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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

チャレンジド

2011年03月22日 | テレビ番組
 昨日から YouTube を見ると音は聞こえるものの、画面が真っ黒でした。子どもに聞くと、同じ現象になって直したって言うじゃないですか。子どもに教えを請うとは、面目ないですね。

対処法は簡単です。
http://www.youtube.com/user/YouTubeHelp
の画面で右クリックし、ハードウェアアクセラレーションのチェックボックスをはずすだけでした。

 ところで、ガソリンの関係で外に出れないので、本を読んだりテレビを見て過ごすしかないですよね。たまたま、昨日BSハイビジョンで「チャレンジド」というドラマ第1話~第5話まで一挙再放映してたのを観ました。難病のため失明し教職を去りますが、リハビリなどの努力で再び教壇に立つことに。第1話は、奥寺のパニック症候群を克服、第2話副担新谷先生との和解、第3話PTA会長の息子鵜飼家のDV問題解決、第4話修学旅行中のいじめによる友坂のトラブル(第5話で解決)。「走れメロス」の好きな先生で、第5話ではフルマラソンに賭けてクラスのまとまりと、自身の教師としての地位を保つことになるんですが、生徒と教職員一体となったラストシーンは感動ものでした。カミサンに気づかれないように、そっと涙をぬぐった次第です。塙啓一郎役の佐々木蔵之介は、大した役者です。副担任新谷京子役の村川絵梨も涙が自然でうまかったです。月本麗役の夏未エレナは、にくたらしい嫌われ者から次第に心を開いていく過程で、表情にもかなりの変化を見せたあたりはさすがです。

 学校は、このドラマのようないじめや給食費滞納、モンスターペアレントなど様々な問題をかかえていますが、飽食の時代に甘え自分自身のことしか考えなくなった結果じゃないでしょうか。私自身、今回の地震を契機に自分自身の生き方を再考してみようと思います。

 PS(5/21);2週に渡って卒業SPが放映されました。夏八木勲扮する「盲目のジョー」が放った“おまえの心の眼の視力はいくらなんだ”というセリフが心に響きました。無事全員を卒業させるという大役を終えると同時に、自身も卒業してしまうハメに。普段は「ポン太ゴー」なのに、最後に「ポン太ストレートゴー」と言ったところに、真っ直ぐ先を見つめてる前向きな姿勢が感じられました。

フリーター、家を買う。最終話

2010年12月22日 | テレビ番組
「フリーター、家を買う。」最終話は、15分延長の拡大版だけあり、とても感動しました。これまで暗い話が多かっただけに、最終回で一挙にハッピーエンドが盛り込まれましたね。それにしても大友康平ははまり役でした。とても演技とは思えません。ニノも今回ばかりは霞んでみえました。浅野温子と坂口良子も、難しい役どころをこなすあたりはさすがです。
【ハッピーエンドの逸話】
・母親(浅野温子)の笑顔
・引越し
・祈願の就職
・恋愛(香里奈との)の成就
・あかりと哲平の和解
・亜矢子(井川遥)の姑と夫との和解
・父親(竹中直人)と大悦社長(大友康平)の心温まる初面会
・母のうつ病の原因となった隣人(坂口良子)の息子との問題解決の兆し
・ハローワークの担当(児嶋一哉)との親交の継続
・精神科医との前向きなやり取り

ドラマとはいえ、家族のあり方、近隣や会社での人との付き合い、人生設計など学ぶことが多かったです。親の立場での、言葉にすれば逆のことを言ってたり、喜びをうまく表現できないというのは十分理解できました。

NHKシリーズ証言記録

2010年09月01日 | テレビ番組

 「兵士たちの戦争・ルソン島 悲劇のゲリラ討伐作戦」~秋田県・歩兵第17連隊を観ました。65年前のことで生き証人は皆90歳近いので、生の声を聞けるのはもうないかもしれません。はたして観てよかったのか、観ない方がよかったのか疑問ですね。あまりにすごすぎて。

 約3千人の将兵がルソン島に派遣されたのが昭和19年9月のことで、バナハオ山から下りて来たのが昭和20年9月下旬ですから、わずか1年のことですが700人もの生存者がいたというのは驚きでした。もちろん17連隊だけではないと思いますが。最初はどういう訳か歓迎されてたらしいのですが、軍票の乱発によって(住民に)餓死者が出てきたり、食物や家畜を奪われることにより「抗日ゲリラ部隊」」が生まれました。番組では懸賞金をもらう証拠として、小指や耳をそぎ落としたり、(日本軍に)ごちそうして酔わせてから殺して手足をもぎ、腸を出したりと生々しく語っていました。



