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太陽の季節

2009-06-28 | 読書【未カテゴライズ】

久々に新刊を購入。

森絵都「リズム」(角川文庫)
森絵都「ゴールド・フィッシュ」(角川文庫)

リズムとゴールド・フィッシュは、すでに新書版で合本ででたものの文庫化です。

さらっと読んでしまいました。

1991年当時に書かれたもので、細かい点を現代風に少し変えたぐらいで、

内容は、こういうものを書いていたんだなという気のするお話。

デビュー作であるという点からも、「永遠の出口」(集英社)に通ずる部分が

多いような気がします。

実は、読みながら佐藤多佳子「黄色い目の魚」(新潮社)を思い出していました。


ついでにずっと買い忘れていた

森絵都「宇宙のみなしご」(フォア文庫)

も購入。何と初版でした。これはすこし意外でした。売れてないのか…。

これを読めば代表作は網羅。

受賞以後遠ざかっていた何かが戻って来た、という感じでもないんですよね。

でも、次は「ラン」(理論社)を読みたいでのすが、図書館で見当たりません。

理論社だから、ヤングコーナーにあるのかな?





ヒバリの舞う空

2009-06-21 | 読書【未カテゴライズ】

長々と車中読書していた椎名誠「哀愁の町に霧が降るのだ 上・下」(新潮文庫)を読了。

続編があるそうですが、今は読む気がせず。

お次は、今年4月に改版された江戸川乱歩「江戸川乱歩傑作選」(新潮文庫)を購入。

実をいうと私「乱歩」ははじめてなのです。

2、3読んでみたのですが、特に拒否反応もなくスラスラ読めます。


あと今日、本屋で帰り際、

関野吉晴「グレートジャーニー1 パタゴニアからチチカカ湖へ」を(角川つばさ文庫)見つけました。

書き下ろしではなく文庫化です。

ただ、今年3月にスタートした角川つばさ文庫といういかにもアレなレーベルの中で、

非常に異様な本があるなと思って、買うのを控えてしまいました。

つまり、続きが出るのかどうか不安だったので買うまでには至りませんでした。

2巻以降が出るのでしたら、購入を検討したいと思います。

来月の新刊に、川端裕人「嵐の中の動物園 三日月小学校理科部物語(1)」

というのも出るようですが、表紙ですでに買うことをためらってしまうことでしょう。




4周年

2009-06-21 | このブログは

このブログを開設して、4年が経ったようです。
しかし、今年4月から忙しさのため、中々更新できない状況が続いています。

(まあ、ネタがないからという理由もあるのですが…。)

読了は月2~3冊のペースで夏休みまではこのままでしょう。
バイクに乗る時間を作ると、それ以外に割く時間がなくなるわけで、
時間のやりくりが大変になってきました。
あと運動が少し足らない部分もあるかと思います。

と考えていると反省ばかりで暗くなります。



突然ですが、心の叫びは、「どっかに(国内)旅行した~い」

その候補としては、

① 琵琶湖一周コース(観音様を拝顔しに行きたい)
② 山陰激走コース(実は山陰地方と高知県以外はすべて行ったことがあります)
③ 北海道無茶走りコース(夏といえば北海道でしょ)
④ どっかの半島一周コース(愛知県・石川県とか)

などです。もちろんバイクで。
クルマの方が楽ではあるのですが、
折角買ったバイクに乗らないわけにはいきません。




busy- busy-

2009-06-13 | 読書【未カテゴライズ】


今日、久々に大きな本屋に行ってみたら、

4月に井伏鱒二「晩春の旅|山の宿」(講談社文芸文庫)が復刊されていた。

すでに持っているので買いませんでしたが、

ひっそりと復刊してもだれも知らないって。


読書は、多田等観・牧野文子編「チベット滞在記」(講談社学術文庫)。

同著に「チベット」(岩波新書)も復刊されているがこちらは、旧字体のまま。

さすが岩波変える気全くなし。このままがイイのかどうかは不明。




センター地学09

2009-06-13 | 教材研究

すっかり間が空いてしまいましたが、今年のセンター地学を解いた感想です。

(教採の勉強も兼ねて解いてみました)

