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風が運ぶプラチナ

2008-02-27 | 読書【未カテゴライズ】


津島佑子「光の領分」(講談社文庫[左]&文芸文庫[右])をゲット。
これで漸く、図書館に返すのを恐れず、ゆっくり読めます。
単行本と違って、解説があるていうのは、煩わしいなと思う時もありますが、
やっぱり、当時の作品や作家に対する評価が読めるという意味ではイイかも。
講談社文庫版のカヴァー表紙、見えにくいかもしれませんが、左上に離婚届の文字が…。

そう言えば、文芸文庫の20周年アンコール復刊てのがあったんですね。
知りませんでした。井伏鱒二「還暦の鯉」も復刊される(らしい)。
う~ん、値段と相談かな。


新刊、スーザン・マイノット、森田義信訳「いつか眠りにつく前に」(河出書房新社)。
店頭で実際に手に取り一言。

「(なめんな)こんな映画の宣伝みたいな単行本、買えるか(ボケェ~~~)」

あなたが最期に呼ぶのは、誰の名前ですか?

「(知るか~)そんなコピーをカヴァーに入れるなー(ドアホ~~~)」

せめて、文庫本にして下さい、「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」みたいに。
と怒り心頭してきたので、購入するのを取り止め、図書館に入るのを待つことに。
最悪、洋書で買おうかと思ってます。
だって、あまりにもヒドイよ、このカヴァー。




過去の遺物は忘れた頃にやって来る

2008-02-25 | 家電
初代ノートPCは、結局ドデカイディスプレイで当面、行くことに。
目がツライです。画面が小さいです。

とあるブログの書き込みから、半年ほどほったらかしにしていた問題が解けました。
(う~ん、あんまり好くないのでこれ以上は書けません)
よかった×2という所です。
過去のファイルの整理がこれで進みます。

クレカの更新のため、いろいろ個人情報を打ち込んでいたのですが、
何だか、電話番号で弾かれているらしい。
もしや、と思って、昔の携帯電話の番号を打ち込むとOKでした。
おいおい、こんな所にケータイの番号を使うなよ、と思う一方で
昔の番号が分かったからいいものの、分からなければどうなっていたことやらという不安が。
恐ろしいことです。個人情報を守るべきは、まず自分ということでしょう。



図書館戦争、読了

2008-02-23 | 読書【読了】
先日、図書館から借りてきた有川浩「図書館戦争」(メディアワークス社)を読了。
奥付けを見ると2006年3月発行。もう2年前の作品ですか。
(漸く、図書館で手に取ることができたのは、もう2年経ってました)
そんな気がしないのは、4巻まで出たからでしょうか。
タイトル、中身、出版社からして、こういうお話だとは思っていましたが、
中々どうして、グイグイと読ませてくれます。
内容は、やっぱりコレ、どう考えてもラノベなんだろうなと思いながら、
もしや、これアニメ化してるのかもと思って、調べてみると案の定…。
世の中の動きは、絶えずおどろおどろしいものですね。





新刊メモplus

2008-02-19 | 読書【未カテゴライズ】
 国書刊行会のHPに今年の刊行情報が載ってました。
プリーストの短編集は3月下旬発売予定。
そして、なんと山尾悠子の新作が入ってました。
ほんとに出るのかな?という気が正直します。

ワイド版の「モンキーターン」が今月から刊行スタート。
でも、毎月3冊は出し過ぎです。

あと来月、津島美知子「回想の太宰治」(講談社文芸文庫)が出ます。
復刊されるということは手放しでイイことです。




このブログについて

2008-02-13 | このブログは


このブログでは、かなり偏った読書・ゲームなどの感想を書いています。
たまに旅行やパソコンについてのことも書いています。
映画、ドラマ、TV、アニメについてはあまり書きません(すぐに風化するので)。

収集中:安部公房、井伏鱒二、津島佑子、日野啓三、吉田健一
(難関は、作家では日野啓三、文庫では新潮文庫と講談社文庫の絶版本)

