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ナラの異

2007-04-24 | 読書【未カテゴライズ】
 忙しいはイイワケにはならないと思いますが、取りあえず忙しいイソガシイと言いながら逃れてしまう。イカンです。授業も何とか軌道に乗って来たような気もします。でも、相変わらず拙いしゃべりをしているな~と思うのです。精進あるのみ、色々と周りの先生や生徒に教えられる毎日です。

 読書は、津島佑子『ナラ・レポート』の続きを。段々と幻想的になっていきます。奈良をナラと書くだけで、何だかそれだけで異界。この前、春の旅行で帰りに奈良によっただけに、ご当地小説というか、地方を題材にした作品を、実際にその場所に行った後に読むのも、また格別な感じがします。古都ナラ、夢で出て来る程の、神秘と強い力を持ったトシなのかもしれません。




FFTプレイ記録⑤

2007-04-23 | GAME
 最近またちょこちょこやってます。だめです禁断症状です。でも、これからはやらないつもりです。

 シナリオを進めて、ディープダンジョンへ。brave50ぐらいの敵白魔道士(算術が使える)を聖地ミュロンドで勧誘し、必要なアイテムのみを拾いまくりながら、endまで到達。パーティ全体のレベルを取得expアップを付けて99にまで上げて、ひたすらhorrorで忍者&侍狩り。レベル92の女忍者が菊一文字を投げてきたので、もしやと思い敵のレベルを95まで上げるも、そこからは正宗ではなく、なぜか佐助の刀を投げ始めた。おいおいっ。まあ、レベル99でも柳生の漆黒しか投げてこないのもいるので、仕方ないか。95が微妙なラインで、マダレムジエンを投げ始めるのもこのラインだったはず。レベルが低い場合は、乱心唱を算術して混乱させて経験値稼ぎをさせるとか、レベルが高い場合には、レベルブラストしてレベルの調整をするとかしないと中々レベル95の忍者はでない。でも、後者は必要なモンスターキャラが、パーティメンバーに入りきらないので厳しいと思う(この辺は、PSPバージョンでは改善されているらしい。タクティクスオウガみたいに10人動かすのは、魔法のチャージとかジャンプとかあるので、メンドイけど、5人しかだせないのは改善して欲しかった)。何百回もプレイしていれば、最初から正宗を投げてくれる忍者に遭遇しないわけでもないので、まあ何とかなるのでは。

 そして、エナビア記もようやくクリアー。これで4つのサウンドノベルを10年経って全部制覇しました。このエナビア記が一番激ムズ。ウイユヴェールも確かに難しいけど、あれはシナリオ通り進めば何とかなるので。エナビア記は、数値の調整も必要だけど、マイナスして以降で、最小選択肢を選び続けていれば、800を越えても大丈夫なんて、普通気付かないよ。でも、この最初の方は数値が大きくなる選択肢を選び、後で今度は数値が一番小さい選択肢を選ぶことで、同じシナリオでも深みが出てくるあたりが、うまいな~と思いました。

 このゲームあとやり残したことは、endの召喚魔法のみです。消費MP99ってのがネックで使う気はしません。まあ、敵召喚士にラーニングさせるのが、やりたいだけなんですけど。そうそうレベルの上げ下げで、5回目以降ぐらいから、レベルが上がってもステータスHPとかMPとか上がらなくなるんですよね。今、アグリアスさんレベル99で物理攻撃力43です(ほとんどモンスターだよ、この値)。忍者のみでレベル上げているキャラは、今のところスピード20です。ものまね士と忍者でドーピングしたラファも使ってます、忍者+大地の衣+フェザーマント+見切る+ショートチャージ(本当は剣装備可能でルーンブレード二刀流がいいのですが)な感じで。香水も付けたいところですが、そうすると見切るじゃなくて白羽取りを付けないといかんです。その点、風水士の方が盾も装備できてバランスはよいです。戦力としては、真言がランダムなのが、当たるようで当たらないのがいいようなわるいような。




