井伏鱒二「荻窪風土記」(新潮文庫)を読んでいて、
p.180に、神屋宗湛のことを書こうと思って、という記述があったので、
文庫化された「神屋宗湛の残した日記」(講談社文芸文庫)を購入。
解説があの人なので、う~むなのですが、
「鞆ノ津茶会記」という作品に繋がるというので外せないのです。
(この本で文芸文庫への文庫化という意味ではネタ切れ…)
(もしかしたら、福武文庫の2冊が復刊されるかもしれませんが、まあ期待せず)
あと、岩波文庫2009年秋一括重版があったので、その中から
ブラスコ・イバニェス「葦と泥 付 バレンシア物語」
「フエンテス短篇集 アウラ・純な魂」
ベイジル・ホール「朝鮮・琉球航海記 1816年アマースト使節団とともに」
の3冊を購入。
今 和次郎「日本の民家」もおもしろそうでしたが、読むとは思えないので、
見送りました。
イバニェスは「われらの海 上・下」が前に重版されたはずです、たぶん。
このお話は湿原(!!)を舞台にしたものです。
数年に一度、岩波文庫をまとめて買いたくなる衝動があるようで、
不思議なものです。
現在、読書は予想通り
アーサー・ケストラーの「真昼の暗黒」(岩波文庫)です。
ハックスリーの「すばらしい新世界」(講談社文庫)はあるはずなのに
書店ではどこにも見当たらず。
どこかで見つけたことがあるかもしれませんが、記憶に全くありません。