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年間読了リスト

2012-12-31 | 年間読了リスト

今年も年末ということで、読了リストです。

目標200冊は届きませんでした。

何だか同じ本をよく買った気がします、気づかずに。

 

読了順ではなく購入あるいは興味を持った順番という何ともわけのわからん状態ですが、

これ以上整理する元気もないのでこのままupします。

 

2012年 読了リスト

1北村薫 空飛ぶ馬 創元推理文庫
2コニー・ウィリス リンカーンの夢 ハヤカワSF文庫
3ロンドン 野生の呼び声 光文社古典新訳文庫
4ロンドン 白い牙 光文社古典新訳文庫
5木山捷平 木山捷平 ちくま日本文学全集
6木山捷平 大陸の細道 講談社文芸文庫
7木山捷平 氏神さま・春雨・耳学問 講談社文芸文庫
8木山捷平 井伏鱒二・弥二郎兵衛・ななかまど 講談社文芸文庫
9尾崎豊 尾崎 豊 少年時代 角川文庫
10藤澤清造 根津権現裏 新潮文庫
11米原万理 マイナス50℃の世界 角川文庫
12田中慎弥 切れた鎖 新潮文庫
13新井素子 もういちどあなたにあいたいな 新潮社
14倉橋由美子 人間のない神 新潮文庫
15米原万理 嘘つきアーニャの真っ赤な真実 角川文庫
16米原万理 心臓に毛が生えている理由 角川文庫
17木山 捷平、中村 地平、 新美 南吉 朴 百年文庫
18大川弥生 新しいリハビリテーション 講談社現代新書
19横光利一 上海 講談社文芸文庫
20春日春彦 緘黙 新潮文庫
21北里洋 日本の海はなぜ豊か 岩波科学ライブラリ
22倉橋由美子 スミヤキストQの冒険 講談社文芸文庫
23倉橋由美子 夢の浮橋 中公文庫
24倉橋由美子 アマノン国往還記 新潮文庫
25武田泰淳 滅亡について 岩波文庫
26宮本 省三 脳のなかの身体―認知運動療法の挑戦 講談社現代新書1929
27野尻抱介 南極点のピアピア動画 ハヤカワ文庫JA
28多和田葉子 雪の練習生 新潮社
29山田詠美 学問 新潮文庫
30藤澤清造 藤澤清造短篇集 新潮文庫
31ルソー 孤独な散歩者の夢想 新潮文庫
32武田泰淳 十三妹 中公文庫
33倉橋由美子 パルタイ 新潮文庫
34倉橋由美子 ヴァージニア 新潮文庫
35神林長平 いま集合的意識を、 ハヤカワ文庫JA
36似鳥鶏 午後からはワニ日和 文春文庫
37吉田健一 金沢・酒宴 講談社文芸文庫
38レヴィストロース 悲しき熱帯Ⅰ 中公クラシックス
39田尻宗昭 海と乱開発 岩波新書
40倉橋由美子 妖女のように 新潮文庫
41クロフツ 英仏海峡の謎 創元推理文庫
42黛まどか 星の旅人 角川文庫
43野尻抱影 星座のはなし ちくま文庫
44丸山健二 安曇野の強い風 文芸春秋
45レヴィストロース 悲しき熱帯Ⅱ 中公クラシックス
46倉橋由美子 反悲劇 新潮文庫
47高野秀行 アヘン王国潜入記 集英社文庫
48ハドソン はるかな国 とおい昔 岩波文庫
49伊藤整 若き詩人の肖像 講談社文芸文庫
50伊藤整 青春 新潮文庫
51村上春樹 1Q84 BOOK1 上・下 新潮文庫
52倉橋由美子 ポポイ 新潮文庫
53倉橋由美子 反悲劇 新潮文庫
54丸山健二 人生なんてクソくらえ 朝日新聞出版
55武田泰淳 風媒花 新潮文庫
56有吉佐和子 美っつい庵主さん 新潮文庫
57三島由紀夫 殉教 新潮文庫
58三島由紀夫 真夏の死 新潮文庫
59田中慎弥 神様のいない日本シリーズ 文春文庫
60田中慎弥 図書準備室 新潮文庫
61伊藤整 近代日本の文学史 夏葉社
62村上春樹 1Q84 BOOK2 上・下 新潮文庫
63ボルヘス 汚辱の世界史 岩波文庫
64レイチェル・カーソン 海辺 平凡社ライブラリー
65村上春樹 1Q84 BOOK3 新潮社
66松下竜一 暗闇に耐える思想 花乱社選書
67日高敏隆 動物にとって社会とはなにか 講談社学術文庫
68深沢七郎 言わなければよかったのに日記 中公文庫
69クロフツ 見えない敵 創元推理文庫
70ジョージ・オーウェル カタロニア讃歌 ハヤカワ文庫NF
71倉橋由美子 婚約 新潮文庫
72山本茂実 ああ野麦峠 角川文庫
73玉手英夫 クマに会ったらどうするか 岩波新書
74倉橋由美子 酔郷譚 河出文庫
75有吉佐和子 海暗 新潮文庫
76ボルヘス ブロディーの報告書 岩波文庫
77日高敏隆 動物という文化 講談社学術文庫
78アムンセン 南極点 朝日文庫
79徳冨蘆花 不如帰 岩波文庫
80田口善弘 砂時計の七不思議 中公新書
81唐沢孝一 カラスはどれほど賢いのか 中公新書
82松本哉 永井荷風という生き方 集英社新書
83井伏鱒二 井伏鱒二対談集 新潮文庫
84深沢七郎 生きているのはひまつぶし 光文社文庫
85永田晟 呼吸の極意 講談社ブルーバックス
86倉橋由美子 夢のなかの街 新潮文庫
87松本秀樹 だいすけ君とまさお君 小学館文庫
88米澤穂信 折れた竜骨 東京創元社
89春日武彦・穂村弘 人生問題集 角川書店
90太田静子 斜陽日記 朝日文庫
91太田治子 明るい方へ 朝日文庫
92チャスタトン 木曜日の男 創元推理文庫
93梶尾真治 ゆきずりエマノン 徳間書店
