Tiny Happy Days

タイニー・ハッピー・デイズ。ささやかだけど幸せな日々。
そして日々を彩ってくれる音楽や文具などなど。

【文】 初ペンクリニック

2008-11-30 23:40:08 | 文具(万年筆・インク)
きのう、はじめてペンクリニックなるイベントに参加してきました。

国分寺でセーラーのペンクリニックが開かれるというので出かけてみました。
握りしめて行った万年筆は、どうにも書きにくいシェーファー・インペリアルの銀軸です。

割と早く行ったつもりだったんですが、登録番号は68番!
都心じゃないしそれほどでもないだろうと思ってましたが、大甘でした。

1時間ほど文具店で時間を潰していよいよ緊張のペンクリ。スタート!!
シェーファーのペン先をじっと見ていた長原幸夫先生の評は、「うまく使っているが、ペン先の一部が磨り減って平らになっているのでその角で引っかかる」との事でした。

片減りしたイリジウムを丸く研ぐため少し細字になるということでしたが、出来上がりはインクフローも良くなって以前と同じ国産のF相当でした。
調整後のスムースな書き心地はちょっと感動ものでしたね。これで常用できます。

しかしペンクリって相談者の話を聞いてると面白いですね。
吸入式の万年筆の中でインクを詰まらしちゃった人。
床にペン先を突き立てちゃった人。
自分で調整の真似事をして訳わからなくなっちゃった人。
細字の万年筆を太字にしてくれと言う人。
通販でひどいペン先をつかまされちゃった人。

もちろん先生のちょっとした話もためになります。
しばらく使わない吸入式の万年筆には水を入れておくといい、という話も参考になりました。

そんなわけで初のペンクリはとても満足するものでした。
長原先生の「いい万年筆だし、まだまだ使えるからどんどん使ってやってください」という言葉がうれしかったな。

実はもう1本調整して欲しい万年筆があったんですが、時間の関係で今回は1本だけ。

帰りに、近くの殿ヶ谷戸庭園で散り行く紅葉を楽しんできましたよ。






【革】 革の吹き寄せ

2008-11-29 23:59:07 | 革・かばん
きょう出掛けにパッと目にとまった光景。

チョコレートブラウンのショルダーバックからのぞく、オレンジのブックカバー、ダークブラウンのペンケース、そしてレッドのロディアカバー。

紅葉(こうよう)のようでもありますが、頭に浮かんだ言葉は「吹き寄せ」。
いろいろな素材や彩の良い素材を組み合わせたお料理が吹き寄せ。

「革の吹き寄せ」。
自分ではとっても冴えてるなあと思いつつ外出してきました。

【音】 クリスマス・アルバム

2008-11-24 23:46:07 | 音楽
この頃めっきり冷え込んできて、あちこちでクリスマスツリーの点灯が始まってます。

クリスマス・アルバム…
あまり興味のあるジャンルではありませんが、今年の冬はこの2枚のアルバムを聴き込むつもり。

サラ・ブライトマンのA Winter Symphonyと、エンヤのAnd Winter Cameの2枚です。
どちらもクリスマス、クリスマスしてませんが、雰囲気がじんわりきます。

わあ、クリスマス楽しみ…という歳でもありませんが、雰囲気のあるイブを迎えたい方にはおすすめです。

【日】 私のすすめる岩波新書

2008-11-18 23:09:38 | 日々のことなど
218人もの学者、作家、評論家等が1~3冊の岩波新書をおすすめする特集が、図書の臨時増刊号として配布になりました。

その名も「私のすすめる岩波新書」。
岩波新書創刊70周年の企画です。

哲学あり、歴史あり、社会あり、科学ありとバリエーションに富んでいて、もちろんタイトルすら知らないものも多いわけですが、これはこれでおもしろい。
おすすめの理由も人それぞれ。なにせ218人分あるわけで、読み応え十分です。

岩波が発行する図書は本来有料ですが、臨時増刊号は無料。
しかも、表紙のイラストは、「あの」宮崎駿さんです!!



少しでも興味のある方は書店で探してみてください。

最後に、この企画に便乗して「アルマーニのすすめる岩波新書」を。

① 読書論/小泉信三
② 知的生産の技術/梅棹忠雄
③ ルポ 貧困大国アメリカ/堤 未果

②と③は、今年読んだ本。
①と②は、今後末永くお付き合いするであろう本。
③は、非常にショッキングな内容でした。アメリカの話ですが、読んでいるうちに今の日本の姿と重なってきてじわじわ怖くなります。





