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春なのに

2006-03-26 | 読書【未カテゴライズ】

 春ですが、今週また雪が降るそうです。タイヤを履き替えてしまったので、少々心配ではあります。ここ2週は、裏の畑を掘り返したり、一冬越えてできた土を掘り起こしたり、と春を迎える準備を着々と進めております。
 先週の日曜日にW・コーギーのゴン太君が家にやって来ました。まだ生まれて8カ月ですが、すでに噛み癖が酷くて全然言うことを聞いてくれません。躾ともども、まだまだこれからです。

 読書は、あんまり進んでいませんが、川上弘美『此処彼処』を読了後、ちびちびと梨木香歩『春になったら苺を摘みに』(新潮文庫)を読んでいます。ただただおもしろい。この広がりのある不安定な世界の中で、ここっ!!という視点から、360度ぐるりと視界を広げる思考にやられてしまいます。最も有名?な『西の魔女が死んだ』(新潮文庫)は1回しか読んでいないので、また再読してみたいと思います。
 今月の新刊、吉野朔実『瞳子』(小学館文庫)がでているそうです。コミック版を持っているので、単なる再版であれば購入見送りの可能性大。それよりも問題は、キングの『ダーク・タワー・シリーズ』(新潮文庫)。新刊であるⅤ巻も3巻構成のようで、Ⅳ巻も見送っている私にはつらい選択かも。

未読本棚の整理part.2

2006-03-12 | 本棚の整理

 久しぶりに本棚の整理をした。と言っても、読みそうな本としばらくは読まないだろう本とを少し入れ替えただけ。そろそろ本棚の底が自重で抜けそう。しかし、リストを作ったり、片付けたりという気力は全然ありません。兎に角、今日は眠いのです

 運転中に、川上弘美『此処彼処』(日本経済新聞社)を読む読む。これは、日経新聞の日曜版に一年間掲載されていたものです。(連載当時は知りませんでした)川上さんは、小説とくに短編のイメージがありますが、エッセイもおもしろいです。『あるようなないような』(中央公論新社)が特に好きです。
 どこにでもあるような、ないような。そんな独特の世界観のあるテキストに、今回のエッセイは固有名詞を与えることで、そのどこかをちゃんと規定している。でも、やっぱりぼやけているというか、もやっとした感じが広がる不思議な読後感が残ります。お薦めです。

春は読書が進む

2006-03-09 | 読書【未カテゴライズ】

『くうねるところすむところ』を読了後、平安寿子『センチメンタル・サバイバル』(マガジンハウス)と川上弘美『此処彼処』(日本経済新聞社)を図書館で借りて来た。

『くうねる~』は工務店にスポットを当てた連作集、『もっと、わたしを』とは異なり、2人の主人公によって交互に話が展開していきました。『センチメンタル・サバイバル』は、もっと若い視点を取り入れたお話のようです。『此処彼処』は、川上さんのエッセイ集は、いつもながら不思議な感じが漂うものばかり。滑らかなテキストにどんどん吸い込まれていくようです。

SFマガジン600号を読んで思う事

2006-03-06 | 読書【SF】

SFマガジン600号、2400円(高っ!!)を購入。危うく買い忘れるところでした。

しかし、分厚い。でも中身スカスカ…。

コニー・ウィリスの短編と雪風第三部スタートが読めるにしても、

相変わらずのオールタイム・ベストもいい加減にして頂戴。

SFSFSFSFSFといっても昨今その意味するところは何処へ?って感じ。

新刊リストにライトノベルズが上って来る時点ですでにSFマガジンと呼べるのか?

という疑問符を頭から拭うことはできません。そもそもそれはすでにSFの範疇なのか?

それともSFという言葉が浸透してきれいになっただけなのか?

