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たどり着く場所

2009-11-23 | 読書【未カテゴライズ】

前回の話題の続きですが、ついつい買ってしまった、

高野秀行「ワセダ三畳青春記」(集英社文庫)をさらっと読了。

実を言うと、90年代バージョンのこういったもの(椎名誠三部作のようなもの)

を誰か書いていないかなとどこかで思っていたので、

非常におもしろおかしく読みました。

まあ、どこかで辺境作家?というハテナマークが浮かんでいた作家だけに、

食わず嫌いなところがあったのですが、

何のことはなく、無茶苦茶おもしろいです。

宮田珠己、高野秀行、穂村弘の3人で

ひと世界できてしまうかもです。

この3人に加えて、吉野朔実も加えたら、

何て豪華な連載陣なのだ、「本の雑誌」は。

って、結局そこにたどり着くのか…。

でも、このおもしろさをそのまま伝えるのは至難の技です。

やっぱり、活字の媒体としての能力というより

受け取る側の処理能力の問題なのかも。

TVやネットに負けるな活字。

(とはいえ、マニアックな方向に行けば行くほど、ドツボにはまるのかも)

いや、絶え間ない努力がいずれ実を結ぶのだと、

もう少し信じてみよう。

(たとえ、いくつか出版社が潰れてようとも)





数研の問題集

2009-11-23 | 教材研究

数研出版の「スタンダード数学演習Ⅰ・Ⅱ・A・B受験編」という本を手に取った。

(なぜか、K書店では店頭で販売しているイカツイ問題集です)

似たような問題集に「オリジナル数学演習Ⅰ・Ⅱ・A・B受験編」という本があります。

こちらは、スタンダードよりハイレベルだそうです。

(こちらも、一部の書店では店頭で販売してます。)

(まあ、数研の営業の人が間違えて店頭に置いていったのだと思いますが…)

数研出版の本は化学の重要問題集に関しては

高校生の時にまあまあお世話になったのですが、

この数学の本はお世話になった記憶がありません。

でも、よく受験の時に使われていると聞くので手にとってみました。


数研出版の問題集は解答があっても、解説がほぼ皆無という、

荒行のようなものばかりなので、最近の学生には嫌われている印象があります。

苦しみを求めるM属性の人にしか向かないようなところは確かにあるのですが、

問題と解答をにらめっこしながら、何でこうなるんだろうと、

頭をフル回転するのには、いい問題集だと思います。

時間を効率的に使いたいという人には不向き。

(というか時間を効率的に使える人がいればの話ですが…)

つまり、数学を単なる暗記科目と思っている人達には不向きということです。


1時間で2、3問しか進まない時はウツになりますが…、

解けたときのアハ体験が楽しいのです。

(やっぱり、M属性の人向きではあるかも)

というか途中から、何でこうなるんじゃ~と、

問題と解答にブツブツ文句をたれながら勉強している

変な人になってます。