プレイしたゲーム:DQⅠ~Ⅶ、FFⅠ~Ⅵ。TOとFFT。

よく聞く音楽:鈴木祥子、矢野真紀、小田和正、X-JAPAN

好きなキーワード:海、波、インカ、アンデス







広辞苑、購入

2008-02-13 | 読書【未カテゴライズ】
「広辞苑・第六版DVD-ROM版」(岩波書店)をついに購入。
値段は税込10500円。図版や画像、ムービーなども収録されている。
大学入ってから買おうと思って、改訂を待ってはや数年を経て、漸く出た広辞苑。
色々、他人の意見を聞きつつ、書籍版で買うのをあきらめる。
パソコンで調べるのがメンドクサイというのは置いといて、
巨大なテキストデータベースだと思って購入。
(ただし、巨大といってもテキスト部分はたったの160MB程度。CD-Rで十分ですね)
(そう考えると、値段、無茶苦茶高いですよ。あんまり深く考えたくないけどさ)
書籍の方が買った感はありますが、結局はキーボードで打ち込むことになるので、
こっちのが便利です(たぶん)。

まあ、電子辞書というのもありますが、あれは人間の脳を腐らせる気がします。
便利過ぎて。その分、このDVD-ROM版は、微妙に検索がメドクサイ点がいいような気がします。
まだ、あまり使っていないので、使い勝手がどうのというのはあまりいえないのですが、
ただ、縦書きにするとやっぱりダメですね。
パソコンそのものが縦書きに弱いのでしょうがないのですが…。
あと、パソコンの画面を読むのは本を読むより、やはり疲れます。



白水社の先月の新刊、ヴェルナー・フロイント、今泉みね子訳「オオカミと生きる 新装版」
が一番大きな本屋のどこにあるか分からず。
検索して本屋にあることを確認するも、置いてある書棚:不明。
あの~これじゃ何の意味もないんですけど。
環境or動物と思ってもないし、民俗学かと思って探しても見当たらず。
白水社だとふらんすのイメージが強いけど、この本の作者も訳者もドイツ語圏。
近年、オオカミ関連の本が賑わって来ているのですが、
だれか(雑誌の特集でも)分かりやすくリスト化してくれないでしょうか。
こういうのは図書館で調べればいいのでしょうが、あくまで他力本願。
“オオカミ”入門書が欲しいですね。




砂丘が動くように、読了

2008-02-12 | 読書【読了】
日野啓三「砂丘が動くように」(講談社文芸文庫)を読了。
本棚に眠っていたものを徐に取り出してここ数日読んでいた。
タイトル通り暗示するものが、読者にも作者にも、何かは分からない。
砂の粒子が意志を持ってうねるように、うなるように、うごめく。
作り出されるイメージはあくまで稚拙で醜悪なものでしかない。
「夢の島」と同時期にかかれただけあって、
登場人物たちは病的でいて何かの特徴でカテゴライズされている。
物語の途中、ビッキーと少年に交わされる種族の“進化”における欠落。
癒しなど起こりはしない。
何もかも狂騒の外から、内側までそこに存在する社会。
時代を超越した不思議な読後感である。

(どこか狂いの共振を思い起こされる。Xのような“時代”の共振を)




ディスプレイ破損

2008-02-11 | 家電
ついに初代ノートPCがダメそうです。
ディスプレイが光らない。
バックライトが死んだんだと思いますが、液晶が暗すぎて何も見えない。
辛うじて目を凝らせば、マウスのポインターが見えるような見えないような。
外付けディスプレイ?を装着しなければ何の作業もできない。
と言っても液晶ディスプレイは2万くらいするし、
最近ワイドばっかりだし、微妙です。
昔のデスクトップの古~いディスプレイはあることはあるのですが、
あんなデカイの置く場所がないよ。
さてさてどうするか、思案中です。