どちらにしろあの表紙たちが平済みにしてあるのを見ると、どうしても購買意欲がそがれます。

それに煽られてかハヤカワ文庫JAも物凄く中途半端なカヴァーで、もう見てられません。

中・高と全くライトノベルは手に取ってこなかったし、現在は売り場に近寄ることすらできません。

結局は、何を書き手に求めるのか。そして書き手は、読者の期待する何を書くのか。

何だかその図式があからさまになればなるほど、悪循環を生み出すのではないでしょうか。

言葉というのはひとつ意味を与えられれば、ひとり歩きして行くものです。

(それは言葉で語られる物語もそうです。)

だからといって、それに対して誰しもが追随する必要など全くないはずです。

本当の【新しさ】や【面白さ】は、こんな流れから生まれて来るとは思えません。

河出文庫の黄色はどうも…

2006-03-05 | 読書【未カテゴライズ】

久々に新古書店にて、津島佑子『童子の影』(集英社文庫)、ダグラス・アダムス『宇宙の果てのレストラン』(新潮文庫)、大原まり子『スバル星人』(角川文庫)を購入。『童子の影』は、次のNHKの朝ドラの原作である『火の山―山猿記 上・下』(講談社文庫)も期待の津島佑子さんの本です。ただし、かなり絶版本が多いです、困ったことに。『宇宙の~』は、河出文庫で再刊されましたが、あの黄色を見るとどうも購買意欲がそがれるので、つい新潮文庫版を買ってしまいました。『スバル星人』は、再版バージョンで若干背表紙が違うので購入しました。

そろそろ、本棚の整理をしないとどこになにがあるのか分からなくなって来ました。う~ん、整理しても読まないとまた未読本が増えていきます。

春に近付く季節

2006-03-04 | 読書【未カテゴライズ】

先週の合同説明会には行きませんでした。
行く気がないのに行ってもね。

研究は相変わらず不毛な計算をしています。
悲しいかな2つのモデルパラメータを合わせればいいだけのなのですが、何ともうまくいかないです。
段々薄っすらと道が見えてきたようなきていないような、そんな感じでしょうか。

3月は、はっきり言って一番嫌いな季節です。
春が近付いて来ているというのはいいのですが、
なんとなく憂鬱な季節なのです。というか研究室に誰もいないからでしょうか??

さて、漸く図書館に行って貸してもらったのが、平 安寿子『くうねるところすむところ』(文藝春秋)。タイトルを聞くとエッセイのようですが、小説です。『素晴らしい一日』(文藝春秋)、『グッドラックララバイ』(講談社)、『もっと、わたしを』(幻冬舎)と結構出版社を選ばずって感じです。去年あたりから各社で文庫化されているので手入り易くなったのではないでしょうか。どのお話もおもしろいです。さっくり(ざっくり?)とした読後感とキャラクターそれぞれが結構とんでもない人だったりと、それでも周囲の人もそれなりに変というか。まあとにかく面白いです。

梨木香歩『春になったら苺を摘みに』(新潮文庫)は、文庫化するのを待っていました。新潮だからたぶん文庫化すると思っていました。でも値段400円は安い~。エッセイです、なのでゆっくりじっくり読みたいです。この後、もう一度『沼地のある森を抜けて』(新潮社)を読みたいと思います。

キングの『ダークタワー』(新潮文庫)は、Ⅳ巻悩み所です。
上・中・下の3巻って、どれだけ暴利を貪るつもりだよ~。

今日は本屋さんへ行けず

2006-03-01 | 読書【SF】

今日、正確には昨日なのですが、新潮文庫新刊を買いに行こうと思っていたのに、忙しくて、行けずじまい。図書館にも行けず悲しい限りです。

気づいたら3月になってしまいました。ふっとため息ものです。
先月末(昨日か…)、A・E・ヴァン・ヴォークト「非Aの傀儡」(創元SF文庫)を読了。細部は結構話が飛びすぎて意味不明…(話が無理やり展開して行くような行かないような)。いやこれこそがヴォークトなのだと自分を納得させる。させる。させてみる。
分厚いSFや連作ファンタジーなんかより、もうちょっと頭を使う本を読みたいような気もします。

今月は、旅に出ようと思います。思う分にはただです。
今日のようにいらん仕事が来ませんように。
ただただ祈るばかりです。
さあ明日(今日か…)は、3度目の会社合同説明会だ~