重なる命よ、飛べ

2007-04-22 | 読書【未カテゴライズ】
 昨日、ブッツァーティ『神を見た犬』(光文社古典新訳文庫)を購入。中身がどんなものかは知らず、ほとんど訳者を信じて買ってしまった。同時刊行された『箱舟の航海日誌』も気になったのですが、二冊買うお金とスペースがなくてパス。ま~だ1月に買ったキプリングの『プークが丘~』も読んでいないので、しばらく棚上げ状態。この古典新訳文庫、次はバーネットの『秘密の花園』がでます。前から読みたかったので、こうタイミングよく刊行されるとうれしい限り。ますます、がんばって欲しい文庫です。なので、できる限り消費者としては買ったり薦めたりして応援したいわけです。

 でも、現在は津島佑子『ナラ・レポート』(文藝春秋)にかかりっきり。井伏鱒二『黒い雨』(新潮文庫)も途中だし、何とかしないとと思いつつも、今日も全く勉強の方が捗らず。今週中には、問題集の半分は終わらないと、連休が来ないよ…。




光文社文庫よ、がんばれ

2007-04-21 | 読書【未カテゴライズ】
 昨日、図書館で教採の勉強をしつつ、穂村弘『現実入門』(光文社)と山本弘『アイの物語』(角川書店)を借りてくる。前者は、穂村さんのエッセイで、小学館以外にも出てるのかと少し驚きながら、手に取った。後者は、何となくタイトルに覚えがあったので借りてきたまで、読めるかどうかは不明です。

 昔の梶尾真治の短編が再編集された『ムーンライト・ラブコール』(光文社文庫)が出ました。期待していたのは、この手の再刊だったので、やっと分かってくれたかと思ったわけです。『ヤミナベ~』や『サラマンダー~』の再刊なんかより、編集版であったとしても文庫オリジナルの方がソフトとして重要でしょう。新潮文庫が『スカーレット・スター~』でほぼ死んでしまった以上、光文社にがんばって欲しいです。でも、新刊の『悲しき人形つかい』は…。



SHO-CO-JOURNEY ~光の駅~

2007-04-21 | 家電
 20周年記念の2枚組みベスト鈴木祥子『SHO-CO-JOURNEY』が6月13日にリリース決定。値段は3150円。なんと前にどうせ入らないだろうとボヤいていた『モノクロームの夏』も入るそうです!!(ゴメンナサイ、でも願いは漸く届いたようで、よかったよかった)未発表曲もあるそうですし、久々にワクワク期待してます。しょこたん(書いてて恥ずかしい)ファンとしては、ベストアルバムよりも新しいアルバムが…という気持ちはもちろんどこかにあるのです。でも、やっぱりCDが出るということが正直うれしいです。

春よ…

2007-04-15 | 読書【未カテゴライズ】
  うー、春です。暖かいです。今日は三重で地震があったそうです。震源は世界の亀山に近い所だそうです。東海地震?かと思ったけど、何だか微妙な位置で地震。どこかで崩壊が進行しているのでしょうか。心配です。

 今日、乙一『失はれる物語』(角川書店)と穂村弘『世界音痴』(小学館)を図書館から借りてくる。前者は、昨年すでに文庫化されていますが、買うのは気が引けたので、止めました。あとがきを少し読むと、屈折した所があるってことでしょうか?確かにいいたい事は分かりますが、スタートラインよりも今、どうであるか、そういうことが大事なのでしょう。後者は、穂村さんのエッセイでこれで三冊目ですが、しかしなんと言うか、この人のエッセイが全部揃っている図書館ってのも、何だか嫌かも。
 


考えること、たくさん。思うこと、いっぱい

2007-04-14 | 読書【未カテゴライズ】
 学校が忙しいというか、慣れるまでもう少し時間がかかりそうです。でも、どーすれば授業を理解してもらえるのか、ずっと考えています。答えは、そう簡単に出るわけではないし、これっというものがあるわけでもない。難しいことは十分分かっていただけに、試行錯誤を続けるしかないです、しばらくは。