94文京洙 韓国現代史 岩波新書
95朝永振一郎 科学者の自由な楽園 岩波文庫
96ハーラン・エリスン 世界の中心で愛を叫んだけもの ハヤカワ文庫SF
97三島由紀夫 不道徳教育講座 角川文庫
98サガン 悲しみよ こんにちは 新潮文庫
99マーク・トゥエイン トム・ソーヤーの冒険 新潮文庫
100神林長平 ぼくらは都市を愛していた 朝日新聞出版
101P・K・ディック 偶然世界 ハヤカワ文庫SF
102デュレンマット 失脚・巫女の死 光文社古典新訳文庫
103P・K・ディック 高い城の男 ハヤカワ文庫SF
104P・K・ディック ユービック ハヤカワ文庫SF
105野尻抱介 ふわふわの泉 ハヤカワ文庫JA
106石田ゆうすけ 洗面器でヤギごはん 幻冬舎文庫
107P・K・ディック 流れよわが涙、と警官は言った ハヤカワ文庫SF
108立原えりか 妖精たち 青土社
109倉橋由美子 わたしのなかのかれへ 講談社文庫
110チェスタトン 詩人と狂人たち 創元推理文庫
111チェスタトン 新ナポレオン奇譚 ちくま文庫
112チェスタトン 四人の申し分なき重罪人 ちくま文庫
113サルトル 水いらず 新潮文庫
114池澤夏樹 カデナ 新潮文庫
115ボーム オズの魔法使い 新潮文庫
116萩原規子 RDG3 角川文庫
117フランクル 夜と霧 みすず書房
118宮田珠己 なみのひとなみのいとなみ 幻冬舎文庫
119尾池和夫 四季の地球科学 岩波新書
120コニー・ウィリス ブラックアウト ハヤカワSFシリーズ
121ボーヴォワール 人はすべて死す 上・下 岩波文庫
122北野勇作 かめくん 河出文庫
123堀田善衛 上海にて 集英社文庫
124ロバート・シェクリイ 人間の手がまだ触れない ハヤカワ文庫SF
125茂木清夫 地震予知を考える 岩波新書
126マルロー 王道 講談社文芸文庫
127サルトル 嘔吐 人文書院
128武田泰淳 ニセ札つかいの手記 中公文庫
129寺田寅彦 怪異考/化物の進化 中公文庫
130内田百 百鬼園随筆 新潮文庫
131ブリン グローリー・シーズン 上 ハヤカワSF文庫
132ジュール・ヴェルヌ 海底二万里 上下 新潮文庫
133内田百 第一阿呆列車 新潮文庫
134内田百 第二阿呆列車 新潮文庫
135内田百 第三阿呆列車 新潮文庫
136ブリン グローリー・シーズン 下 ハヤカワSF文庫
137E・ハミルトン フェッセンデンの宇宙 河出文庫
138スティーヴンソン クリプトノミコン1 ハヤカワSF文庫
139内田百 冥途 ちくま文庫
140梨木香歩 雪と珊瑚と 角川書店
141ショーン・エリス 狼の群れと暮らした男 築地書館
142石牟礼道子 食べごしらえおままごと 中公文庫
143内田百 ノラや ちくま文庫
144笙野頼子 金毘羅 河出書房新社
145川上弘美 どこから行っても遠い町 新潮社
146スティーヴンソン クリプトノミコン2 ハヤカワSF文庫
147萩原規子 RDG1 角川文庫
148萩原規子 RDG2 角川文庫
149梨木香歩 エストニア紀行 新潮社
150クロフツ 黄金の灰 創元推理文庫
151ピランデッロ 月を見つけたチャウラ 光文社古典新訳文庫
152小沢信男 東京骨灰紀行 ちくま文庫
153チュツオーラ やし酒飲み 岩波文庫
154内田百 サラサーテの盤 ちくま文庫
155スティーブンソン クリプトノミコン3 ハヤカワSF文庫
156新宮一成 夢分析 岩波新書
157河合隼雄 未来への記憶 上下 岩波新書
158栗原彬 証言 水俣病 岩波新書
159尾崎一雄 暢気眼鏡・虫のいろいろ 岩波文庫
160スティーブンソン クリプトノミコン4 ハヤカワSF文庫
161中勘助 銀の匙 小学館文庫
162尾崎一雄 単線の駅 講談社文芸文庫
163松原隆彦 宇宙に外側はあるか 光文社新書
164オリアリー 不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ ハヤカワSF文庫
165上田早夕里 華竜の宮 上下 ハヤカワJA文庫
166ヤング ジョナサンと宇宙クジラ ハヤカワSF文庫
167中尾佐助 栽培植物と農耕の起源 岩波新書
168中尾佐助 花と木の文化史 岩波新書
169神山恵三 森の不思議 岩波新書
170深沢七郎 生まれることは屁と同じ 河出書房新社
171多和田葉子 ゴットハルト鉄道 講談社文芸文庫
172フォーチュン 幕末日本探訪記 講談社学術文庫
173スティーヴン・キング ダーク・タワーⅠ 新潮文庫
174スティーヴン・キング ダーク・タワーⅡ 上 新潮文庫
175スティーヴン・キング ダーク・タワーⅡ 下 新潮文庫
176スティーヴン・キング ダーク・タワーⅢ 上 新潮文庫
177清沢満之 清沢満之集 岩波文庫
178スティーヴン・キング ダーク・タワーⅢ 下 新潮文庫
179深沢七郎 檜山節考 新潮文庫
180角幡唯介 空白の五マイル 集英社文庫
181ルグィン 闇の左手 ハヤカワSF文庫
182吉田健一 時間 講談社文芸文庫
183深沢七郎 深沢七郎の滅亡対談 ちくま文庫
184恩田陸 きのうの世界 講談社
185オースター ムーン・パレス 新潮文庫(再読)
186多和田葉子 飛魂 講談社

