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怒涛の読書days in Autumn

2006-09-29 | 読書【未カテゴライズ】
 今週は、米澤穂信『ボトルネック』(新潮社)、佐藤多佳子『一瞬の風になれ 1~2』(講談社)を一気に読了しました。秋の夜長にぴったりの青春ものばかりでまとめ読み。ほんと~におもしろかったです。
ボトルネックでは、いつものほろにが米澤テイストにやられ、結末の突っ放し感におおっと唸ってみたり、一瞬の~では、陸上スプリントという舞台設定に読む前から唆され、トラックでわたしも寝そべってみたいーと思いながらも、早く最終巻が読みた~いと来月末を待つしまつ。いや~ほんとソフトカヴァーって、(中略)、いいですね。

 今年は、わたし的には、まだ大作がないんですけど、これだけ良作揃いだと、安心して読書が楽しめる気がします。次は、佐藤多佳子『黄色い目の魚』(新潮社)を読もうと購入しました。今月は、お金の使い過ぎかも。まあ、いいかな、夏休みはほとんど何も買わなかったから。ついでに、雪風第三部が載っているSFマガジン11月号を購入。でも、相変わらず読むものがない雑誌、と感じてしまいました。

虫の音を聞きながら

2006-09-23 | 読書【未カテゴライズ】
 ようやくようやく、梨木香歩『家森奇譚』が新潮文庫から今月末出ます。単行本と文庫本、どちらを買うか迷う事ってあまりないと思いますが、文庫化されるかされないか分からない微妙な時期だとどうしても少しだけ待ってしまいます。本の中にも、読みたい本と持っていたい本って明確に境界があるわけではないのですが、この本はどちらかというと後者になると思います。

あと、今月はSFマガジン11月号を買うのを忘れないことでしょうか。
何だか今年は、あんまり本を買ってないのかも。リストアップしてないから、とくにそう感じるのかな。

2冊のソフトカヴァー本に惚れる

2006-09-20 | 読書【未カテゴライズ】
 今日は久々に買い物しました。米澤穂信『ボトルネック』(新潮社)と佐藤多佳子『一瞬の風になれ 1』(講談社)の2冊です。実は、両方とも先月の新刊です。後者は、もうすぐ2巻がでます(明日発売予定らしいです)。ついつい買ってしまったのは、両方ともソフトカヴァーだったということが一番大きい理由だったりしますが…。ソフトカヴァーの良さは…(中略)…。中身については、これから読むので、今のところコメントはなし。値段は、どちらも1400円+税。安くもなければ高くもなく、うすくもなければ分厚くも無い。ここ数年で、このくらい(1500円以下)の本が増えたような気がします、プレゼント本にしてもいいかも。ただ、お手軽感=利益薄?で、それがいいのか悪いのかは別にしても、やっぱり何だかな~

今日は図書館へ

2006-09-17 | 読書【SF】
 今日は、一ヶ月ぶりに図書館へ行ってきました。
借りていた本を返した後、小説を探すも、何~も読みたいものはなし。
たまに、こういう場合もあるのですが、仕方が無いので目に留まった、『菌類の森』と『昆虫の森』(東海大学出版会)を手に取り、『風成塵とレス』(朝倉書店)を借りる。いづれも専門書であるが、興味のあるところだけ拾い読みをする予定。あとは、スペイン巡礼の道、第三弾として清水芳子『銀河を辿る サンティアゴ・デ・コンポステラへの道』(新評論)を借りる。やっぱり、小説は無いのが悲しいと思い、海外小説の欄からロバート・シェクリィ『無限がいっぱい』(早川書店)を抜き取る。この異色作家短編集、装丁はいいんで揃えれば本棚で光ると思います(色合いはどーかなとも思うけど頭の中のイメージでは何となく栄えるかなと)。あと500円安ければ、その気になるのですが…、どうなんでしょう?。復刊に新しい解説を付けただけなのに、サイズも値段も微妙なんですよね、何か。でも、今の時分、欲しいと思ったら即買っておかないと、後からっていうのが、中々難しいと思うんですよ。その点、早川ならまだ、だいじょうぶだとは思いますが。そういえば、早川のSF文庫の復刊シリーズ(*正式には、ハヤカワ名作セレクション。リニュアールといっても活字がでかい&値段が割り増しのいかんともし難い新刊本)、今度はクラークの『海底牧場』とヤングの『ジョナサンと宇宙クジラ』らしいんですが、両方ともすでに持ってるので、購買意欲はそがれる一方。たしかにカヴァーを挿げ替えれば売れ行きは変わるのは分かるのですが、わざわざ新しくしないといけないというものでもない気がするのです。しかもクラークばかりって所が、安全牌ばかりって感じがするし。普通に復刊フェアでいいのでは?と言っても、大人の事情って奴で、あくまで新刊にこだわる必要があるってのが、悲しいです。


