WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

進路変更

2005-04-08 | 人生妙なり
人は、生きて行く中で、いろんな都合でいろんな進路変更をすることを余儀無くされることがあります。
今日、仕事である方と電話でお話していたところ、「夫婦型」の保険に入る気満々で明るく保険の加入を検討していたのに、実はこの夫婦は奥様が8才年上で、夫婦型にはお申し込みいただけません…ということになりました。
これって、見方によってはたいしたことないんでしょうけど、「保険」ってものすごく高額な買い物だし、やる気満々の人にとって、「それはダメ」と言われるのって、どれほど落胆するか、私には痛いほどわかります。
最初からわかっていれば問題なかったのですが、この御夫婦は、年齢差の制限についてご存じないままでひた走っていたのです。
私がグランドピアノを買おうと思って、いろんなメーカーを巡り巡って、この1台!というのを決めたところで、部屋の入り口が狭すぎて、入らないことが判明した…みたいなものです。
このショックは相当なものですが、諦めるしかありません。最初から綿密に入り口の大きさなど測っていればよかったのです。でも、こうなったら考え方を方向転換するしかありません。いつまでも、「この商品が欲しい!だから買うのだ!!」という思いに捕われていても、ダメなものはダメ。ピアノが欲しいから引っ越すか…夫婦型に入りたいから、夫を変えるか!?
もっとシビアに、進路変更を余儀無くされる場面はいろいろあります。
リストラ。婚約破棄。離婚…
◆妻子のいる人と付き合って、離婚するから絶対結婚しようと言われてて、信じていたけれど、妻との協議の結果ダメだった
◆婚約していた彼が交通事故の加害者になってしまい、保障の問題で莫大な借金を負うことになって、婚約解消された
◆離婚した相手が再婚して、新しい妻が財産分与と養育費に関して口出しをしてきて、送金が途絶え、生活が成り立たなくなったけれど、訴訟する費用がない
◆遅刻欠勤が多い上に勤務中に寝ているといいがかりをつけられてリストラされた私も、息子を抱えて半年近く路頭に迷いましたし(^_^;)
身近なところにもこんなことがいくらでもあります。
それよりなにより、私自身にも、「進路変更」の問題は、何度も何度も身に降りかかってきたこと。今でも、きっとこれからも。

これを乗り越えていくには、、、、
急ブレーキをかけて混乱した自分の摩擦熱をいったん冷まして、それから、ゆっくり自分で舵をとって、方向転換するしかありません。
「こっちがダメなら、こっちへいってみよう」
実はそっちのほうが有利。…考え方ひとつで、メリットとデメリットは逆転するもの。
今日、私はその御夫婦に、「夫婦型」に一緒に入るデメリットと、一人ずつ保険に入るメリットについて心をこめて説明しました。彼女はまだショックで混乱しているので、今すぐ納得はできないようでしたが、きっと「進路変更」に成功するでしょう。

私にも誰か説明してくださいよぉ~~~
生きていくステージを変えるメリット…
私は「悩む」のが苦手です。いつまでも迷っている状態って、精神衛生上よくないもんね。せっかちだし、さっさと結果を出したい。
でも、ここが人生最大の試練なのかもね~~!!!
「私は悩んでいるのだ」ということを素直に認めて、ここはふんばらなくては!と思います。


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Comments (10)
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