 

上下巻を適当に数えているので実際には192冊。

リストに挙がっていないものもあるので、たぶん200冊近いと思います。

 

さて問題は未読率ですが、正確に計算してみると

買った本のうち読んだ本の割合は、127/355 = 35.8%

本棚から抜いた本や図書館の本を加えると、

186/355 = 52.4%

と5割をキープ。

(したことにしておこう)

 

出版社別

1位 新潮文庫 81冊
2位 講談社文芸文庫 33冊
3位 岩波文庫 31冊

角川文庫 25冊

ちくま文庫 25冊

中公文庫 24冊

講談社文庫 23冊

ハヤカワSF文庫 18冊



著者別

1位 倉橋由美子 21冊
2位 安岡章太郎 15冊
3位 内田百 13冊

武田泰淳 10冊

伊藤整 8冊

深沢七郎 8冊

木山捷平 7冊

吉田健一 6冊

稲垣足穂 6冊

 

という感じでした。

前回の記事で今年を振り返ったので、あまり書くことはないのですが、

こういってリストにしてみると、相変わらず節操のない読み方だなと思います。

 

今年、読んだ中でのベスト1はアムンセン「南極点」(朝日文庫)でした。

あと、吉田健一「時間」(講談社文芸文庫)もまた読みたいです。

小説は、伊藤整「若き詩人の肖像」(講談社文芸文庫)か多和田葉子「飛魂」(講談社)。

倉橋由美子祭りの結果、「夢のなかの街」、「人間のない神」は再読したいかも。

新刊は相変わらず目ぼしいもの全くな~~~し。

 来年は溜まっている講談社文芸文庫を減らさないといけません!!

(吉田健一を一通り読みたいです。木山捷平を買い揃えたいです。)

ダーク・タワーも春までには読み終わりたいです。

未読SF本シリーズは、スタニスワフレムで〆たいと思います。

来年は時代小説、解禁の予定です(笑)

 

 

 

 

 

 


