Tiny Happy Days

タイニー・ハッピー・デイズ。ささやかだけど幸せな日々。
そして日々を彩ってくれる音楽や文具などなど。

【文】 ダイヤメモ

2009-01-28 23:01:31 | 文具(ノート・紙類)
ミドリ(デザインフィル)のリングメモ、ダイヤメモです。

1961年(昭和35年)!!発売のロングセラだそうですが、使うのは初めてです。

おっさん臭い地味な外観ですねえ。でも使うのがおっさんなので全く問題ありませんが(苦笑)。

サイズはSMLとありますが、Mを選択。
これとペン1本をワイシャツのポケットに入れて、思いついたことや、あとで調べたいこと、上司に言われたことなどをメモしてます。
プライベートなことも結構書いてます。

ちなみにダイヤメモのお供には写真のボールペンを良く使います。
これらは重量が軽いのでワイシャツのポケットに入れても弛まないのがポイントです。

用紙はミドリお得意のMD用紙で、明るいグリーンのルールド(点線)ですが、5行毎に太い線で区切られ、1ページが4分割されています。
この区切られた5行をワン・ブロックとして、1行目に日付とタイトルを書き、後は内容や、後で調べたことを書き足してます。

以前は、ロディアなども使ってましたが、リングメモはちぎらなくてもいいので重宝してます。

最近ダイヤメモの表紙をデザインした「RE ダイヤメモ」が発売されましたが、あまりぴんとこなかったので、しばらくはこの地味なオリジナルを使う予定です。

メモそのものの評価ですが、紙はMD用紙なので万年筆でも問題ありません。
小さなダブルリングもしっかりしていて信頼性が高いです。
しかしポリプロピレンの表紙は柔らかすぎかな。
支障があるとまではいえませんが、立って書くときはもう少し硬い方がいいですね。

それにしても、表紙に「Diamond memo」と金色で書いておきながら、商品名はダイヤメモ。
どういうことなんでしょうね




【日】 原研哉デザイン展 本

2009-01-26 23:13:38 | 日々のことなど
武蔵野市立吉祥寺美術館で始まったばかりの原研哉さんのデザイン展を見てきました。

原さんといえば、無印良品のアドバイザリー・ボードの一員というイメージですが、本の装丁もかなり手がけていたんですね。

原さんは、デザイナーというよりアートディレクターと言った方がしっくりします。
展示されていた本を見てますますその感を強くしました。

さて、会場の吉祥寺美術館は、小さな展示室が3つある小規模な美術館です。
吉祥寺のど真ん中にありながら街中の喧騒とは無縁の落ち着いた空間でした。
しかも入場料は100円!また気になる展示があったら来てみましょう。

帰りに小さなミュージアムショップ、というかコーナーに寄ったんですが、なぜか、あの、美すず堂の商品が並んでいました。
特に美術館オリジナルではなかったようなのでスルーしましたが、ちょっと気になってます。


【文】 Montblanc レーシンググリーン

2009-01-24 15:16:51 | 文具(万年筆・インク)
たがみさんのエントリーと重なってしまったモンブランのボトルインク、レーシンググリーンです。

レーシンググリーンというと、ジャガーCタイプ・Dタイプやアストンマーチンあたりの1950年代のイギリス製レーシングカーのカラーリングを連想します。
(写真のミニカーは、ジャガーのXK120)

モンブランのレーシンググリーンは、買う前にわかっていたことです、一見ブラック。
しかし漆黒ではなく、インクが乾くとムラになった部分はグリーンです、明らかに。



同じグリーンでもペリカンなどのグリーンとは全く方向性が違います。
どちらかというと、「藻」とか「海苔」みたいですけど(苦笑)

常用できる色なので、ペリカンのM1000のBBに入れて日記書きなどで使ってます。



【文】 Pilot シルバーン 旧型

2009-01-22 22:22:13 | 文具(万年筆・インク)
パイロットのシルバーンの旧モデルを入手しました。

純度92.5%のシルバーに曲面蝕刻というパイロット独自の技術で模様を刻み、凹部を黒色に仕上げている…そうです。

 
 
首軸の先端に巻きつくように嵌まり込んだペン先。これも一種のインレイニブでしょう。
この造形からは硬い書き味が想像されますが、そうでもありません。
現在のカスタム74よりは柔らかさを感じます。