 昼前に行ったら今日は、なぜか駐車場がいっぱいだったのですが、中で本を読んでいる人は別に多くもなかった。なぜ??しかし、学生さんよ、受験勉強は学習スペースでやりませうよ。わたしだって、ちゃんと昔は、学習スペースの狭くて少ない机を競い合って座ったもんです。そこは、一般の人の閲覧スペースなんだから。あと、受付のおっさん、そこで本読んでないで、ちゃんと仕事(応対)してください。ただでさえ、本がない×2と言われている図書館なんだからね。

夜のピクニック、読了

2006-09-15 | 読書【読了】

 英語ポスター終了。そして、ゼミも終了。やっと、枕を高くして眠れます。睡眠不足も解消されることでしょう。

昨日から読み始めた、恩田陸『夜のピクニック』(新潮文庫)を颯爽と読了。本屋大賞受賞作品というイメージはあんまりないのですが、というのも受賞する前から気になっていたので。恩田さんの世間的な知名度ってあんまりないのでしょうか?本屋大賞という名目上、そういう風に解説にあるだけなのではないかと邪推してしまう。

そんなどーてもいいことは置いといて、内容は本当、題材としての特殊な学校行事の一人勝ちって所を抜きにしても、中々痛いところ突かれるな~。主人公2人の似ているもの同士ほど、憎み合ってしまう関係もしかり。旗からはケンカしてるようにも見えて、口には出さない、重苦しい空気なんて、この辺りの微妙な青春の機微を書くのが、こんなにうまいと作家だったとは。最後の二人の会話のシーンなんて、ふつうできるもんじゃない、と思ってしまうも、こうできていたら何て軽くなれるだろうという、ものすごくノスタルジックな想いを昇華してくれる物語でした。ストーリーテーリング能力がないと、ここまでの内容には仕上がりません。納得の一冊でした。

ちょっと昔を懐かしむには、いい一冊なのでは。何だか映画化されるそうです。夜を歩いているシーンがいい絵になりそうです。

明日から3連休ですが、台風も接近してきていて、天気は悪い。本棚整理を久々にやろうかなと思います。

秋の夜長を待つ

2006-09-12 | 読書【未カテゴライズ】

 秋の学会シーズンが到来中。忙しい、の一言です。
またまたまた、ポスターなのですが、今回は英語!!
とりあえず、左半分はアルファベットで埋めることに成功。
残りは右半分か…。後2日しかないんですけど、ってぼやいても仕方ないですね。

そんな中、昨日パウロ・コエーリョの『星の巡礼』(角川ソフィア文庫)を読了。ほとんど、車中で赤信号の合間にちびちび読んでいたので、結構かかってしまいました。内容は、というと日本では一般受けしにくい内容かも。小説というよりは自伝的な日記のようなもので、難しい用語もでてくるので中々理解できないところも。章末にある実習がよいのでしょうが…難しい。

次はと言っても、中谷美紀『インド旅行記』(幻冬舎文庫)も途中で止まったまま。おもしろいので一気に読みたくないというのが本音。でも今月は、図書館で待っていてもちっとも読めそうにないので、ついつい買ってしまった恩田陸『夜のピクニック』(新潮文庫)があるので、どうしようか悩むところ。まあ、今週を乗り切ったら3連休があるのでその辺で、読書できればいいなと思っています。

昨日からのcar musicは鈴木祥子『CANDY APPLE RED』。

秋の気配

2006-09-03 | 読書【SF】

秋の気配です。日差しは相変わらず強いですが風や雲はもう秋です。

8月は、何とか北海道旅行へ旅立つことができました。車の旅なので手軽にいろんな場所に行けるのが利点です。欠点は、もちろんガソリン代です。でも、以外に道内の方が本州より安かったりします。

行程は、

新潟⇒フェリー⇒苫小牧⇒日高⇒富良野⇒美瑛⇒旭川⇒札幌⇒小樽⇒フェリー⇒新潟

といったオーソドックスな感じで一週間。中でも富良野と美瑛は最高でした。ラベンダーがすでに散っていたのが残念でした(ラベンダーのピークは7月下旬から8月上旬だそうです)。流れ星も見ることができて、なんだか幸せでした(でも願い事を叶える間もないほどの一瞬でした)。美瑛のパッチワーク路は、日本ではないような風景で、丘、丘、丘~がすてきでした。また、行きたいです夏の北海道。

 旅行中、読んでいたのは、オールディスの『地球の長い午後』(ハヤカワSF文庫)。名作は、旅行とかじゃないと読めない、ってのは本当ですね。SFとしては、人類の終焉をどう迎えるのか、というテーマに対して、タイトルにある、地球の長い午後という舞台設定で以って、人類と地球の終点が重なり合う、壮大なスケールが印象的でした。(所々、ん?という展開はあるのですが、それはそれとして)おもしろかったです。今は、『星の巡礼』(角川ソフィア文庫)に挑戦中。