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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

NHKスペシャル第2集

2012年01月30日 | テレビ番組
 日曜21時からの『NHKスペシャル なぜ人間になれたのか 第2集 グレートジャーニーの果てに』
他の動物との違いは、道具を使い、工夫すること。ネアンデルタール人も石器は作りましたが、それ以降は新たな道具を作ることなく滅びたそうです。番組ではホモサピエンスがネアンデルタール人を襲ったのか、については明言を避けてました。ですが人口が増えたため獲物を求めて北上したホモサピエンスと、ヨーロッパを中心に暮らしてたネアンデルタール人が寒さのために南下して衝突したことは想像に難くありません。

 ホモサピエンスは、石器の他に投擲(とうてき)道具を作り出し、俊敏なウサギなどの小動物も捕らえられるようになっていました。一方ネアンデルタール人は、強靭な肉体を武器に大型獣だけを狩っていたため、資源の枯渇と共に衰退しました。でもその投擲道具は、ネアンデルタール人にも向けられたと考えた方が自然でしょう。集団を律するための威嚇の道具としての役割も果たしていた、ということですから。さらに“ルールを守る”という集団としての掟もこの道具から生まれました。なんとアボリジニが今でもこの投擲道具を使っている、というから驚くじゃありませんか。

 番組後半では、人間同士が弓で戦っているシーンを描いたスペインの洞窟画も紹介してました。人間は、各地で先住民狩りを繰返してきたわけですよ。そういう好戦的な人種なのに、今さら“ネアンデルタール人狩り”を隠すこともあるまい、と思いますが。。

NHKスペシャル

2012年01月23日 | テレビ番組
 銀河高原ビールからビール酵母入りの白ビールが出ました。アペリティフ(食前酒)や食後のデザートビールをコンセプトにしているようです。私は若干酸味がありクセがあると感じましたが、試飲してみてはいかがですか?

 ところで、昨夜の『NHKスペシャル なぜ人間になれたのか 第1集 旅はアフリカからはじまった』をご覧になりましたか?4週連続で放送されます。55分の番組でしたが、中身が濃かったですね。人間と他の動物との差は、コミュニケーションの取り方と(見知らぬ人とでも)協力できることだそうです。

 約6万年前に、インドネシアのクラカタウ火山の大噴火で、地球の気温が下がり食べるものが少なくなって絶滅しかかっても、種が繫がったのはその“協力”によるものと推測されるそうです。人間は、二足歩行によって骨盤が狭くなったことで他人の協力なしには分娩できず、子育てにも時間がかかるため助け合いが必要になったんだそうですよ。

 また貝殻に穴を開けて作られた首飾りや(石器用の)黒曜石が、贈り物として使われていた可能性があり、その分布をみると交易の範囲が分かるということでした。最近、田沢湖でも黒曜石が発見されましたので、学説を覆すような発見があるかもしれませんね。目と脳の関係も勉強になりました。

NHKスペシャル

2011年12月07日 | テレビ番組
 証言記録日本人の戦争と題されたNHKスペシャルを観ました。第1回「アジア民衆に包囲された戦場」、第2回は「 太平洋絶望の戦場」。ここ数年戦争の特集を組んでる背景には、戦後70年近くが経過し生き証人が80歳後半にさしかかり、もう生の声が聞けなくなるという理由があります。週刊ポストがNHK「人肉食った日本兵」証言に噛み付いてますが、捏造疑惑なんかではなくもはや周知の事実でしょう。今までは「共喰い」したなんて話は出来なかっただけです。ニューギニアのジャングルで、補給が途絶え食糧も尽きてどうやって生きていくんですか。まず塩分を補給しなければなりません。山にだって岩塩の「(動物の)なめ場」が存在します。人間が小用を足した後に鹿などが掘り起こすのは、塩分を求めてのことなんです。

 第二次世界大戦では300万人以上が亡くなっており、昭和20年には男性が約420万人少なくなっています。ところが昭和22年には男性が180万人ほど少ないまでに回復しています。もっとも男性が女性を上回るということはないので、その後200万人前後の開きで推移しています。男女比というのは不思議なものです。