格子柄の軸に直角に曲げられたストレート・クリップ。いかにもまじめな佇まいです。
クリップは黒の樹脂ぽいものを挟み込んだような形ですが、まさかオニキスじゃないですよね。
なんだかシベリアというお菓子を思い出してしまいます。

キャップは嵌合式ですが、ピーンという金属音の余韻が残るほど、パチーンと気持ちよく嵌まります。
この辺はさすが日本製ですね。



中古ですが状態はとても良く、細字のニブはとても滑らかです。

やや細身のストレートな軸に格子柄。直線で構成されたクリップ。しっかりとした書き味。
これほどダークスーツに合う万年筆はないと思えるくらいです。





【文】 能率手帳の流儀

2009-01-20 23:10:56 | 文具(情報・書籍)
2009年読書始の1冊目。
ねこJさんも紹介されていた「能率手帳の流儀」です。

著者は能率協会の会長さんですが、内容は能率手帳の宣伝でも説明でもありません。
(最後に能率手帳のこだわりが紹介されてますがこれもこれでとても興味深いです。)

手帳との付き合い方にとどまらず、仕事に対する姿勢や処世訓まで及びます。
処世訓などというと説教臭いと思われるかもしれません。
しかし、押し付けがましいところはなく、自然体でやさしい語り口なので、素直に受け止められます。
このあたりは著者の人柄ですね。

① 手帳は書いて「振り返る」。
② 会議を大事にせよ。
③ 部下はほめるな。

私はこの3つの点が印象に残りました。
特に②と③は後頭部をガツンとやられた感じで、これから自分なりの方法で実践していくつもりです。

巷に溢れる息苦しくなるようなキャリア・ディベロップメント重視の仕事術の本とは一線を画すこの本、おすすめです。
星5つです。

著者は、仕事もプライベートも1冊の手帳に記録することを勧めていますが、それだけは情報管理の点からおっかなくてできません。
ちなみに今年の私の手帳は、クオバディスのビジネスとほぼ日という例年通りの2頭立てです。

能率手帳は、企業からの依頼でロゴ入りの手帳なども作っているようです。
私は、仕事の関係で2つの会社から手帳の支給を受けていますが、両方との能率手帳ではありませんでした。残念。

【写真の背景は今月読んだ他の本です。】


【文】 万年筆スタイル

2009-01-17 22:57:41 | 文具(情報・書籍)
万年筆のムックとしては趣味の文具箱を創刊から買っていることもあって、この「万年筆スタイル」は1冊だけ買ってあとはスルーでした。

先日大型古本チェーンに行ったときに万年筆スタイルが2冊並んでいるのを発見。
創刊号と第3号で、創刊号はきれいな状態でしたがなんと150円でした。
しかし家にある1冊が何号だか思い出せない…

安いしいいや、と2冊とも購入。
結局家にあったのは第2号だったのでダブりなしでした。

ところで、万年筆スタイルの発行年を調べてみると、創刊号2004年10月、第2号2005年10月、第3号2006年11月…以上。
確か第4号って出てないですよね?
万年筆スタイルはもう廃刊なんでしょうか?

ほぼ同時期に創刊された趣味の文具箱はもう12号を数えます。
明暗クッキリという感じでしょうか。

万年筆スタイル3冊をざっと読んでみました。
悪くないです。趣味文が直球だとすれば、万年筆スタイルは変化球という感じですが。
ただ、何かが少しだけ足りないような。

例えば、創刊号の「ワタシ、万年筆の味方です。」
万年筆を愛用している人たちの思いを載せてます。万年筆ファンの琴線に触れるいい企画です。

しかし、「その人がどんな万年筆にどんなインクを入れどんな紙にどのように書いているか」という具体的情報が完全に欠落しています。
変わりに、例えばオマスを愛用している方の次のページにはオマスのカタログが載ってます。
これじゃ駄目でしょう。

