例年、買ったり借りたりで、文庫新書含めて年間大体100冊ほどになります。そのうち読んだ本が4割程度です。collectしているだけの本もありますし、買って読まずじまいの本や図書館で借りて読まずに返した本もありますので、4割読めば今年は、まずまずの成績だったのでしょう。ちなみに昨年のベストは、年末に読んだクリストファー・プリーストの『奇術師』(ハヤカワFT文庫)でした。今年のベストは、難しいところですが、梨木香歩『沼地のある森を抜けて』(新潮社)

今年の読書を振り返って感慨深いのは、『レ・ミゼラブル』(新潮文庫)計5巻を読破したことでしょうか。大学2年の時に、絶対に卒業までに読むと決めたのですが、全然果たせず。4巻はじめまでは行っていたのですが…今年、漸く読み切りました。次に読むのはいつになるか分かりませんが、岩波文庫版(計4冊)で今度は読みたいです。
漫画に関しては、昨年は装丁もきれいな『帯をギュッとね!』(小学館文庫、全16巻)で決まりでしたが、今年はあんまりパッとしませんでした。最近の、完全版のようにビックサイズものや、十分普通のサイズで手に入るのに、比較的新しい作品を文庫版で出す理由がよくわかりません。一昔前のワイド版でもないですし、ナゾです。値段から言って対象としている年齢層が、高いということは分かるのですが、これでは、益々ソフト不足の出版不況を生む原因を作っているとしか思えません。
最後に年間読了リスト
偶然の音楽
白い果実
レ・ミゼラブル
夢の島
うつくしいこども
犬は勘定にいれません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
未来のおもいで
家守綺譚
トゥルー・ストーリーズ
航路
本の雑誌風雲録
アーモンド入りのチョコレートのワルツ
さよなら妖精
春期限定いちごタルト事件
ドゥームズデイ・ブック
秋の花火
氷果
愚者のエンドロール
沼地のある森を抜けて
いつかパラソルのしたで
Y
竜宮
まひるの月を追いかけて
世界のかなたの森
つきのふね
死都日本
西の善き魔女
アンデルセンへの旅
透明な旅路と(予定)
(と挙げましたが、どうやらリストから抜けている本が結構あるようです…)