 ダイジェスト風に端折って日中戦争~太平洋戦争を追いかけてましたが、八路軍(のちの中国人民解放軍)と抗日ゲリラに苦しめられた証言がありました。そのため村ごと一人残らず壊滅させた、という話も。

 プロパガンダ的にナショナリズムの台頭って言われますが、番組を観ていると不惜身命、粉骨砕身、国報忠盡、戦陣訓で「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ」と洗脳されており、(捕虜で)生き残った暁には家族まで非国民呼ばわりされるということで、選択の余地はなかったのでしょう。そこには「自決の美学」とか「恥の文化」が見え隠れしてますが、日本文化、民族性、社会構造に起因している部分も大きいと思います。すなわち、大和魂、武士道、天皇制、大日本帝国憲法など。

 かつて鹿児島の知覧特攻平和会館、サイパンのバンザイクリフ、塹壕、潜水艦から戦闘機の残骸等を見たことがありますが、涙なしには語れるものではありません。

PS;温暖化によりシベリアの永久凍土が溶け、保存状態の良い(マンモスの)骨髄が採れたことにより、象の卵細胞を使いクローン技術でマンモス復活なるか!?とのニュース。絶滅した種を復活させてよいのか、という新たな火種になるのかも。

AMEMIYA

2011年09月22日 | テレビ番組


 HEY×3はあまり観ないのですが、この時は偶然観てました。最近は「捧げる歌シリーズ」をネタにしているようです。福山雅治が苦笑するぐらい、裏ネタを調べ上げてるところがスゴイですね。私が シンガーソングライター芸人 AMEMIYA を初めて観たのは、準優勝した“R-1ぐらんぷり2011”でした。イケメンで歌も上手いのに、なぜか笑えるところに違和感を覚えました。若干リフレインがくどいですが、それが持ち味でもあります。曲の後半に出てくる、地球規模の環境破壊や難民などを憂えるフレーズに、この人はどこまで本気なんだろうと思う人が多いのでは!? あんだけ声が出なくなるほどがなっているのは、もしかして魂の叫びかもしれませんね。てかそう信じたいです。

 You Tube には、持ちネタの「冷やし中華始めました」「東京ウォーカーに載りました」「この売り場から一等が出ました」等々アップされていますが、オススメは「偉人たちに捧げる歌」。聴いてみて下さい。

仕事ハッケン伝!

2011年06月10日 | テレビ番組
 民放がつまらない時には大体NHKに替えるんですが、昨夜たまたま観た「仕事ハッケン伝」は面白かったですね。有名タレントが約1週間、民間企業で働くという番組です。第5回はピース又吉×ローソン。北陽の虻川もコンビニのバイト経験がある、とコメントしてました。おそらく下積み時代に色々なバイトを経験したことが、今糧となっているハズです。見逃した方は、来週再放送もありますし、NHKオンデマンドで配信もされますのでぜひ。

 お店や街でリサーチして、それを基に商品にキャッチコピーをつけたり、プレゼンしていきます。最初は0点だったのが、65点、300点と高得点を叩き出すことに。どうも又吉の実力をはかりかねていたので、その才能に驚きました。ムチャムチャ褒められても、一晩寝かしたらわからない、とあくまで謙虚な又吉。「けいおん!」のフィギュアを齧って墓穴を掘った劇団ひとりに聞かせてやりたいものです。

 キャッチコピーは、「末っ娘が生まれました。」「かわいがってください。」「双児です。」末っ子を末っ娘、双子を双児としたところも味がありますね。そして団塊の世代を取り込んでいくという難題にも挑戦。「高齢者はとにかく話がしたい」というのは分かりますが、それをどう商売に結びつけるのかは試行錯誤が必要でしょう。話が出来て、地域情報にも精通した薬剤師を置いたらどうか、という重役連中を前にしたプレゼンでしたが薬剤師は余計でした。しかしながら「自分の中でクリアできてないことを、付け焼き刃で人に伝えようとしても伝わらない。」としっかり反省できてる点も好印象でした。

 それと、異業種からのアプローチは増えていきそうな予感がしました。これまでも、自衛隊体験入隊を取り入れている会社はありましたけど。。銀座松坂屋が新形態を模索していることを報道ステーションで取り上げてましたが、色んなものが転換期なのかもしれません。