ビールを一本飲んだ後、40分くらいで解いて、点数は69点でした。

何だか知らんがセンター地学、やっぱり難しいな…。

ケアレスミスもあったので、実際には70点後半だったのですが、以下解説。

大問は5つです。

①地震・火山・プレート
②岩石・鉱物
③図学・化石
④海洋・気象
⑤天文・宇宙

と非常にバランスがよい出題です。

その分、受験生に求められる勉強量が半端ないですが…。


まずケアレスミスをした問題から、

1.ボーエンの系列で斜長石Ca→Naの鉱物晶出の順番をNa→Caと勘違い。
  というか逆だと思ってた。

2.石灰岩の時代を図をよく見ず、中生代と勘違い。
  でもジュラ紀と白亜紀のどっちか決まらないよ、と思いながらも、
  ジュラ紀を選択。そこで気付けよ、わたし。

3.面積速度の問題。どう考えても逆を選択してしまった。

4.連星の問題、暗くを明るくと勘違い。pdfの文字が小さ過ぎる…。

ここからは忘れていたもの

5.乾燥減率と湿潤減率、絶対安定と絶対不安定を選ぶ問題。
  逆を選んでしまいました。
  これ気温減率が小さい・大きいは逆なんですよね。
  横軸が温度で縦軸が高さになるので、
  グラフの傾きの大小が反転していることは覚えていたのに…。

6.雲ができる高度。B→Cも入ることを分かっていて間違えた。

さて以下、解いていて意味がよく分からなかった問題。

7.海水の表面温度と熱エネルギーの関係。
  
  「海面付近では加熱期に形成された暖水の層が、
  冷却期に対流により上下にかき混ぜられる。」

  という問題文中の文章からイが12月ということが分かります。
  図2のイが最も混合層が厚いのが読み取れます。
  でも、図1の海洋から出る熱エネルギーのグラフだけをよくよく見てみると、
  9月が最大、3月が最小と分かるので、答はすんなり出るようです。

8.地衡風の問題。これは意味不明な問題だなと思いながら、間違えました。
  そもそも飛行機がなぜ遅れるかというと進行方向に逆向きの風が吹くためで、
  西向きの風を吹かせればよいだけの問題なのです。
  問題文にある“冬”は、(いわゆる西高東低とか)何も関係ない…。
  よって、西向きの地衡風を吹かせるには、気圧傾度力を北向き、
  コリオリ力を南向きにすればよいのです。
  なので、高気圧は南にあればよいのです。

9.可視光線でなぜ太陽系外がよく見えないかという、ハーシェルの問題。
  “分子雲”か“宇宙塵”のどちらかを迷います。
  分子雲というのは、太陽がバーストした後に密度が大きくなってできるものなので、
  太陽系ができた後の残りカスではないのです。
  そもそも、太陽系の外にある“オールトの雲”は、彗星の源といわれているので、
  分子雲ではありません。
  ということで残った宇宙塵(うちゅうじん)が正解なのです。
  というか難し過ぎるだろう、この問題。


以上、センター地学の間違えた問題の解説でした。


間違え過ぎたといえばそれまでですが、地学かなり難しいです。
どう考えても物理Ⅰの方が簡単です。
私は文系という人は、独学で地学を勉強するぐらいなら、
理系の友達に物理Ⅰを教えてもらいながら勉強してください。
そのぐらい、地学Ⅰはマニアックで難しいです。
平均点が低いのも納得です。

それでも勉強したいという人は、
まずは地震・火山・プレートテクトニクスからはじめて、
岩石・鉱物・化石を暗記し、
地質図学・海洋・気象・宇宙・天文を理解して下さい。
計算問題の数は少ないです。
典型的なものは、
アイソスタシー、ケプラーの法則、フェーン現象、ハッブル定数、湿度など
全部で10問あるかな?

計算問題の数が少ないから地学Ⅰを選ぶというのなら、物理Ⅰの方が絶対によいです。