年間読了リスト

2011-12-31 | 年間読了リスト

2011年の読了リストです。

順番はアイウエオ順です。
☆は再読でした。
  1. 青木玉 幸田文の箪笥の引き出し
  2. 有吉佐和子 青い壺
  3. 池内紀 海山のあいだ
  4. 泉鏡花 夜叉ケ池・天守物語
  5. 井上靖 本覚坊遺文
  6. 上田早夕里 リリエンタールの末裔
  7. 植村直己 極北に駆ける
  8. 植村直己 青春を山に賭けて
  9. 宇野常寛 ゼロ年代の想像力
  10. 大原まり子 吸血鬼エフェメラ☆
  11. 岡本かの子 家霊
  12. 奥本大三郎 楽しき熱帯
  13. 小倉美恵子 オオカミの護符
  14. 大崎梢 サイン会はいかが
  15. 大崎梢 配達あかずきん
  16. 大崎梢 晩夏に捧ぐ
  17. 大崎梢 平台がお待ちかね
  18. 小野不由美 ゴーストハントシリーズ
  19. 折口信夫 死者の書・口ぶえ
  20. 鏡明 不確定世界の探偵物語
  21. 風間一輝 男たちは北へ
  22. 梶尾真治 クロノスの少女たち
  23. 川村二郎 白山の水
  24. 小林恭二 父
  25. 坂本真綾 アイディ。
  26. 笹本祐一 妖精作戦
  27. 佐藤泰志 そこのみにて輝く
  28. 佐藤泰志 移動動物園
  29. 白洲正子 道
  30. 杉本鉞子 武士の娘
  31. 須藤晃 尾崎豊
  32. 瀬名秀明 希望
  33. 高野秀行 辺境中毒
  34. 多島斗志之 海賊モア船長の遍歴
  35. 寺田寅彦 地震雑感
  36. 中沢けい 女ともだち
  37. 梨木香歩 不思議な羅針盤
  38. 梨木香歩 僕は、そして僕たちはどう生きるか
  39. 似鳥鶏 いわゆる天使の文化祭
  40. 似鳥鶏 さよならの次にくる
  41. 似鳥鶏 まもなく電車が出現します
  42. 似鳥鶏 理由あって冬に出る
  43. 日高敏隆、竹内久美子 もっとウソを!
  44. 長谷川眞理子 雄と雌の数をめぐる不思議
  45. 東直子 とりつくしま
  46. 福島正実 未踏の時代
  47. 穂村弘 もしもし運命の人ですか☆
  48. 穂村弘 短歌の友人
  49. 穂村弘 東直子、沢田康彦 短歌はじめました。
  50. 丸山健二 田舎暮らしに殺されない法
  51. 宮田珠己 ジェットコースターにもほどがある
  52. 宮田珠己 メモリークエスト
  53. 宮田珠己 旅の理不尽
  54. 宮本常一 日本の村・海をひらいた人々
  55. 宮本常一 忘れられた日本人
  56. 宮脇昭 鎮守の森
  57. 村上春樹 ダンス・ダンス・ダンス
  58. 村上春樹 羊をめぐる冒険
  59. 安岡章太郎 海辺の光景
  60. 安岡章太郎 質屋の女房
  61. 柳田国男 青年と学問
  62. 柳田國男 雪国の春
  63. 山川菊栄 武家の女性
  64. 吉田健一 東京の昔
  65. 吉野源三郎 君たちはどう生きるか
  66. 吉村昭 高熱隧道
  67. 吉村昭 星への旅
  68. A・E・ヴァン・ヴォークト 目的地アルファ・ケンタウリ
  69. ミヒャエル・エンデ 鏡のなかの鏡
  70. クロフツ 樽
  71. クロフツ クロイドン発12時30分
  72. クロフツ 海の秘密
  73. リチャード・コーフィールド 太陽系はここまでわかった
  74. ロバート・シーゲル 歌うクジラ
  75. ロバート・シーゲル 白いクジラ
  76. ロバート・シーゲル 氷海のクジラ
  77. アルベルト・シュヴァイツァー わが生活と思想より
  78. スタンダール 赤と黒
  79. セイント 透明人間の告白
  80. ドフトエフスキー 悪霊
  81. テア・フォン・ハルボウ メトロポリス
  82. ジェフリー・フォード ガラスの中の少女
  83. ジェフリー・フォード シャルビューク夫人の肖像
  84. ベルクソン 時間と自由
  85. J・P・ホーガン  ガニメデの優しい巨人
  86. ボルヘス 七つの夜
  87. ボルヘス 詩という仕事について
  88. パトリシア・A・マキリップ ムーンフラッシュ
  89. パトリシア・A・マキリップ ムーンドリーム
  90. バルガス・リョサ 緑の家
  91. ワイズマン 人類が消えた世界
とここまで小説・ノンフィクションのみ。
さて、全体の読了率は114/297 = 38.3%
去年よりは上がったのですが、300冊近い本を買っていることに驚き。
20万円は軽く使っているので…。
あれ、デジタル一眼レフが買える!?
来年は本を買う量を減らすよう努力したいと思います。
って、毎年言っている気がします。
今年のベストは、うーん、新刊本からは、なしです。
読んだもののなかでは
鏡明「不確定世界の探偵物語」(創元SF文庫)
が一番、おもしろかったです(こういうSF好きなので)。
クロフツ、大崎梢、似鳥鶏といった新たな作家の発見はよかったと思います。
クロフツは発掘といった方が近いですが、あの長~い語りが私的にはgoodです。
あとは古典として、スタンダール「赤と黒」、ドフトエフスキー「悪霊」にも挑戦できて、
アグレッシブな一年だったと思います。ただ、斜め読みが多いのも事実です。
来年は、溜まった本から片づけるとして、
当面は新刊以外買わない方針でいこうと思います。

 


年間読了リスト

2010-12-31 | 年間読了リスト
今年の年間読了リストです。
国内小説・ノンフィクション、外国小説・ノンフィクション、企画本、新書の順に並べました。

有吉佐和子「複合汚染」(新潮文庫)
有吉佐和子「私は忘れない」(新潮文庫)
池澤夏樹「やがてヒトに与えられた時が満ちて…」(角川文庫)
五木寛之「青年は荒野をめざす」(文春文庫)
遠藤周作「侍」(新潮文庫)
大原まり子「タイム・リーパー」(早川書房)
小沼丹「黒いハンカチ」(創元推理文庫)
小野不由美「ゴーストハント①旧校舎会談」(メディアファクトリー)
倉橋由美子「大人のための残酷童話」(新潮文庫)
佐藤正午「身の上話」(光文社)
佐藤多佳子「第二音楽室」(文藝春秋)
佐藤多佳子「聖夜」(文藝春秋)
佐藤泰志「海炭市叙景」(小学館文庫)
篠田節子「斎藤家の核弾頭」(朝日文庫)
中沢けい「海を感じる時」(講談社文庫)
中島敦「南洋通信」(中公文庫)
梨木香歩「渡りの足跡」(新潮社)
梨木香歩「ピスタチオ」(筑摩書房)
東直子「水銀灯が消えるまで」(集英社文庫)
日野啓三「光」(文藝春秋)
丸山健二「生きるなんて」(朝日新聞社)
丸山健二「アルプス便り」(文藝春秋)
丸山健二「安曇野の白い庭」(新潮文庫)
丸山健二「ときめきに死す」(文春文庫)
光瀬龍「百億の昼と千億の夜」(ハヤカワJA文庫)
横田順彌「古書狩り」(ちくま文庫)
米澤穂信「ふたりの距離の概算」(角川書店)

赤坂憲雄「東北学 忘れられた東北」(講談社学術文庫)
石田ゆうすけ「いちばん危険なトイレといちばんの星空」(幻冬舎文庫)
岡田節人・南伸坊「生物学個人授業」(新潮文庫)
加藤典洋「井伏と太宰 ふたつの戦後」(講談社)
川島隆太・泰羅雅登「記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?」(新潮文庫)
寄藤文平・藤田紘一郎「ウンココロ」(実業之日本社文庫)
瀬名秀明「ハートのタイムマシン!」(角川文庫)
高野秀行「ミャンマーの柳生一族」(新潮文庫)
高野秀行「腰痛探検家」(集英社文庫)
中沢新一「ポケットの中の野生」(新潮文庫)
野口総一「オンリーワン」(新潮文庫)
久恒辰博「脳は若返る」(新潮文庫)
星野道夫「アフリカ旅日記」(MF文庫)
星野道夫「魔法の言葉」(文春文庫)
宮田珠己「東南アジア四次元日記」(幻冬舎文庫)
宮本常一「民俗学の旅」(講談社学術文庫)
宮本常一「日本文化の形成」(講談社学術文庫)
目黒考ニ「活字三昧」(角川文庫)
森毅「ボクの京大物語」(福武文庫)