 ヤシの木の上から狙われたり、ゲリラと一般住民との区別がつかなく梃子摺ったため、ゲリラ粛清と称して集落討伐命令が下り、結果9万人以上の虐殺に至りました。一般住民に手を出したのは責められるべきことですが、一旦戦争となればいたちごっこの側面もあり、敵とて結構なことをやっているわけですよ。でもアメリカ軍相手の戦闘はほとんどしていないというのは、意外でした。

 追い詰められた日本軍は「斬込み」と言って、背嚢に爆弾を入れて戦車に突撃する玉砕作戦もやっています。ほとんど効果はなかったそうですが。最終的にはバナハオ山に逃げることになり、食料がほとんどなくマラリアや餓えのため、飯盒で人肉らしきものを炊いているのを見たという証言も飛び出しました。人肉は白い泡が立つので分かるんだそうです。私が中学生の時に大岡昇平の「野火」を読んで、それらしきことは想像してましたけど。専門用語ではガニバリズムと言います。たしか戦争では里に下りて行くことが出来ず、塩分補給のためもあって食べたんじゃないかとも書いてありましたね。常食は野ねずみだったみたいです。

 さらに、終戦後軍事法廷の「首実験」で、13階段の死刑台を上ることになった人も。「目は覆うために、耳は塞ぐためにあるんじゃない」って歌詞がありましたが、時にはそうせざるを得ないこともありますよ。

アイリス

2010年06月10日 | テレビ番組

 先日、子どもと阿仁合駅舎内のこぐま亭に食べに行きましたら、昼時ということもあって満席でした。山芋を練りこんだ内陸線うどんが好評だそうです。あと夏メニューとして、ぶっかけ中華、うどん、そばが登場してました。駅舎内には西木の紙風船が飾ってありましたが、今まで気づかなかったはずはないのでつい最近のことでしょう。駅前にはアイリスのパネルもあります。

 そのアイリスなんですが、キム・テヒ美人ですね。左画像は先週のNSS復帰シーンからのキャプ。一作目で髪型を色々替えてましたが、大学院生のが一番よかったです。録画したはずが別番組を録ってしまってたりで、2回ほど見逃していますが、どうにかストーリーを追っている次第です。あーいった形で秋田が何度も出てくるとは思わなかったですね。ゆき役の美山加恋ちゃんは死んじゃいましたけど。それにしてもあのビックという男は曲者です。北の人間でもないようですし。軍産複合体という言葉は30年以上も前から耳にしていますが、どうもそれ以上の闇の組織が介在しているようです。
 恋沙汰の方もチェ・スンヒ(キム・テヒ)を巡って、キム・ヒョンジュンとチン・サウそして北の要員キム・ソンファ(キム・ソヨン)までもが絡んできて、三角~四角関係に発展して、もはや仲間までもが信じられなくなっていますね。
 現実の情勢も微妙なだけに、ありがちなストーリーが妙に迫真的だったりします。展開も早く柄にもなくどっぷりハマってます。

無縁社会

2010年04月03日 | テレビ番組
 スペシャルものが多いので、NHKを観ていましたら“AtoZ”で無縁社会を取り上げておりました。その前のワンダー×ワンダーも面白い番組ですね。今や無縁死は、身寄りのない老人ばかりのことではないそうです。その辺の事情は、私もリンクを貼っている特殊清掃「戦う男たち」というブログを以前から読んでいましたので、薄々は感じていました。

 年間3万2千人の無縁死は、世界第2位といわれる自殺者数とほぼ同じです。当然独身者が増加していることと無関係ではありません。評論家の内橋克人氏は、希薄な人間関係の中で自立ではなく孤立しているのは、不安定雇用など構造問題であるのに自己責任論を押し付けた結果ではないかとコメントされていました。この辺の議論は、やしきたかじんの番組でもたびたび取り上げられていますが、いつも賛否両論です。

 と同時に家族や地域との繫がりが希薄、衰退、崩壊したのも、終身雇用制、血縁・地縁社会がなくなったからに他なりません。さもしいと思われるのは、孤立した人たちを食いものにしている無縁ビジネスが成り立っていることです。需要があるからだとは思いますが、共同墓に、有料の話相手サービス、保証人代行など様々です。ツイッターのつぶやきも悲鳴に聞こえます。孤独なので誰かと繫がっていたい(しかも赤の他人)、というのはネット社会ならではかもしれませんが。

 若者の考え方も変わってきています。大それた夢を持つ人はいなく、夢が身の丈になっています。物欲が希薄なのか家賃等の負担が少なくて済むからか、ルームシェアあるいはカーシェアを既に実践している人もいます。無宗教者が増え、葬式は必要ないと考える人が多くなっています。

 PS;韓流スターの“イ・ソジン”って喉が悪いのでしょうか(汗)