【文】 シェーファーの銀軸

2008-11-16 21:56:20 | 文具(万年筆・インク)
きょうは、隠し球の1本をご紹介します。

シェーファーのインペリアル・シルバー、というのモデルだと思います、たぶん。

なぜか、一時期「銀軸病」にかかっていた時期がありまして、パイロットやらパーカーなどに目移りしながら最終的にヤフオクでこのシェーファーを落札。

中古ですが、大きな傷はなく、我家に来たときはだいぶ黒ずんでいましたが、無印の貴金属磨きで磨いたらぴかぴかになりました。

カートリッジ・コンバーター両用式なので特に気難しいところはありません。
ただ、残念ながらいまひとつしっくりこないんです。書きにくい。



ペン先はすべりが悪いわけではなく引っかかりもありませんが、特徴的な象嵌ニブに少しガタつきがあるせいか、書きにくい…

一度、ペンクリニックのお世話にならないといけないかもしれません。



それと、キャップは嵌合式なんですが、カチッとはまるタイプではなく、ただささる感じのものなのでペン先が乾きやすいという欠点もあります。

斜め格子模様の入った小柄なスターリングシルバーの軸とキャップに黄色みの強いゴールドの短いクリップ、そしてこの万年筆がシェーファー製であることを示すホワイトドット…

あれこれ欠点を並べましたが、姿かたちは最高(苦笑)

ニブは日本の細字よりもほんの少し太いくらいです。
もう少し書きやすければ常用できるんですが。

おっ、さすがにシェーファー・コレクター?の どーむさん は同じものをお持ちですね。
しかも、ボールペンとシャープペンの3本ぞろい!!





【鞄】 ジュンク堂オリジナルトート

2008-11-13 23:44:27 | 革・かばん
書店のジュンク堂(淳久堂、JUNK堂)が読書週間にあわせて行ったキャンペーンの景品です。

期間中に発行されるピンク色のレシートを集めると金額によって景品がもらえるという仕組み。

単行本を買ったりして5,000円以上のレシートが手元にあったので早速交換に行ってきました。

黒とグレイを基調にした布製トートバック。
フロントポケットの下に「JUNKUDO」の刺繍が入ってますが、ジュンク堂らしく全体的に地味めです。
大きさは写真の文庫本と比べてわかるとおり、割と小さめ。

つくりはまずまずですが、マチも大きく内部には3つもポケットがあるので使い勝手は良さそうです。

このキャンペーンが今年だけなのか毎年のことなのか知りませんが、来年もやってくれるならレシートを集めようという気になるくらいの出来です。

【文】 インクの熟成

2008-11-09 11:54:09 | 文具(万年筆・インク)
万年筆用のインクの熟成(濃縮)にチャレンジしてみました。

使ったインクは、ペリカンのブリリアント・グリーン。
このインクを使った理由は、「ペン!ペン!ペン!ファウンテン・ペン!」に、まさにこのインクを濃縮した記事が載っていたから。

模型用の塗料瓶に20ccを入れて半分になるまで戸棚の中で眠ってもらい濃縮完了。
案外時間がかかりました。

実際に書いてみると・・・
思っていたほど暗いグリーンにはならず。
でも濃くはなりました。ペリカンのグリーンはかなり薄めなので、より実用的になったかなと。

ただ、濃縮しても色の濃淡が出やすく、色の方向も同じだということが良くわかりました。

おっ、モールスキンなどに使っても若干ですが裏抜けしにくくなったようです。




【無】 低重心シャープペン

2008-11-08 09:32:05 | 無印無間(限)地獄
先月の前半に開催された全品10%オフの無印良品週間で買いました。

ともかくこのローレットと、絞り出されたような口金周辺と、ホワイトグレーの軸…
これが購入理由のすべてです。

アルミを使っているせいか、「低重心」と謳うほど低重心でもありません。
ローレットももう少しイガイガしていないと指が引っかかりません。
まあ、普通の出来というところ。

ぺんてるあたりのOEMのような気がしますがどうなんでしょう。OHTOかな?

それにしても無印にはもうあまり行かなくなりました。なんでだろう。




【文】 ピュアモルト 限定赤漆

2008-11-04 23:08:08 | 文具(ペン)
ピュアモルトの限定漆塗りといえば、伊東屋のフェアでみた「三菱ユニ50周年記念限定品」の黒漆と赤漆ですが、神戸のナガサワにもオリジナルバージョンがありました。

50周年バージョンが金色の金具(ゴールドトリム)なら、ナガサワはシルバートリムです。漆の色は赤のみです。

値段も50周年が1本8,400円であるのに対し、ナガサワは5,250円とかなりの開きがあります。

違いは他にもあって、50周年バージョンは木軸の一部が見えているのに対し、ナガサワは赤漆一色です。

アルマーニとしては、値段も含めて断然ナガサワが好み。
というわけでボールペンとシャープペンを1本ずつ購入しました。

いいですねえ、漆のつや。
手に吸い付く感じも堪りません。

赤ですが、とても落ち着いた色でこの辺も大変好みです。
実際の色は2枚目の写真の方が近いと思います。

さて、こうなると、漆塗りの万年筆も…