かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

緑と赤の光

2016年09月12日 23時15分29秒 | 研究生活
週末に仕上げた蛍光染色を今日いよいよ顕微鏡で観察することができた。蛍光顕微鏡をいじるのはだいぶ久しぶりのことで、扱い方も忘れかけていたが、いざ実物をちょこちょこといじっていると思い出すことができた。最初は蛍光の設定を忘れていて何も光らずに焦っていたのだが、しばらくしてきれいな蛍光を確認することができた。蛍光染色のいいところは、なんと言っても光って見えることで酵素抗体法よりも明瞭にわかる。そして、多重染色がしやすい。抗原が同じ場所に発現していても蛍光であれば色が変わるのでわかりやすいということになる。ただ、保存性という点で劣るのはしかたのないことである。そのため、いつでも写真を撮れるというわけではないので早々にやらなければならない。
平行してウェスタンブロットもやっていたので少し慌ただしくはなったのだが、一応作ったプレパラートは全て写真を撮った。撮り足りないときに追加で後日撮影というのは後になるとできなくなってしまうので、早めにたくさん撮っておかなくてはいけない。
あとで、目に緑の光と赤の光がちらついて少々困ったのは余談である。

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