ジョージ・オーウェル「一九八四年」(ハヤカワepi文庫)
ポール・オースター「幻影の書」(新潮社)
ポール・オースター「ガラスの街」(新潮社)
マルグリッド・オード「光ほのか」(新潮文庫)
アーサー・C・クラーク「楽園の泉」(ハヤカワSF文庫)
ル・クレジオ「悪魔祓い」(岩波文庫)
アーサー・ケストラー「真昼の暗黒」(岩波文庫)
オードリー・ニッフェネガー「きみがぼくを見つけた日 上・下」(ランダムハウス講談社文庫)
ハックスリー「すばらしい新世界」(講談社文庫)
レイ・ブラッドベリ「華氏451度」(ハヤカワNV文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」(創元SF文庫)
ウォルター・ミラー「黙示録3174年」(創元推理文庫)
ジェイン・ヨーレン「白い女神」(ハヤカワFT文庫)

マーク・ローランズ「哲学者とオオカミ」(白水社)
ランス・アームストロング「ただマイヨ・ジョーヌのために」(講談社文庫)

クラフト・エヴィング商会プレゼンツ「犬」(中公文庫)
大森望編「不思議の扉」(角川文庫)

新井明・他「経済の考え方がわかる本」(岩波ジュニア新書)
片田珠美「一億総ガキ社会」(光文社新書)
斎藤潤「日本《島旅》紀行」(光文社新書)
竹内敬人「人物で語る化学入門」(岩波新書)
並木美喜雄「量子力学入門」(岩波新書)
保坂隆「ストレスづきあいの上手な人、下手な人」(角川oneテーマ21)
増田義郎「太平洋―開かれた海の歴史」(集英社新書)

計70冊です。去年よりちょっと少ないです。
購入は240冊(コミック・参考書を除く)。そのうち読了は52冊。
読了率は21.7%。5冊に1冊は読んだ計算に。

うーん、低いですが、がんばった方ではないでしょうか。
ちなみに今年のベスト1は、
マーク・ローランズ「哲学者とオオカミ」(白水社)
でした。
今年は、丸山健二や民俗学の諸作、ディストピア小説に挑戦と、
中々、バラエティに富んだラインナップだったと思います。
来年は、溜まった岩波文庫や講談社文芸文庫を減らしていきたいです。

年間読了リスト

2009-12-31 | 年間読了リスト


今年の年間、読了リストです。


安部公房「死に急ぐ鯨たち」(新潮文庫)
新井素子「ひとめあなたに…」(角川文庫)
有川浩「塩の街」(メディアワークス)
有川浩「海の底」(メディアワークス)
有川浩「ラブコメ今昔」(角川書店)
有吉玉青「身がわり」(新潮文庫)
井辻朱美「遥かよりくる飛行船」(理論社)
井上靖「河岸に立ちて 歴史の川 沙漠の川」(新潮文庫)
井伏鱒二「遥拝隊長・本日休診」(新潮文庫)
井伏鱒二「白鳥の歌・貝の音」(講談社文芸文庫)
上田早夕里「エデンの檻」(角川春樹事務所)
上田早夕里「火星ダーク・バラード」(ハルキ文庫)
上田早夕里「美月の残香」(光文社文庫)
上田早夕里「ラ・パティスリー」(角川春樹事務所)
梅崎春夫「桜島・日の果て」(新潮文庫)
江戸川乱歩「江戸川乱歩傑作選」(新潮文庫)
大庭みな子「海にゆらぐ糸 石を積む」(講談社文芸文庫)
恩田陸「六番目の小夜子」(新潮社)
神林長平「アンブロークンアロー」(早川書房)
幸田文「崩れ」(講談社文庫)
桜庭一樹「荒野」(文芸春秋)
佐藤正午「幼なじみ」(岩波書店)
佐藤多佳子「ごきげんな裏階段」(新潮文庫)
椎名誠「さらば国分寺書店のオババ」(新潮文庫)
椎名誠「哀愁の町に霧が降るのた」(新潮文庫)
椎名誠「新橋烏森口青春編」(新潮文庫)
椎名誠「風の国へ・駱駝狩り」(新潮文庫)
椎名誠「風景進化論」(新潮文庫)
高野秀行「放っておいても明日は来る」(本の雑誌社)
高野秀行「ワセダ三畳青春記」(集英社文庫)
高野秀行「神に頼って走れ!」(集英社文庫)
高野秀行「異国トーキョー漂流記」(集英社文庫)
高野秀行「アジア新聞屋台村」(集英社文庫)
太宰治「人間失格」(新潮文庫)
多田等観「チベット滞在記」(講談社学術文庫)
谷崎潤一郎「細雪」(新潮文庫)
長沢工「はい、こちら国立天文台」(新潮文庫)
梨木香歩「f植物園の巣穴」(朝日新聞出版)
野田知佑「少年記」(文春文庫)
福永武彦「草の花」(新潮文庫)
三島由紀夫「葉隠入門」(新潮文庫)
三島由紀夫「美しい星」(新潮文庫)
南伸坊・河合隼雄「心理療法個人授業」(新潮文庫)
宮田珠己「わたしの旅に何をする。」(幻冬舎文庫)
宮田珠己「ときどき意味もなくずんずん歩く」(幻冬舎文庫)
宮田珠己「晴れた日は巨大仏を見に」(幻冬社文庫)
森絵都「リズム」(角川文庫)
森絵都「ゴールド・フィッシュ」(角川文庫)
森絵都「宇宙のみなしご」(フォア文庫)
森絵都「ラン」(理論社)
山田詠美「ぼくは勉強ができない」(新潮文庫)
米沢富美子「二人で紡いだ物語」(朝日文庫)
米澤穂信「秋期限定栗きんとん事件」(創元推理文庫)
米澤穂信「追想五段章」(集英社)