 読書も手に付かず、乙一『ZOO』(集英社)を適当に流し読みです。ユリイカ4月号の米澤穂信特集を読みながら、セカイ系ってなんじゃらほいと思いながらも、95年以降のここ十年について、原因と結果というか、流れてきたものは何だったのか?ということを、抽象的な言葉の羅列ではなくて、具体的な作業として何を思い浮かべられるか、と最近考えるようになりました。情報社会とかそういう言葉ではなくて、この先の十年を考えるに、すでに手遅れな部分ってあるのかもしれない。でも、若い力を信じて付き合っていくということは、その上の世代の義務だし、伝えていくこと、それ自身の意味を失ってはいけないような、そんな気がするのです。(あるいはだからこそ、教育の現場に立っているともいえるし。)この十年とこれからを常に頭のどこかで考えながら、世紀を跨いでも、まだまだ拭えないことが多いことに気付く。もちろん、本ブログのタイトルにもあるように、『時の流れはみな一様なようで』、失う意味、救い出す意味、それぞれに繋がるものがどこかにあると信じているのですが。ある側面から光りを当てれば、必ず影ができる。二者択一であれば、簡単なのですが、そうではない場合、知らない闇はどんどん増えていき、いずれ地球表面を覆ってしまうようなイメージ。境界のない時代、境界は見えないようで、実はものすごく大きな壁や落差になっていて、どれだけ手を伸ばしても届かない、心と心が通い合わないような、そんな危険が舞う。世界とは終わるものではなく、限りなく続いていくものであって、共同というか協力というか、そういった精神が薄れてゆくことで、モラルハザードが群れとなって進行する。依存と支配。できるなら、どちらも持ち続けていたい、そんな感情かも。

 難しいことを考え始めるときりがない。でも、考えることを止めることは、息を止めることと同じ。迷いも当然、悩みも当然。苦しんで当然。だからこその命。しばらく、思考は止まらないようです。



祝・第四回本屋大賞決定

2007-04-06 | 読書【未カテゴライズ】
 本屋大賞が決まりました。予想通り佐藤多佳子『一瞬の風になれ』(講談社)でした。昨年のリリー・フランキーはとんでもなかっただけに、ここで佐藤多佳子にスポットが当たるだけでも、十分です。強いては、新作を期待するのはわたしだけでしょうか。



そろそろ勉強します。その③

2007-04-04 | 読書【未カテゴライズ】
 今日は図書館で勉強。周りに割合にしてはかなりの数、教採の勉強をしている方が。問題集やノートはすでに薄汚れな感じでした。何年も受けているのでしょうか、ためらいなく学習スペースを使っている感じがしました。こっちも頑張らなくてはと思いつつも、中々捗らず。学校で習っていない範囲だからといいわけしつつ、答えを熟読(うー、今年もすでに投げているのか?わたしは…)。成さねば成らぬのでしょうか?

 ってことで、『素数の音楽』(新潮クレストブックス)をさら~と目を通し、内容は難しいのに、何となく意味が分かるような気がするので、何だか楽しい。フェルマーの最終定理とか、ζ(ゼータ)関数とか、どこかで聞いたことのある言葉も何となく理解できた、かな?しかして、それらが天空の音楽である、ということには変わりないのかもしれませんが。グラン・ヴァカンスに関しては、はじめの数ページでギブ。薄々、気付いていたのですが、この手のSFモノ、もうダメ。

 今回借りたのは次の4冊。
 穂村弘『もうおうちへかえりましょう』(小学館)
 乙一『ZOO』(集英社)
 平安寿子『あなたにもできる悪いこと』(講談社)
 津島祐子『ナラ・レポート』(文藝春秋)

 本屋で購入したのは
 岸本佐知子『気になる部分』(白水Uブックス)
 カレル・チャペック『スペイン旅行記』(ちくま文庫)
 野中ともそ『フラグラーの海上鉄道』(集英社文庫)

 穂村エッセイはなぜこんなにおもしろいのでしょうか、
 と思いながらも、最初の授業の組み立てをどうしようかと
 頭の中では常に、プロセスが進行中。