goo blog サービス終了のお知らせ 

北海道旅行計画中

2006-08-19 | 読書【未カテゴライズ】
 今日は暑かったです、物凄く。一日中クーラーの効いた部屋にいるのも健康にはよくないと思いつつも、こう暑いとついついピピッとリモコンでクーラーの設定温度を下げてしまう私。

 最近は、読書をする元気もあまりないのですが、中谷美紀『インド旅行記1 北インド編』(幻冬舎文庫)をちびちびと読んでます。一人旅にしても、こんなに潔癖である必要があるのでしょうか?というぐらいの徹底した潔癖ぶりの中谷美紀さん。食事から人付き合いまで、なんのための外国一人旅なの、中谷さんって感じがしますが、その情景が想像できてしまうのがおもしろいところ。タージマハルの話などを読むとこんな歴史があったのかと色々と納得するところが多い。インドって国は、人がたくさんいるだけでなく宗教やカースト制といったものから、神秘なるガンジス川まで、ほんと奥が深そうです。

 Youtubeで鈴木祥子さんのライブ映像があるのを発見。さっそくダウンロード&mp3に変換して聞いてます。唐突に

virigian
水の冠
風の扉
Long way home
hourglass
harvest
Radiogenic
Snapshots
Candy Apple Red
あたしの旅路
私小説
あたらしい愛の詩
Love, painful love
freinds, lovers, my journey home
鈴木祥子

と歴代のアルバム名((一部、年が前後してます、気にしないで下さい、趣味の問題です。ベストセレクションは、リマスタリング版なのでいれてありません。あとライブ版なども))を並べてみると、どのアルバムも思い出深いものばかりで、ちょっと感傷に浸ってしまいます。インタビュー・メール中の鈴木祥子さんのセレクトによると、『水の冠』と『SNAPSHOTS』が思い出深いアルバムだそうです。(わたし的には、正直SNAPSHOTSの一曲目の『HAPPINESS?』には物凄くビビリましたが…最後の?が、そのすべてを表していると言っても過言ではありません)SNAPSHOTSは初夏から真夏のイメージなので今に持って来いのアルバムです。全体的に、タイトル通りスナップショット的な曲が多いので、アルバムとしての完成度をというよりは、祥子さんの新たな面を様々な角度から見ることができるアルバムです(それはその後の『Candy Apple Red』でも色濃く感じます)。水の冠は、どうしても『電波搭』のイメージが強いですが、タイトル通り、澄んだイメージのアルバムです。水の冠の「あなたの~髪にさ わ り~ たい」のフレーズが好きです。カラオケで歌いたい曲がいっぱいあるのですが、カラオケにたいてい入っているのは、『ラジオのように』と『たしかめていてよ』の2曲…ちょっと悲しい。そういえば『両手いっぱい』も入っていたかな?でも、あの曲、アニメのタイアップだったって事を最近知りました。いい曲なので、それがどうのという意味ではありませんが、意外。(あとインタビュー・メールで、男女で曲の人気に違いがあるというのも、色々興味深かったです。)

夏季雷と雨

2006-08-12 | 読書【未カテゴライズ】
 昨日、図書館で、石田衣良『反自殺クラブ IWGPⅤ』(文芸春秋)と篠田節子『砂漠の船』(双葉社)、カレン・ジョイ ファウラー『ジェイン・オースティンの読書会』(白水社)を借りてくる。とりあえずIWGPから読んでます。

 今日は久しぶりに天気は雨。大気に住む生き物にとって大きな恵みとなることでしょう。土曜というのに雷が響く中、今解析中のデータのドリフトを取るために、孤軍奮闘中。計算できない謎も漸く解決。ただ、dimensionがものすごく足りなくて、配列が壊れていただけでした。よくやるのに、いつも中々気付かない私…。

暑すぎて記憶がなくなる前に寝る

2006-08-10 | 読書【未カテゴライズ】

 米山智美・文、古財秀昭・写真『スペイン巡礼の道を行く 世界遺産 カミノ・デ・サンティアゴ』(東京書籍)をちびちびと読み終える。巡礼の道は、この前、NHKで夜ずっと放送していたフランス特集ではじめて知りました。ホタテ貝がお守りだというのを聞いて、興味が湧いて、図書館でこの本を借りてきました。フランス南部のヴェズレーからピレネー山脈を越え、イベリア半島の先のサンティアゴまでの道のりを、断片的にではありますが、美しい写真と文で織ってあります。私は、建築物もいいと思ったのですが、やはり大西洋を臨む写真が壮大で、風と波と青色がgoodでした。本文は、宗教的なものに対して鈍感な、いわゆる『日本人』的な、写真を撮るだけの観光客という感じがしないでもないです。backgroundに対する視点や配慮を持たない『日本人』も、それを知識で隠して「私をあの『日本人』と一緒にしないで」と粋がる人も、ネイティブでないなら所詮気持ちのわからない同類なのです。(文中に出てきたパウロ・コェーリョの『星の巡礼』が少し気になる。)

 村上春樹『東京奇譚集』(新潮社)もせっせと読了。期限内にとっとと返さないと苦情の電話がかかってくるのが、ムラカミハルキを図書館で借りる時のいかん処デス。内容は、短編なのでもちろんライトタッチ。偶然の一致というのも、オースターのイメージが強すぎて、新鮮味を感じないのは、気のせいでしょうか。書評か何かにあった、映画のように遠くから観ているような、鳥瞰的な視点という意味が全く分からず。0109以降を期待していただけに、相変わらず金持ちと貧乏人しか出てこない話ばかりで少々辟易気味…。

 明日は、盆用に、図書館でまた借りてくるとします。

ジーンダイバーの頃

2006-08-03 | 読書【SF】

 今日も暑いです。でも、クーラーの効いている部屋とそうでない部屋を行き来していると、だんだん身体が壊れてゆく…。そんな気がします。

 最近Youtubeで、ジーンダイバー(genediver)を見つけてしまいました。10年以上前の作品(1994)なのですが、今観ても十分おもしろいです。当時の最新の科学の成果を用いていて、今では、なるほどと納得できる話が多いのですが、当時こどもだった私には、ほとんど内容は理解できなかったのではないでしょうか?ミトコンドリア・イブなんて、大学に入ってから知ったのに…、NHK教育恐るべしです。話も展開もものすごくSFです。実写とCGとアニメの3セットっていうのが懐かしいです。ああこの頃は、過渡期だったんだなと、思うわけです(ウゴウゴルーガとか)。全部で50話以上あるんで、ゆっくり観て行くつもりです。

ヘビイチゴ・サナトリウム、読了

2006-08-01 | 読書【読了】

 ほしおさなえ『ヘビイチゴ・サナトリウム』(東京創元社)を読了。

 ジャンルは、ミステリー(なのかどうかよくわりませんが)、おもしろかったです。自己と他者の境界の癒着というのがテーマなのですが、途中から登場人物がぞろぞろと出てきてよくわからない展開に。意図した配役と配置で、真犯人が出た後、さらに真の真犯人?が出てくるあたりから、『犯人は誰でないといけないか?』感が薄れていく感じが、新鮮でした。ただし、最初は誰が語り手なのかが、よくわからないところから入っていくので、結構混乱しました。

 さて次は、山田詠美『風味絶佳』(文芸春秋)。軽く読んだ感想は、相変わらず文章が冴えている(流石エイミー)、と思いながらも、暑い夏がはじまるのだ。