸となって協力する様子に感動したよ。大体のお父さんが「子供は現実を知らないんだ」のひと言で制してしまうでしょ?ラストのレースには、両手握り締めてどんどん前のりになっちゃったよ。清清しいラストでした。あとケンタッキー州の大草原も美しくて物語を盛り上げてくれたと思うなぁ。

ビジネス交渉するわ、憎たらしいデヴィッド・モースの舌を巻く切り返しをするわのダコタちゃんが本当にたくましかったわ~

【字幕翻訳:?】