NHKスペシャル取材班「インドの衝撃」(文春文庫)
クラフト・エヴィング商会プレゼンツ「猫」(中公文庫)

ミヒャエル・エンデ「モモ」(岩波少年文庫)
レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」(佑学社)
シオドア・スタージョン「人間以上」(ハヤカワSF文庫)
ドフトエフスキー「罪と罰」(光文社古典新訳文庫)
ブルックス「レイチェル・カーソン」(新潮文庫)
リチャード・ブローティガン「愛のゆくえ」(新潮文庫)
ヘミングウェイ「老人と海」(新潮文庫)
エレナ・ポーター「そばかすの少年」(光文社古典新訳文庫)

斎藤文一「アインシュタインと銀河鉄道の夜」(新潮選書)
西堀栄三郎「南極越冬記」(岩波新書)
笹沢教一「ニッポンの恐竜」(集英社新書)
若田光一「国際ステーションとは何か」(講談社ブルーバックス)
米沢富美子「まず歩きだそう」(岩波ジュニア新書)
田尻宗昭「四日市・死の海と闘う」(岩波新書)
中山 茂「科学技術の戦後史」(岩波新書)
高木仁三郎「市民科学者として生きる」(岩波新書)
辨野義己「見た目の若さは、腸年齢で決まる」(PHPサイエンス・ワールド新書)


全73タイトル。

新書は別にリスト化してみました。これで少しは見やすくなったかも。

年間ベストは何かと考えたのですが、正直とくにありませんが、
無理に挙げるとすれば、高野秀行「放っておいても明日は来る」(本の雑誌社)。
高野秀行の三部作(といって差し支えないかどうかはわかりませんが)

「ワセダ三畳青春記」、「異国トーキョー漂流記」、「アジア新聞屋台村」

を読み終えるとこの一冊の重みが増して来ました。

【自分のために自分の好きな事をする。】

なんか一筋の光を見た気がしました。


あと、谷崎潤一郎「細雪」、ドフトエフスキー「罪と罰」、
シオドア・スタージョン「人間以上」、ミヒャエル・エンデ「モモ」
といった古典に挑戦できた点は良かったと思います。


今年で年間読了リストは5年目になりました。
読書環境を振り返ると、

①図書館で借りてきた本を読む時間が取れないこと。
 これは、図書館に行くことが難しかったというよりは、
 資料の本を読むのに忙しくて、小説やエッセイを読む気にならなかったから。

②読んだ本の数は多いが、どこまで心して読んだかというと疑問。
 これは、一年間で購入した本が250冊を越えてしまったことにも関係しているのですが、
 そろそろいらない本に決着をつけないといけない量になって来ているかも。

