今日も就職活動のため朝一で東京へ。
時間を潰す目的でまたも八重洲のブックセンターに立ち寄る。週一で行けば、もう常連ですか?
松井孝典『松井教授の東大駒場講義録―地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る』(集英社新書)と藤岡換太郎『深海底の科学 日本列島を潜ってみれば』(NHKブックス)を自然科学書コーナーで購入。前書の、松井さんは東大大学院の教授で、東大の授業で教えられた内容を文字に起こしたものです。惑星形成の数値計算の所が相変わらず難しく感じるのは仕方ありませんが、比較惑星学、そしてアストロバイオロジーという学問のここ十年の学問の進歩が分かる一冊。物理と化学、地球生物学でしかない生物、そしてまだまだ学問的には浅い地球惑星科学。未来を見るための過去。2020年問題と呼ばれる20世紀の価値観の崩壊。右肩上がりが幻想であるということ。人間圏と地球システム。非常に内容が濃いだけに、もう少し丁寧に解説があると分かりやすかったかもと思える箇所が多かった。というか、もっと語って欲しいと思う所が多かった気がします。後著の、藤岡さんは、潜水調査船で深海に潜ること云百回の研究者。NHKブックスの存在自体があんまり知られていないためなのか、こういう本がもっと若い人に読まれて欲しいなと思う一冊。
今月中に、教採の願書を書き上げなければいけないというに、何でこんなに忙しいの~~か~。