日曜21時からの『NHKスペシャル なぜ人間になれたのか 第2集 グレートジャーニーの果てに』
他の動物との違いは、道具を使い、工夫すること。ネアンデルタール人も石器は作りましたが、それ以降は新たな道具を作ることなく滅びたそうです。番組ではホモサピエンスがネアンデルタール人を襲ったのか、については明言を避けてました。ですが人口が増えたため獲物を求めて北上したホモサピエンスと、ヨーロッパを中心に暮らしてたネアンデルタール人が寒さのために南下して衝突したことは想像に難くありません。
ホモサピエンスは、石器の他に投擲(とうてき)道具を作り出し、俊敏なウサギなどの小動物も捕らえられるようになっていました。一方ネアンデルタール人は、強靭な肉体を武器に大型獣だけを狩っていたため、資源の枯渇と共に衰退しました。でもその投擲道具は、ネアンデルタール人にも向けられたと考えた方が自然でしょう。集団を律するための威嚇の道具としての役割も果たしていた、ということですから。さらに“ルールを守る”という集団としての掟もこの道具から生まれました。なんとアボリジニが今でもこの投擲道具を使っている、というから驚くじゃありませんか。
番組後半では、人間同士が弓で戦っているシーンを描いたスペインの洞窟画も紹介してました。人間は、各地で先住民狩りを繰返してきたわけですよ。そういう好戦的な人種なのに、今さら“ネアンデルタール人狩り”を隠すこともあるまい、と思いますが。。
他の動物との違いは、道具を使い、工夫すること。ネアンデルタール人も石器は作りましたが、それ以降は新たな道具を作ることなく滅びたそうです。番組ではホモサピエンスがネアンデルタール人を襲ったのか、については明言を避けてました。ですが人口が増えたため獲物を求めて北上したホモサピエンスと、ヨーロッパを中心に暮らしてたネアンデルタール人が寒さのために南下して衝突したことは想像に難くありません。
ホモサピエンスは、石器の他に投擲(とうてき)道具を作り出し、俊敏なウサギなどの小動物も捕らえられるようになっていました。一方ネアンデルタール人は、強靭な肉体を武器に大型獣だけを狩っていたため、資源の枯渇と共に衰退しました。でもその投擲道具は、ネアンデルタール人にも向けられたと考えた方が自然でしょう。集団を律するための威嚇の道具としての役割も果たしていた、ということですから。さらに“ルールを守る”という集団としての掟もこの道具から生まれました。なんとアボリジニが今でもこの投擲道具を使っている、というから驚くじゃありませんか。
番組後半では、人間同士が弓で戦っているシーンを描いたスペインの洞窟画も紹介してました。人間は、各地で先住民狩りを繰返してきたわけですよ。そういう好戦的な人種なのに、今さら“ネアンデルタール人狩り”を隠すこともあるまい、と思いますが。。