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2020年問題と人間圏

2006-05-22 | 読書【未カテゴライズ】

 今日も就職活動のため朝一で東京へ。
時間を潰す目的でまたも八重洲のブックセンターに立ち寄る。週一で行けば、もう常連ですか?

 松井孝典『松井教授の東大駒場講義録―地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る』(集英社新書)と藤岡換太郎『深海底の科学 日本列島を潜ってみれば』(NHKブックス)を自然科学書コーナーで購入。前書の、松井さんは東大大学院の教授で、東大の授業で教えられた内容を文字に起こしたものです。惑星形成の数値計算の所が相変わらず難しく感じるのは仕方ありませんが、比較惑星学、そしてアストロバイオロジーという学問のここ十年の学問の進歩が分かる一冊。物理と化学、地球生物学でしかない生物、そしてまだまだ学問的には浅い地球惑星科学。未来を見るための過去。2020年問題と呼ばれる20世紀の価値観の崩壊。右肩上がりが幻想であるということ。人間圏と地球システム。非常に内容が濃いだけに、もう少し丁寧に解説があると分かりやすかったかもと思える箇所が多かった。というか、もっと語って欲しいと思う所が多かった気がします。後著の、藤岡さんは、潜水調査船で深海に潜ること云百回の研究者。NHKブックスの存在自体があんまり知られていないためなのか、こういう本がもっと若い人に読まれて欲しいなと思う一冊。

今月中に、教採の願書を書き上げなければいけないというに、何でこんなに忙しいの~~か~。

OpenOffice&Impress

2006-05-20 | 家電

 先週の金曜からとんでもなく忙しい一週間でした。就活・学会・ゼミと嫌になります。八重洲のブックセンターでスヴェン・ヘディンの『さまよえる湖』(白水社)を買うも、全然手に取っていません。当然、読書も全く進まず…。

 今日、うわさのOpenOffice.orgなる、フリーソフトウェアをダウンロードしてみました。要するにフリー(無償)のMicrosoftのoffice(Word、Excel、PowerPoint等)みたいなもの(ここが、微妙な所ですが。)今のノートPCにはoffice2003がすでに入っているので、無理して導入する必要はないのですが、powerpointが欲しいという後輩にこいつを勧めていいのかどうかを確かめるために、インストールしてみました。フリーといってもSunマイクロシステムズの表示。SunといえばJava。JavaといえばSun。ってこともないですが、色々やっている会社なのですね。

 ver2.0.2をインストールしました。Impressというのが、powerpointに相当するものらしいので試しに起動。defaultは、まるで2000の頃のpowerpoint。一瞬、嫌な予感がするも、その後の編集画面は使いやすい感じ。powerpointにそっくり(当たり前ですが)だけど所々違うという微妙な違和感。ぱっと見た感じはほとんど同じです。powerpointとくらべるのは流石に酷ですが、プレゼンテーションが実行されるのを見ると、一言すごい!!(心の声:タダなのに)。

プレゼンにpowerpointが使われるようになって、そんなに時が経っていないというのに、プレゼン=powerpointという暗黙の図式があるような。わかりやすい発表=わかりやすいpowerpointでは、もちろんないのですが、見た目の印象、ビジュアルって大事なんですよね。むしろ、文書作成・表計算・メールにパワポが使えないとお話にならないということでしょうか?実際、仕事の大半がパソコン上で行われるとすれば、まあそういうものかなとも思いますが、一方で、何だかな~、と思ってしまう私がいたりして。

 で、話は戻りますが、使ってみた感じImpressいいです。悪くはないです。ただし、ファイルの互換性や、表示がぼけたりと純製品との間でのやり取りがうまくいきません。powerpointのversionが2000か2002、あるいは2003で、微妙に表示がおかしなってしまうのに似ています。それでも、ファイルをPDF化する機能がdefaultで付いていたりと、利点はあります。デザインテンプレートが少ないですが、この辺は、純正品との互換を利用したり、フリーのものを拾ってくるなりの工夫が必要です。ですが、アニメーションの設定などは、慣れればpowerpointよりは断然、楽な感じ(常に画面右に表示があるので、右クリックで呼び出す必要はありませんし、詳細設定もこっちのが簡単)。

 ひとつ、このOpenOffice.orgに問題があるとすれば、Officeクリップボードの機能がないということでしょうか。あれはめんどくさがりの私には重宝している機能です(ファイルからの挿入が面倒)。しかし、使い勝手の問題の半分は慣れの問題ですから、時間の問題かも。次のゼミは、これでやってみようかと思います。プレゼンはうまく前で話をするというよりは、どううまく伝わるように話をするかが基本にあるべきで、アニメーションばっかりとか、文字だらけとか、絵ばっかりの発表というのは、どこか間違っている気がします(聞いている人の身にもなってみみよう、とたまにはまともなことを書いてみました)。

GWなのに…

2006-05-04 | 読書【未カテゴライズ】

 最近のマイブームは、Cygwin上のWindowmakerで遊ぶこと。(ああ、暗い…)月の満ち欠けが表示されるDock.Appがいいです。今日の夕刻、空の上に輝く月は、もうすぐ半月でした。(月齢7日前ぐらいです)

 火曜に、頼まれていた白洲正子『かくれ里』(講談社文芸文庫)を発見。市内の書店中を探して、8軒目でした…。細川元総理と関係があるとかで、テレビか何かで紹介されていたそうです。1991年以来29回も刷っているなんて、驚きです。ただし、値段は、相変わらず破格のこの文庫。それとついでに見つけたスティーブ・エリクソン『黒い時計の旅』(白水Uブックス)。今すぐ読みたいけど、忙しすぎて読んでいる暇がないGWなのです。