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3月はたそがれの時

2013-03-27 | 読書【SF】

忙しすぎて読書や勉強どころではないのですが、

本だけは買っています。

 

創元SF50周年記念だそうです。

創元版のブラッドベリを全部揃えたくなりました。

星雲賞短編SF傑作選は、ハヤカワのもふつうに入っているので何だかな。

こういうのもありなんでしょうか?

よく分かりませんが、今更SF本が今年は大量なようで、困っています。

 

そういえば5月にヤングの「たんぽぽ娘」(河出書房新社)がついに出るのです。

刊行まで10年近くかかったのはなぜなのか?

全く不明ですが、無事読めるので良かったです。

 

あと、コニー・ウィリスの「オール・クリア」が4/10発売だそうです。

絶対に読めない。

GW用です。

 

しかし、壮絶なSFネタ切れ時代に突入したような気がします。

ゼロ年代の次は無年代って感じです。

 

 

 

 

 


敵は海賊 海賊の敵、読了

2013-01-27 | 読書【SF】

神林長平「敵は海賊 海賊の敵」(ハヤカワ文庫JA)、読了。

相変わらずの展開、ラスト数ページの戦闘シーン以外は、いつも通り。

ラジェンドラ視点で描いたというところが新しいのだろうが、

何というか前作、正義の眼同様、記憶に残らない話だった。

フムン。

 

それよりもハヤカワ文庫JA40周年らしいのだが、

毎年なんかフェアがあるから、有難みはない。

ハヤカワは明らかに新刊よりも復刊だと思うがこれ如何に?

 

 

 

 


未読SFとの闘い⑥

2013-01-04 | 読書【SF】

「虎よ、虎よ!」に中々、手が付けられず困っていますが、今は

キース・ロバーツの「パヴァーヌ」(サンリオSF文庫)を読んでいます。

昨年、ちくま文庫から復刊されたときに、これ絶対に買ったはずだと思って、

本棚を探したら見つかりました(というかちくま文庫のSFレーベル生きているんだ、とびっくり)。

いろんなところでpushされているからなのか記憶に残っていたのに、読まずに押入れの中でした。

 

ライブ・ア・ライブ的な章毎に違う主人公とストーリーで、何だか傑作な予感の一冊。

こういうのが古典的な傑作というヤツなのだろう。

SFというよりは、ファンタジーな一冊で、

オールディスの「地球の長い午後」を思い出す60年代SFのかおり濃厚な一冊。

 

 

 

 

 


未読SFとの闘い⑤

2012-11-18 | 読書【SF】

ロバート・シェクリイ「人間の手がまだ触れない」(ハヤカワSF文庫)、読了。

表題作より、幸福の代償の方が記憶に残った。

とはいえ今、あくまでの古典としてですが。

銀背でいっぱいシェクリイはあるようですが、そこまで読みたくはないし、

値段もそんなにしないようなので、今はまだいいです。

 

さて、お次はロバート・F・ヤング「ジョナサンと宇宙クジラ」(ハヤカワSF文庫)。

ヤングはSF者が連呼するから、名前だけは知られているのですが、

いつも気づいたら既刊がなくなっている。

なぜかamazonでの古書価格がえらい高い。

とはいえ、わたしも2001年2月に、ハヤカワ文庫30周年特別重版で復刊されたものを持っているので

人のこと言えませんが…。(このとき、捜査を買わなかったことを後悔してます)

2006年の新装版買おうと思ったら、すでにないし。

現状はこんなところということでしょうか。

 

その後は、ベスター「虎よ、虎よ!」、ル・グィン「闇の左手」といった

ベタなところに行こうかと思っています。

あるいは山野浩一の傑作選Ⅰ~Ⅱかもしれません。

年末までもう一息、200冊は無理でも、そこを目標にがんばりたいです。

 

 

 

 

 


未読SFとの闘い④

2012-11-18 | 読書【SF】

ジュール・ヴェルヌ「海底二万里」(新潮文庫)、読了。

1870年発表、ということなので、まあそんな感じな内容であった。

ストーリーはほぼなしで、海の中の様子をこれでもかと想像力で書き続けており、ただただ無駄に長い一冊であった。

姉妹編、神秘の島(ミステリアス・アイランド)、を読みたくなった。

ネモ船長のキャラが謎過ぎ。の一言に尽きると思う。

 

