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夏と読書

2008-07-31 | 読書【未カテゴライズ】

井上靖「あすなろ物語」(新潮文庫)を読了。
こういう戦前・戦後を扱った青春ものも、たまにはおもしろい。
「敦煌」、「あすなろ物語」と来て、
「風林火山」(新潮社)を図書館から借りてきた。
少し前に、大河ドラマでやっていました。由布姫が出てくるお話です。
この本もすらすら読めそうです。


図書館で1時間くらいで一気読みした、森絵都「カラフル」(理論社)。
読まず嫌いだったのですが、時間があったので一気読み。
オチはすでに知っていたので、何だかな~と読まずにいたのですが、
後半、家族と高校進学の話し合いをしている当たりでついつい目頭が熱くなりました。
うまい。実にうまいなーと、ここでじわっと氷解するところがうまい。
もちろん、すべてすんなり解決するわけではないのですが、
オチを知らずに読んだ方がよかったかな、ラストは。
で、新作「ラン」(理論社)は完全スルーしてしまいましたが、
評判はどうなのでしょうか?よく知らないのですが、
本屋にたくさん平積みされているので、初版は結構刷ったのかなということは
何となく分かるのですが…。


さてさて、今年の夏は読書に励みたいと思います。
特に本棚の未読本を。




緑、ソラの色、雲を越えて

2008-07-27 | 読書【未カテゴライズ】

昨日、oneコインで買った小野不由美「図南の翼」(講談社文庫)をすぐ読了。
オチも展開も特に感想はなし。
3人で物語は進むのは相変わらず。

今月はハリポタ効果で新刊は全くなし。
といっても8月も何も買うものがないのですが…。
しばらくは、本棚から選んで読むか、「神なるオオカミ」かな。



夕立 蝉時雨

2008-07-21 | 読書【未カテゴライズ】

井上靖「敦煌」(新潮文庫)を読了。

ご都合主義はさておき、あらよあらよと話は進み、あっけなく閉じてしまう。

駱駝と馬。
西夏文字と漢人。
1000年の時を越えて発見される仏典。

何というか、浪漫です。


次は、「燃えよ剣」(新潮文庫)と思っていたのですが、文庫のくせに結構高い、
と思っていると、シートン動物記の新刊「ぎざ耳ウサギの冒険」(集英社文庫)が
出ていたので、そちらの方を購入。
先月の新刊「狼王ロボ」(集英社文庫)が途中なので、そちらから読んでます。

あと、図書館から借りてきた巨編、姜戎「神なるオオカミ 上・下」(講談社)。
1000pもあるので、読み切れるか、心配です。



夏の読書スタート!!

2008-07-19 | 読書【未カテゴライズ】


ケヴィン・ブロックマイヤー「終わりの街の終わり」(ランダムハウス講談社)読了。
速読していたので、何とも言えませんが、さっぱりよく分かりませんでした。
ちゃんと読めば話としての深みが出るのかなという感じで、
小説として楽しめたかというと、はっきり言ってさっぱりでした。
しばらく翻訳ものはイイかなという感じです、申し訳ないけれど。
タイトルだけでお腹いっぱいでした。


さて、気を取り直して、お次は井上靖「敦煌」(新潮文庫)。
特に理由はないです。本棚に眠っていたものをチョイスしただけです。
前から読みたかったことは確かです。
この後は、司馬遼太郎「燃えよ剣」(新潮文庫)を考えています。
夏の100冊だし、そろそろ“司馬遼太郎”を解禁してもいい年齢(20代後半)
になって来たかなと勝手に思ってます。

今年の夏も、暑いけど本はたくさん読みたいと思ってます。
と言っても、新刊ではなく、本棚に眠っている数々の未読本たちの方を。
あと旅もネ。




夏が来る少し前の~

2008-07-13 | 読書【未カテゴライズ】

先週、一週間は、勉強×3~。
物理・生物のダブルに始まり、現在は地学に没頭中。

この前、遠くまで試験受けに行ったのですが、
反面教師というか、逆効果というか何というか、イイ刺激を受けたので。
というか、どう考えても、一次は通らないだろうな、たぶん。
もし、万が一、通ったとしても、
二次と点数併せて計算されてたら、まず無理です。

結局、ペーパーと面接のバランスが取れないとどうしようもないかも。
一通り専門教養が終わったら、一般教養と専門教養のバランスを元に戻さないと。
教養はすぐに忘れます。
英語とか社会とか、教育関連とか。
教育法規ももう一度見直して、書けるようにしておかないと。


とはいえ、本屋には通ってしまうので

石牟礼道子「妣たちの国―石牟礼道子詩歌文集」(講談社文芸文庫)
イグナチウス・ロヨラ「霊操」(岩波文庫)

を購入。
読んでいる時間もなく、
ああ、はやくどっかに行きたいなと思うのでした。





目的のない旅がしたい

2008-07-06 | 読書【未カテゴライズ】

今年も教採がはじまりましたネ。
私も今年は他地域を一つ受けてきました。
暑さと移動で、タダタダ疲れたの一言。
試験の手ごたえは、ビミョーですネ。


さて、移動の車中読書で
スーザン・マイノット「いつか眠りにつく前に」(河出書房新社)を読了。
ストーリーというストーリーはなし。謎という謎もなし。
でも、重層な読後感が残るのは、なぜだろうか?
うーん。


旅先で買った2冊。

井伏鱒二「還暦の鯉」(講談社文芸文庫)
シートン「狼王ロボ」(集英社文庫)

前者は、どっかで読んだようなものも含めて、すぐ読了。すご~く、おもしろい。
エッセイ集は、いいカンフル剤です。
後者は、表題作をすぐ読了。
オオカミ本はなぜこんなにおもしろいのか、不思議です。

バテバテの身体と脳を休ませつつ、
専門教養のテコ入れをしないと、そう思うのでした。





今年の新潮文庫の100冊は一味違う

2008-07-01 | 読書【未カテゴライズ】

昨日、立ち寄った書店でついつい見てしまった恒例の新潮100冊のフェア。

何か見慣れないカヴァーが、と思ったら4冊だけ特別カヴァーのものが。

こ、こ、これは…。

銀河鉄道の夜、ブルーのカヴァー。

や、やられた。ほ、ほ、欲しい。(銀河鉄道の夜は、すでに何冊もあるけど)

これはヨムヨムと同じようなデザインなのですが、プレゼントにイイかもというカワイサ。

こう来たか、という感じ。

他には「人間失格」がピンク。
「こころ」がホワイト、
「絵のない絵本」がイエロー。

何でこの4冊だけ?という微妙なラインナップですが、
よくよく考えてみると、中々、センスのいいチョイスかも。

「こころ」もまた読みたくなってしまったのですが、
DSの文学全集をこの前に買ったばかりなので…。


ほかには新刊&復刊で

金城一紀「対話編」(新潮文庫)、このカヴァーもまたスゴクイイ。
矢野健太郎「すばらしき数学者たち」(新潮文庫)

も購入。

YONDAも2冊読めば、今年はエコバックがもらえます!! なぜだか、ものすごく欲しい。
毎年、辛口評価をしてきた新潮100冊ですが、今年はかなりイイですヨ。