来年は、取りあえず貯まった本を少しでも少なくできるようにしたいです。
そして、いらない本を処分することも考えたいと思います。

話は変わりますが、今年は本当に出版不況という言葉が当てはまる年だったと思います。
来年そのツケが回って来るのは確実ではないでしょうか…。
不安です。





年間リスト

2008-12-31 | 年間読了リスト

今年の年間、読了リスト

三浦綾子「細川ガラシャ夫人 上・下」(新潮文庫)
ジャネット・ウィンターソン「灯台守の話」(白水社)
津島佑子「笑いオオカミ」(新潮社)
高野潤「大地と人を撮る」(岩波ジュニア新書)
日野啓三「砂丘が動くように」(講談社文芸文庫)
有川浩「図書館戦争」(メディアワークス)
フリオ・リャマサーレス「狼たちの月」(ヴィレッジ・ブックス)
津島佑子「光の領分」(講談社文芸文庫)
佐藤正午「アンダーリポート」(集英社)
井上靖「敦煌」(新潮文庫)
有川浩「図書館内乱」(メディアワークス)
米澤穂信「インシテミル」(文芸春秋)
中島京子「冠婚葬祭」(筑摩書房)
池澤夏樹「きみのためのバラ」(新潮社)
テッド・チャン「あなたの人生の物語」(ハヤカワSF文庫)
大原まり子「機械神アスラ」(早川書房)
森絵都「屋久島ジュウソウ」(集英社)
米澤穂信「クドリャフカの順番」(角川文庫)
有川浩「クジラの彼」(角川書店)
イグナチオ・デ・ロヨラ「ある巡礼者の物語」(岩波文庫)
金城一紀「対話篇」(新潮文庫)
スーザン・マイノット「いつか眠りにつく前に」(河出書房新社)
ケヴィン・ブロックマイヤー「終わりの街の終わり」(ランダムハウス講談社)
井伏鱒二「還暦の鯉」(講談社文芸文庫)
シートン「狼王ロボ」(集英社文庫)
井上靖「あすなろ物語」(新潮文庫)
小野不由美「図南の翼」(講談社文庫)
森絵都「カラフル」(理論社)
井上靖「風林火山」(新潮社)
ダニエル・べナック「片目のオオカミ」(白水社)
井上靖「星と祭」(角川文庫)
倉橋由美子「聖少女」(新潮文庫)
日野啓三「天地」(講談社)
ジェフリー・フォード「緑のヴェール」(国書刊行会)
広瀬正「マイナス・ゼロ」(集英社文庫)
梨木香歩「からくりからくさ」(新潮社)
日高敏隆「人間はどういう動物か 選集8」(講談社ランダムハウス)
佐藤多佳子「しゃべれども しゃべれども」(新潮文庫)
有川浩「レインツリーの国」(新潮社)
倉橋由美子「暗い旅」(河出文庫)
有川浩「阪神電車」(幻冬舎)
星野道夫「イニュニック 生命―アラスカの原野を旅する」(新潮文庫)
星野道夫「旅をする木」(文春文庫)
湯川 豊「終わりのない旅 星野道夫インタヴュー」(スイッチ・パブリッシング)
有川浩「図書館危機」(メディアワークス)
野中ともそ「世界のはてのレゲエ・バー」(双葉文庫)
米澤穂信「儚い羊たちの祝宴」(新潮社)
有川浩「図書館革命」(メディアワークス)
有川浩「別冊Ⅰ 図書館戦争」(メディアワークス)
尾崎翠「迷える魂」(筑摩書房)
野田知佑「ユーコン漂流」(文春文庫)
津島佑子「伊勢物語・土佐日記を旅しよう」(講談社文庫)
梶尾真治「アイスマン。ゆれる」(光文社)
ディケンズ「クリスマス・カロル」(新潮文庫)
野尻抱介「沈黙のフライバイ」(ハヤカワJA文庫)

計55冊。
今年は数ほど読んだという気があまりしません。
昨年よりは数は増えていますが、
中身(読書体験)が伴っていませんでした。

安部公房、井上靖、池澤夏樹、広瀬正、星野道夫、野田知佑、
有川浩、倉橋由美子、幸田文

などが今年の発見でした。
ほとんど故人ばかりですが、よいのです。

前にも書きましたが、今年のベスト1はなしです。
復刊されたもののなから選ぶなら、

広瀬正「マイナス・ゼロ」(集英社文庫)
井伏鱒二「還暦の鯉」(講談社文芸文庫)

のふたつがおもしろかったです。
来年は、たくさんある未読本を少しずつ減らしていきたいと思います。




年間リスト

2007-12-31 | 年間読了リスト
今年の年間、読了リスト

野中ともそ「宇宙でいちばんあかるい屋根」(ポプラ社)
キプリング「プークが丘の妖精パック」(光文社古典新訳文庫)
中島京子「ココ・マッカリーナの机」(集英社文庫)
佐藤正午「5」(角川書店)
木地雅映子「氷の海のガレオン/オルタ」(ピュアフル文庫)
ジェフリー・フォード「記憶の書」(国書刊行会)
荻原規子「これは王国のかぎ」(中公文庫)
柳田邦男「空白の天気図」(新潮文庫)
エリクソン「黒い時計の旅」(白水Uブックス)
ジェームズ・レッドフィールド「第十一の予言―シャンバラの秘密」(角川文庫)
野中ともそ「パンの鳴る海 緋の舞う空」(集英社文庫)
ジャネット・ウィンターソン「さくらんぼの性は」(白水Uブックス)
佐藤多佳子「スローモーション」(ピュアフル文庫)
レ・ファニュ「吸血鬼カーミラ」(創元推理文庫)
岸本佐知子「ねにもつタイプ」(筑摩書房)
佐藤正午『彼女について知ることのすべて』(集英社文庫)
荻原規子『樹上のゆりかご』(理論社)
乙一『GOTH リストカット事件』(角川書店)
乙一『ZOO』(集英社)
津島祐子『ナラ・レポート』(文藝春秋)
乙一『失はれる物語』(角川書店)
ブッツァーティ『神を見た犬』(光文社古典新訳文庫)
井伏鱒二『黒い雨』(新潮文庫)
恩田陸「図書室の海」(新潮社)
桜庭一樹『少女には向かない職業』(東京創元社)
ほしおさなえ『天の前庭』
米澤穂信『犬はどこだ』
バーネット「秘密の花園」(光文社古典新訳文庫)
クリストファー・プリースト「双生児」(早川書房)
日野啓三「日野啓三短篇選集上・下」(読売新聞社)
神林長平『敵は海賊・正義の眼』(ハヤカワJA文庫)
石田ゆうすけ「行かずに死ねるか!」(幻冬舎文庫)
中島京子『TOUR1989』(集英社)
桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」(東京創元社)
熊谷独「尾道少年物語」(文芸春秋)
森絵都「風に舞いあがるビニールシート」(文芸春秋)
桜庭一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」(富士見書房)
米澤穂信「クドリャフカの順番 「十文字」事件」(角川書店)
佐藤多佳子「神様がくれた指」(新潮社)
佐藤正午「童貞物語」(集英社文庫)
井伏鱒二「晩春の旅 山の宿」(講談社文芸文庫)
津島佑子・申京淑「山のある家 井戸のある家」(集英社)
桜庭一樹「桜庭一樹読書日記」(東京創元社)
桜庭一樹「青年のための読書クラブ」(新潮社)
米澤穂信「遠まわりする雛」(角川書店)
桜庭一樹「少女七竈と七人の可愛そうな大人」(角川書店)
梨木香歩「エンジェル エンジェル エンジェル」(新潮文庫)
津島佑子『「私」』(新潮社)
津島佑子「夜の光に追われて」(講談社)
野中ともそ「チェリー」(ポプラ社)