さてお次は、ロバート・シェクリイ「人間の手がまだ触れない」(ハヤカワSF文庫)。

フレドリック・ブラウン,レイ・ブラッドベリと並んで、日本人が好きなSF作家ということで、

期待を裏切らないできなようなので、じっくり読みたいです。

 

 

 

 

 


未読SFとの闘い③

2012-11-11 | 読書【SF】

パトリック・オリアリー「不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ」(ハヤカワSF文庫)、読了。

まあ、何だか記憶に残らない話でした(ヒドイ)。

タイトルで満腹な小説でした。

最近こんなのばっかり読んでいるかも。

しばらく00年代以降は読むのやめよう、時間のムダムダムダムダ。

 

ということで、次は古典作品、ジュール・ヴェルヌ「海底二万里 上・下」(新潮文庫)に行きます!!

新訳なので読みやすいことを期待しつつ、その後は、

シェクリイ「人間の手がまだ触れない」

ヤング「ジョナサンと宇宙クジラ」

のどちらかに進むつもりです。

 

 

 

 


華竜の宮、読了

2012-11-11 | 読書【SF】

最初の場面がJPGU(日本地球惑星科学連合)のjoint meetingから、ということで一抹の不安を覚えながらスタート。

案の定、なんじゃこりゃという内容だった。

そもそも短篇の「魚舟・獣舟」という設定自体、受け入れられなかった分、だめだった。

これのどこが海洋小説?という疑問符だけだった。

文庫本解説に【プルームテクニクス仮説】とちゃんと書いてあるのが救いか。

これが2010年の日本SF大賞か、といわれると笑うしかなかった。

(これは星雲賞との意味合いがそもそも違うからだろうが…)

個人的には火星ダーク・バラードの方が全然、良かった。

というか00年代から全くSFの魅力がなくなっていたのだと改めて思ったのでした。

元ネタがどうのこうのというより、ヒトの想像力の欠乏に泣けてきます。

 

 

 

 

 


未読SFとの闘い②

2012-10-28 | 読書【SF】

「クリプトノミコン1~4」(ハヤカワSF文庫)、読了。

つかれた、長過ぎでした。

さて、うわさ通り、SFではなかった。

ストーリーは全くなしの、細部のジャンクな部分を楽しむ小説だった。

各節をいつもながらの引きで、読ませるということなのでした。

 

さて次は、パトリック・オリアリー「不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ」(ハヤカワSF文庫)の予定。

2003年発行、当然、絶版です。

「時間旅行者は緑の海に漂う」(ハヤカワSF文庫)という本もあるが、さてさてどうかな。

 

 


未読SFとの闘い①

2012-09-10 | 読書【SF】

とタイトルを付けてシリーズにしようと思います。

とはいえ、ブリンの「グローリー・シーズン」はあまりにもつまらなく、斜め読みで無理やり読了。

何が悪いのかは分かりませんが、設定だけでお腹いっぱいで、主人公姉妹が希薄過ぎる。

 

さてお次は、ニール・スティーヴンソンの「クリプトノミコン」(ハヤカワ文庫SF)だぁ~!!

って、これSFじゃないって話じゃなかったけ?

あと気付いたら、スティーヴンソンの本が全部絶版になってる。

(ダイヤモンドエイジも読んでいないことには今は触れないでおくことにしておく。)

 

 

 

 


ブラッドベリから光を

2012-09-08 | 読書【SF】

SFマガジン「レイ・ブラッドベリ追悼特集号」、「太陽の黄金の林檎」、「瞬きよりも速く」(ハヤカワ文庫SF)を購入。

ブラッドベリはNF文庫という固定観念が、いつの間にやら、

華氏451度、火星年代記と2冊もSF文庫の方でも出ていたのかと、いう程度の認識だった。

亡くなってから気づくわけではないが、

火星年代記は途中で読むの止めた気がする。

理由は思い出せないのですが、たぶんそのときはつまらなかったんだろう、という思いだけ。

ディックも粗方終わったので、この際、次はブラッドベリでも読もうかと思っています。

 

とその前に、デイヴィット・ブリンの「グローリー・シーズン」(ハヤカワ文庫SF)。

全然、おもしろくない、なんでだろう?