かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

日帰り訪阪記

2014年03月13日 23時32分43秒 | 医者仕事
今日は学会に行くために大阪に行ったのだが、仕事の都合で日帰りで行くことになった。朝一番の新幹線で新大阪に着いたときには、外は雨が降っていた。タクシーで直接会場に向かうことにして、ポスターを携え会場に着いたのが9時前くらい。受付をしてポスターを貼ったらだいぶ荷物が軽くなった。発表は夕方なのでそれまで少し外に出ようかと思っていたのだが、外はずっと雨でやむ気配もない。
そのため中で口演を聞くことにした。脳卒中の基礎研究にはだいぶ縁遠かったので興味を引かれてしばらく聞いていたら、色々と面白そうな話が出ていた。種々の神経変性疾患でおこる神経細胞死と脳血管障害で起こる神経細胞死は細胞死という点ではつながっているとも捉えられるわけで、自分の中で少し距離のあった両者の間に新たなつながりができたようにも思った。今現在一番興味を抱いている疾患はALSなのだが、それとは別に脳血管障害も興味を持っていて、神経細胞死を食い止めるような研究ができればと思っているところだったので、虚血からのアプローチも面白いかもしれないと思った。
ランチョンセミナーで昼食は確保できたので、あとはいくつか発表を聞いて時間をつぶした。
ポスター発表は今回が初めてだったが、聴衆の数も口演よりずっと少ないが顔が直接見えて、面と向き合って話をしているような感じだった。私の発表は大したインパクトもなくあっさりと済み、大した質問もなかった。いい経験であった。
発表を追えた後はすぐに帰ることにした。新大阪駅までタクシーで向かい、新大阪駅でお土産をいくつか見繕って新幹線に飛び乗った。何があるかわからないので一応最終の指定席を用意しておいたのだが、杞憂であり早い時間のものに変えてもらった。
帰宅したのは10時過ぎ。思ったより早かったが、大阪への日帰りは思ったより疲れた。これで一つ大きな任務が片付いた。
明日はがんばってまた仕事である。