計50冊。灯台守の話はたぶん年内には読めませんので、このぐらい。
野中ともそに始まり、終わるという、全く予定していなかった感じに。
まあいいか、来年も読書はがんばります。

最後に、年間ベスト1を挙げるとすれば、

津島佑子・申京淑「山のある家 井戸のある家」(集英社)

でした。素晴らしい世界をどうもありがとうございました。



年間リスト

2006-12-31 | 年間読了リスト
年末は本を読む元気もなく、結局この通りで↓

★三浦綾子『千利休のその妻たち 上・下』(新潮文庫)
★平安寿子『くねるところすむところ』(文藝春秋)
★川上弘美『此処彼処』(日本経済新聞社)
★梨木香歩『春になったら苺を摘みに』(新潮文庫)
★川上弘美『センセイの鞄』(文春文庫)
★川上弘美『古道具 中野商店』(新潮社)
★米澤穂信『夏季限定トロピカルパフェ事件』(東京創元文庫)
★コニー・ウィリス『アリアドニの遁走曲』(ハヤカワSF文庫)
★川上弘美『神様』(中公文庫)
★『松井教授の東大駒場講義録』(集英社新書)
★三浦綾子『銃口 上・下』(小学館文庫)
★村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』(中公文庫)
★フィリップ・K・ディック『ブレードランナー』(ハヤカワSF文庫)
★三田誠広『永遠の放課後』(集英社文庫)
★森絵都『ダイブ 上・下』(角川文庫)
★ほしおさなえ『ヘビイチゴ・サナトリウム』(東京創元社)
★村上春樹『東京奇譚集』(新潮社)
★米山智美『スペイン巡礼の道を行く 世界遺産 カミノ・デ・サンティアゴ』(東京書籍)
★W・オールディス『地球の長い午後』(ハヤカワSF文庫)
★パウロ・コリーニョ『星の巡礼』(角川ソフィア文庫)
★中谷美紀『インド旅行記 1~2』(幻冬舎文庫)
★恩田陸『夜のピクニック』(新潮文庫)
★吉澤穂信『ボトルネック』(新潮社)
★佐藤多佳子『一瞬の風になれ 1~3』(講談社)
★三田誠広『いちご同盟』(集英社文庫)
★梶尾真治『精霊探偵』(新潮社)
★ケストナー『飛ぶ教室』(光文社古典新訳文庫)
★佐藤多佳子『黄色い目の魚』(新潮社)
★ロダーリ『猫とともに去りぬ』(光文社古典新訳文庫)
★シュペルヴィエル『海を見る少女』(光文社古典新訳文庫)
★佐藤多佳子『サマータイム』(新潮文庫)
★大槻ケンジ『行きそうで行かないとこへ行こう』(新潮文庫)
★ポール・オースター『ティンブクトゥ』(新潮社)
★野中ともそ『カチューシャ』(理論社)

計34冊、意外に少なかったかも。
年間ベストは、やはり佐藤多佳子『一瞬の風になりたい』(講談社)で決定です。
来年もこれくらいは、本が読みたいと思います。

今年の年間リスト

2005-12-31 | 年間読了リスト

例年、買ったり借りたりで、文庫新書含めて年間大体100冊ほどになります。そのうち読んだ本が4割程度です。collectしているだけの本もありますし、買って読まずじまいの本や図書館で借りて読まずに返した本もありますので、4割読めば今年は、まずまずの成績だったのでしょう。ちなみに昨年のベストは、年末に読んだクリストファー・プリーストの『奇術師』(ハヤカワFT文庫)でした。今年のベストは、難しいところですが、梨木香歩『沼地のある森を抜けて』(新潮社)ですかね。

今年の読書を振り返って感慨深いのは、『レ・ミゼラブル』(新潮文庫)計5巻を読破したことでしょうか。大学2年の時に、絶対に卒業までに読むと決めたのですが、全然果たせず。4巻はじめまでは行っていたのですが…今年、漸く読み切りました。次に読むのはいつになるか分かりませんが、岩波文庫版(計4冊)で今度は読みたいです。

漫画に関しては、昨年は装丁もきれいな『帯をギュッとね!』(小学館文庫、全16巻)で決まりでしたが、今年はあんまりパッとしませんでした。最近の、完全版のようにビックサイズものや、十分普通のサイズで手に入るのに、比較的新しい作品を文庫版で出す理由がよくわかりません。一昔前のワイド版でもないですし、ナゾです。値段から言って対象としている年齢層が、高いということは分かるのですが、これでは、益々ソフト不足の出版不況を生む原因を作っているとしか思えません。

最後に年間読了リスト

偶然の音楽
白い果実
レ・ミゼラブル
夢の島
うつくしいこども
犬は勘定にいれません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
未来のおもいで
家守綺譚
トゥルー・ストーリーズ
航路
本の雑誌風雲録
アーモンド入りのチョコレートのワルツ
さよなら妖精
春期限定いちごタルト事件
ドゥームズデイ・ブック
秋の花火
氷果
愚者のエンドロール
沼地のある森を抜けて
いつかパラソルのしたで

竜宮
まひるの月を追いかけて
世界のかなたの森
つきのふね
死都日本
西の善き魔女
アンデルセンへの旅
透明な旅路と(予定)

(と挙げましたが、どうやらリストから抜けている本が結構あるようです…)