企画の目線は決して悪くないと思います。いや、おもしろいです。
でも、やはり具体的な情報は大事にしてもらいたい。
もし第4号の発行がされるのであればですが。

【文】 Pelikanペンケース 5本さし

2009-01-16 22:50:35 | 文具(ペンケース)
ある程度の太軸もオーケーな万年筆用のペンケースを探してました。

本数は4~5本で、仕切りがあることが条件。あとは革製であることくらい。

候補は、ブレイリオの5本さしコードバン、ナガサワのジョッター付4本さし、マッジョーレの木枠付6本用ペンケースあたり。

マッジョーレを注文したまさにその時に新発売になったのが、このペリカンの5本さしです。
商品番号は「TG-51」。
もちろんマッジョーレはキャンセルしました。

このケースの美点はなんといってもその大きさです。
ブレイリオは幅が12㎝を超えますが、同じ5本さしでもこのペリカンはわずか9㎝です。
マッジョーレは木枠付ということもあってもっと大きいです。



「現在の5本」は、写真左から、パイロットのカスタム74、シェーファーのインペリアル銀軸、ペリカンM1000、ペリカンM800、キャップレスです。

さすがに、M1000を5本は無理でしょうが、使っている革が柔らかく、ベロの部分も長くて柔軟なので、長めや太目のペンの収納にも困りません。

ある程度の本数が運べる万年筆用のペンケースはもうこれで十分という感じです。





【文】 MD日記

2009-01-12 17:44:53 | 文具(ノート・紙類)
さよなら、モールスキン・ダイアリー。

悩んだ末、3年間使ってきたモールスキン・ダイアリー(デイリー・ラージ)から、デザインフィル(ミドリ)のMD日記に日記帳を乗り換えました。

乗り換えの理由は、モールスキンの万年筆との相性の悪さ。
なぜ悩んだかというと、モールスキンの外観を超えるものがなかったということですね。



さて、MD日記に使われているMD用紙と万年筆の相性はいかに。
なにしろ、「書くことにこだわった日記。」ですからね。

MD用紙は適度な抵抗感があり、ツルツルな紙よりも万年筆で書きやすいかもしれません。
でも、この抵抗感は細字の万年筆には少し強すぎるというか、重すぎるようです。
細字だと引っかかりを感じることもあります。中字以上との相性がいいと思います。
個人的にはもう少しさらさら書けるほうが好みかな。

いずれにしてもこの抵抗感は好みが別れる点です。



インクはまず裏抜けしません…
が、手持ちの中では、モンブランのシーズン・グリーティングインクが抜けました。
2005年のチョコレートブラウンです。

このMD日記の問題点は用紙が無地ということ。
付属の方眼罫が書かれた下敷きを使っても線が見えにくいので、いちいち線を確認しながら書いてますが、ちょっとストレスが溜まりますね。
事前に予想できたとはいえ、思った以上に不便というか面倒くさいです。

そんなわけでMD日記大絶賛!というわけにはいきませんでしたが、しばらくこれで行きます。

今年の日記帳は。「黒」から「白」に大転換しましたが、シンプルな外観という点では共通点がありますね。




【文】 Pelikan M800 デモンストレーター

2009-01-10 17:02:11 | 文具(万年筆・インク)
昨年12月に購入した1本。

う~ん、これは正直スルーつもりでした。透明軸に少し食傷気味でしたし。

しかし、現物見たのが運の尽き。
万年筆のパーツ名を軸に刻んで表示。
たったこれだけなんですが、とても魅力的です。アイデアに完敗。



実物見ると相当いいですよ。
ゴールドのパーツも高級感がありますし、透明度の高い軸もいい。
透明度が高いので、キャップ越しにペン先がきれいに見えるのがいいですね。

最近細字づいていることもあって、ニブは「F」にしました。

年末発売の趣味文の12号に様々なインクを入れたデモンストレーターが載ってました(P38~)。
でも、まずは日常使いの出来るペリカンのロイヤルブルーあたりをを入れようと思ってます。

(そういえば、ペリスケ(M205)もまだ使ってないんだった…)





【物】 ターゲットマークのスウォッチ

2009-01-07 23:08:15 | 物欲・買物全般
swatchなんて買ったの何年ぶりだろう。

元旦に買い出しに行ったスーパーの電気売場で福袋に入っていたところを発見。

この模様は、ターゲットマークともモッズマークともいいますよね。
1960年代のイギリスのモッズ族のロゴマーク。
確かイギリス空軍のマークが元になってたと思います。

シンプルだけどロックぽくてかっこいいです。
黒のTシャツとベストマッチ。

ターゲット、つまり矢の的ですからおめでたいマークともいえなくもないですね。

ちなみに時計の背景は私の肌ではありません。
あるノートの表紙なんですが、これでわかったらあなたは相当な文具マニアです、間違いなく。