と考えていても仕方ないので、2代目ノートPCをいじることに。
このPCは基本的にネット接続していないので、
ウイルス対策ソフトを導入、各ソフトウェアの更新も行う。
ウイルス対策は、avast!を入れてみました。もちろん、フリーです。
使い勝手は、今のところ気になりません。
本当に有効なのかどうかはこの先の話。
あとAd-Aware2007もついでにインストール。
はじめ全く動かなかったけど、アップデートししばらく待っていると動き出した。
初期不良があるのかなGUIに、やっぱり。
メディアプレーヤーやadobeのReaderもアップデート。特に気になる点はなし。






TO外伝、プレイメモ

2008-02-10 | GAME
FFT-Aに引き続き、TO外伝。この所、GBAばかりです。
TO外伝は、TOに繋がるお話ですがもちろん新要素も。

プレイしていて感じたTOとの変更点は、

・戦闘がターン性なので楽勝です。袋叩きにあう可能性は高いですが、こちらも
 袋叩き返しができるわけで、何だかな。

・シンボルをゲットしないとクラスチェンジできません。
(FFT-Aの時も思ったのですが、すぐにクラスチェンジさせたくないのでしょうか?)

・後ろからの攻撃受けると反撃できませんが、よけることは可能です。

・弓が何だか泳いで飛んできます。でも、ちゃんと当たります。

・男性加入キャラが少なすぎ。ほとんど女性キャラばかり。
 レクトールのライトニングボウがかっこいいだけに仲間にならないルートが悲しい。

・エレノアはいったい何者なのか説明がなかったような(別ルートで説明される?)。
 
・何故かイケイケボディコンお姉さんがいる。得意武器はやっぱり、扇。

・陸上を歩く(跳ねる)ことのできる人魚。
 ラスボスに「なぜここにいる!!」とつっこみを入れられるのがおもしろい。

・主人公はどこまでも流されて行くようで、そうでもないような感じ。
 意志が強いのか弱いのか、エンディングを見れば何とか納得できる…。
 (まあ、エンディング前に、ネタバレされてしまいますが)

・エンディングはあまりに唐突過ぎて、えっ!?ここで、というオチです。
 ストーリー的には外伝ですから、何となく納得。

・戦闘は エナジーフロー → チャージスペル → スターティアラ
 の3連コンボでほぼ大局が決まる。
 その分、同時攻略によって戦力が2つに分散されるのはよかった。
 (しかし、これがTOでもあれば4属性の弓は手に入るわけで、何だかな)


こんな感じでしょうか。探求モードはメンドイのでやりませんでした。
ボリュームは幾分少ない気がしますが、サクサクとストーリーが進むので、
十分おもしろいです。

FFT → FFT-Aに比べれば、システムの変更点は、全然許せる範囲です。



スクウェアの遺産③

2008-02-08 | GAME
FFⅠは年末にクリアしてしまいました。
(魔法で攻撃力が上がるなんて、ボスも雑魚もみな同じ…)
FFⅡをやろうかとも思いましたが、Ⅱは例のサガと同じようなシステムなので、
ヤル気が出ず。FFT-Aを開始。

FFTの世界観やシステムを受け継ぎつつも、全く別物。
DSでFFT-A2も出ています。
このFFT-AはPS版FFTをもっと簡素にした感じです。
ただし、いろいろややこしい設定が増えた分、覚えるのが大変です。

まず、なんと言っても種族とロウですね、やっぱり。
モーグリ、ン・モゥ、バンガ、ヴィエラと何だかよくわからん種族が増えてます。
PS版FFTの話術士、ものまね士、侍、ナイト、陰陽士、吟遊詩人、踊り子などの
ジョブはありません。
その代わり、あのアサシンがあります(みなさんの予想通り、最凶ジョブです)。
あと似たようなものに(弓使い、狩人、スナイパー)や(闘士、グラディエーター、ウォリアー)
があります。代わり所としては、

モーグリナイト (ただのナイトじゃだめなの?)
錬金術師 (もろマンガの影響を受けてるような)
フェンサー (フェンシングですね)

