WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

お花見 part1

2005-04-06 | よしなしごと
府中郷土の森でお花見をしました。
ここは、フツ~お花見に来るところじゃありません。梅園はとっても見事なのですが、桜は広場に若い木が数本あるだけ。
それがいいんです。
桜の薄もも色と、芝生の黄緑と、空の青。これがもう…春の色!
そして、昨夜書いた小金井公園や、井の頭公園のように、「花見客」という人たちはいません。
桜の木の下じゃなくて、ちょっと離れた芝生にシートを敷いて、青い空と黄緑の芝生の間で煙るような桜を眺めながらお弁当を食べつつ飲む…っていうのが幸せなのです。
実はこれこそ「お花見」の原点なのではないでしょうかね~~??

高校時代、郷里の美術館で「院展」が開催され、奥村土牛画伯の「吉野」に出会いました。
山が桜で煙っている…
私はこの絵が大好きで、期間中、何度も行ってこの絵の前に佇んでいました。

今日は平日だったし、公園は、ベビーカーの赤ちゃんを連れたママ達の日常の場所…という感じでした。
「おじゃましま~す」…という感じで、慎ましく?シートを敷いて、吟味しまくって選んだお惣菜と酒を堪能しました(#^_^#)


そうそう、蛇足ですが、ちょっと思い出したのでここで一言。
バーテンダースクール卒業生としては、
「お酒」→「酒」
「バーテンさん」→「バーテンダー」
…と習いました。


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夜桜の思いで

2005-04-06 | よしなしごと
私は、シーズンに最低3回はお花見をします。
小金井公園、野川、井の頭公園…などなど、武蔵野にも桜の名所はたくさんあります。
が、私は、桜の名所じゃなくても、若い桜が数本あって、この季節を満喫できて、ビールが飲めればいいのです。

それはそうと…

大むかしのことですが、国分寺のとあるショットバーで閉店まで飲んで、そのあとバーテンダーさんも含め、数人で夜桜を見に行こう!ってことになりました。
車で10分足らずの小金井公園。
ふらりと行ってみると、そこには、深夜の場所取り隊が既にシートを敷き詰めて、
地面は一面青、青、青~!! 
場所取り隊の方はぐーぐー寝ていたり、席を外していたりするので、「ちょっとごめんあそばすぇ~」…ってな調子で、青青としたシートにちょっとお邪魔させていただいて、寝そべらせていただきました。

…そこは幽玄の世界

さすが、武蔵野の花見のメッカ。老木の折り重なる枝に咲く桜を、真下から寝そべって眺めていると、果てしなくこの世の果てまで幾重にも続く花びらが迫ってきて私を問い正すのです。
何を問われたか…は、ヒミツ。
老木の霊気はすごいです。
お天気のいい午後の昼下がりのお花見とは全然違う。恐い…というのとも違うけど、身震いしました。
「畏怖、畏敬」の念。子供の頃にはきっといろんな場面で体験しているもの。自分の住む世界と違う、異空間への入り口がぽっかり口を開けて手招きしているような。
真夜中に桜の老木の下に寝そべった私は、暫しそんな子供でした。

歳とるごとに、この季節が感慨深いものになっていきますね~。


写真は近所のお寺の庭の桜です。満開で、俄かカメラマンが連日訪れて写真を撮っています



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