WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

恋のかけら

2004-11-01 | 詞(うた)

ある日 恋のかけらがやってきて
空っぽのハートに とびこんだよ
かけらは 笑ったり うたったり はしゃいだりして
わたしをくすぐるの
だから 近ごろざわめいちゃう

好きになりそうよ
ちょっと優しい彼のこと
どうしようかな
恋してもいいかな
また笑ったり 泣いたり できるかな


恋のかけらが やってきてから
わたし ちょっとお喋りになったよ
かけらは 踊ったり 回ったり 転がりながら
わたしをからかうの
だけど いつでも寄り添ってる

すてきな人よ
だけどまた 悲しい思いするのがこわいの
わたしのこと ずっと愛してくれるかな
幸せになれるかな


かけらは囁くの
だいじょうぶ
明日だけをみつめてね
振り返らないで
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かごめ かごめ

2004-11-01 | 詞(うた)
かごめ かごめ
籠の中の砂漠は
さらさら さらさら さあらさら
砂が流れるだけで 時は止まったまま

籠の中の鳥は
幼いころの幸せだった あなたとわたし
いついつ出やる

夜明けの晩に
月の光は明るく
さらさら さらさら さあらさら
降り注ぐだけで 時は止まったまま

鶴さん 亀さん
ドアを開けてくださいな
籠の鍵は 錆びた恋
いついつ 出やる

(かごめ かごめ かごのなかのとりは
いついつ でやる よあけのばんに
つると かめが すべった)

そのとき

魔法がとけて 時計の針が1秒進む

かごめ かごめ

うしろの正面だあれ

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街を渡る風

2004-11-01 | 詞(うた)
深い深い空の底に 吸い込まれて溶けていった
あなたの名前が消えていった あなたのすべてか消えていった

空に溶けたあなたは夕暮れの陽射しになったり
街を渡る風になって 私の背中を抱き締めにくる
白い夜になって あたたかい闇になって 立ちすくむわたしに囁く

うつむいていていい 泣いていい 佇んだままでいい
笑えなくていい 怨んでもいい そのままそこで生きていていい

あなたのかけらを溶かして街を渡る風が 囁く


ずっとずっと眠っていたい 夢であなたに逢いたい
笑うあなたの頬に触りたい やわらかな声を聞いていたい

水になってあなたは 手のひらに流れ落ちる
掬って飲めば 切なくて叫びたい身体を鎮めてくれる
冬には木枯らしに 夏の日は木漏れ日に 姿をかえてあなたはいる

まだ愛していたい 一年中あなたを見つけて感じたい
まだ歩き出せない 笑えない 祈ることばさえ知らない

あなたのかけらを溶かして街を渡る風に キスしよう

この手に触れるすべてに あなたのかけらが笑ってる
揺れる花びらにも 朝露にも 白い雪のひとひらにも

あなたのかけらを溶かしてまわる世界のすべてに キスしよう

こんなに愛したままでいさせてくれて ありがとう


Comments (2)
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