などがあります。
それと人間は男性しか使えません!!(女性キャラは主要キャラを除き、お店の売り子のみ)
なんですとー。と思ったら、ヴィエラは女性のみ。モーグリは両方出てくるみたい。
ン・モゥ、バンガは、何だかよくわかりません。
ちなみにジョブチェンジを行うためには、ジョブ専用の武器が必要です。
ほとんどが非売品です(この辺、かなり不親切)。
ゲームを進めていけば、いずれ手に入りますが、
序盤で最強キャラが作れません。
例えば、二刀流やホーリーが全く使えません。
それと、一戦闘でもらえるアビリティポイントが一律で決まっているのもキビシイ。
すぐに上級ジョブになれるわけでもなく、
上級ジョブになっても装備する武器がないという、悪循環。
そういう意味では非常に制約が多いのです、このゲーム。

そして、一番の問題は“盗む”です。まず、靴と小手が盗めません。
(よ~く考えれば、どうやって靴と小手を盗めばいいのか、という気もします)
武器を盗むがかなりゲーム後半でないと手に入りません。
逆に、アビリティを盗むという反則的なアビリティもあります。
PS版FFTのクリスタルによるアビリティ継承のようなものです。
そして、これ一番大事なことですが、ST異常で例えば睡眠状態では、
アビリティ成功率が100%になります。
つまり、裸同然。
PS版FFTのように寝返り?を打つことで鎧を盗むなどを回避することができないわけです。
ということは、こちらは睡眠orストップ+盗むでほぼ戦略は終わりです。
といいたい所ですが、ここでロウの問題が邪魔をします。

次ぎに、ロウですが、このシステムははっきり言ってツマラナイ。
戦闘に制約を設けることで、ゲームに幅を持たせたい気持ちはよくわかりますが、
何といっても、ピーピーとジャッジの笛の音がウザイ。
このゲームは、ジャッジとの戦いと言っても過言ではない。
途中からロウカードなるものが登場するも、
序盤は“ダメージ**”や“たたかう禁止”が厳しいです。
後半は“動物保護”、“ST異常禁止”などです。
(最悪、Rアビリティのカウンターのみでダメージを与えないといけない)
そのため、PS版と大きく違うところは、
敵の戦力、アビリティや武器防具、ロウカードを見た上で
ジョブチェンジやアビリティの付加、武具装備が可能なところでしょう。
むしろ、これがないとすぐにはまってGAMEOVER。
そして、戦闘中のジャッジの笛による死体移動がないと、
これまたすぐにGAMEOVER。下手すると攻撃が届かないため。

うーん、こう書くとやっぱり戦闘がPS版FFTに比べておもしろくないですね。
必殺技は、コンボというのがあります。コンボと書くとまだかっこいいですが
なんせ“袋たたき”ですから。やっぱりアグリアスさんの聖剣技がないと、ね。
あと神獣もあります。聖剣伝説ですかと思ったら、
神獣アドラメレクですよ(あの愚兄です…)。ザルエラよりはまだマシかな。

ゲーム自体は、300のクエストをこなしていくだけ。
メインクエストは20個ぐらいだそうです。
色々、情報を集めた結果、リッツやシャアラは仲間にならないけど、
海外版では仲間になるということです。
キャラクターの成長ぶりはPS版FFTよりは、しっかりしていると思う。
ただ、大人と子どもの境界があやふやなので、なぜクラン活動が可能だろうか?
という疑問もあります。

長々と書いてきましたが、PS版FFTと比べてという議論はあんまり意味がないですね。
ハードも出た時期も違うわけですし。
戦闘はサクッと終わるので、非常にラクです。
クエストも何も考えずにどんどんこなしていけば楽しいです。
(まあ、あとで色々困りますが、)クリアするのには問題ないです。
二刀流はできないですが、アサシンを使えるというのが一番のセールスポイントかと。
(それだけではないのですが、何かこの印象が強烈なFFT)