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たどり着く場所

2009-11-23 | 読書【未カテゴライズ】

前回の話題の続きですが、ついつい買ってしまった、

高野秀行「ワセダ三畳青春記」(集英社文庫)をさらっと読了。

実を言うと、90年代バージョンのこういったもの(椎名誠三部作のようなもの)

を誰か書いていないかなとどこかで思っていたので、

非常におもしろおかしく読みました。

まあ、どこかで辺境作家?というハテナマークが浮かんでいた作家だけに、

食わず嫌いなところがあったのですが、

何のことはなく、無茶苦茶おもしろいです。

宮田珠己、高野秀行、穂村弘の3人で

ひと世界できてしまうかもです。

この3人に加えて、吉野朔実も加えたら、

何て豪華な連載陣なのだ、「本の雑誌」は。

って、結局そこにたどり着くのか…。

でも、このおもしろさをそのまま伝えるのは至難の技です。

やっぱり、活字の媒体としての能力というより

受け取る側の処理能力の問題なのかも。

TVやネットに負けるな活字。

(とはいえ、マニアックな方向に行けば行くほど、ドツボにはまるのかも)

いや、絶え間ない努力がいずれ実を結ぶのだと、

もう少し信じてみよう。

(たとえ、いくつか出版社が潰れてようとも)





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