連休なんて関係なしで忙しい。ほんとうに忙しい。
秋の学会のせいで…。憂いても仕方ありません。
この先、3徹でいきませう。
川上弘美『竜宮』(文春文庫)読了しました。
不思議なお話ばかりです。
でも、ちょっと現実をすり抜ければ見えるような、近くて遠い世界のお話です。
『海』がテーマの根底にあるという感じではなく
単にぬめっとした生っぽい感じがするのです。
だから透明のようで薄っすらとした存在達が主人公です。
日本語の表現が所々わからないんですよね、
でも、ぬるっとした感じが普通でない言葉遣いを通して
するっと目の前を駆けて行っては戻ってくる。
そんな感想を持ちました。
今月の新刊ジュール・ヴェルヌの『地軸変更計画』(創元SF文庫)は一時頓挫して、そろそろ梨木香歩『沼地のある森を抜けて』(新潮社)といきましょうかね。
スティーブン・エリクソンの『黒い時計の旅』(白水社Uブックス)は、3軒も探したのに見つからない。先月の新刊なのに、いったいどこにあるのやら…。
今月末(30日)にも少し新刊が出るというのに。
あと、村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』(新潮社)の新装版が出た。何を今更と思ったら、挿画に落田洋子!!
うーむ、高いけど欲しいな。