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新潮文庫の復刊シリーズ

2010-07-25 | 読書【未カテゴライズ】

最近、めっきり暑さにやられて、読書スピードが停滞中。

少しずつはまりそうなのが、新潮文庫の復刊シリーズ。

最近のではなく、表紙が青や茶の全部で100冊あるヤツ(らしい)ネ。

第1回配本が1993年11月、その後2ヶ月に1回のペースで刊行された(らしい)。

とにかく詳細不明のこのシリーズ。

どう考えても100冊は絶対に到達できない気がする。(現在3冊のみ)

背表紙の番号はB-1-1のように謎のBの文字。

どうもB-配本回数-何番目か、というナンバリングらしい。

適当だな。でも、表紙だけかというと実は奥付けにもあるので、単なる復刊ではなく、

新たな一冊として企画されたモノだということが分かる。

ただ、本の業界には継続しないモノが多過ぎて困る。

そういえば、年号が書いてある表紙がかかっているヤツも新潮文庫にはあったネ。

あれはただカヴァーのみ変えてあっただけだから、微妙な装丁だった気がするネ。








タイム・リーパー、読了

2010-07-19 | 読書【SF】

何度目の読了であるか分かりませんが、

大原まり子「タイム・リーパー」(早川書房)を読了。

たぶん、4回目かな。

いわゆる時空警察、タイム・パトロールという組織が描かれています。


「時間はほころびだらけの織り物である、それを織り直すのが我々の仕事」


森坂徹、山崎数子、中川春名という主要人物に

キサラギ、アマカス、フジオミ、の時間工事課の3人、

キーマンである間宮武雄。


話自体は、特に急激な展開があるわけではないのですが、何度も読み返してしまいます。

たぶん、時間と恋のロマンスよりも今の現実をどう生きるかを描いているからだと思います。

そういった魅力のある一冊です。

アマカスがイイキャラしてます。







ふたりの距離の概算、読了

2010-07-04 | 読書【読了】

古典部シリーズ第5作、米澤穂信「ふたりの距離の概算」(角川書店)を読了。

ソフトではなくハードカヴァーなのが気にくわないですが、

(表紙も何だかシリーズで統一して欲しい気がします)

内容はいつものビターな青春モノといったところです。

今回は【歩行祭】という有り触れた題材です。

謎かけは簡単だった、かもです。

(タイトルとキャラの名前で、何となくバレてる)

うーん、異性キャラ(大日向友子)しか出てこないので、

次回は同姓キャラに期待。

ただ、4者の関係を他から視点を与えるという意味で布石となる一冊です。