蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

始まりは車のバッテリーを放電させ、終わりはプロペラシャフトがイカレた、覚醒しない1週間

2020-01-25 10:32:22 | 信州安曇野での出来事

前週、一定のリズムと振幅で滑る感覚が、大分戻って来て、今週は定宿が満室の為、安曇野からの日帰りスキーで、ヤル気満々だったのだが、何故か小屋に戻ってからヤケにシンドい。

洗濯は一応したが、他は何も出来ず、フラフラのヨレヨレで腰抜け状態。

飯作りもシンドく、土曜は柏矢町の回転寿司屋までテイクアウト。事故だけには気を付けて、何とか小屋ににたどりついたが辿り着いたが、その後キーを抜き忘れ、又もやバッテリーを放電させてしまった。自慢ではないが4回目。

小屋に戻れば、車を入れエンジンを切る。この時もう一廻しして電源を切る。そして念のため、キーを抜く。この一連の行為の記憶が全くない。

翌々日、ドアを開けると、キーが差し込まれた状態を発見、その時点でヤラカシタ自分を認識した。

キーはエンジンを切った位置で止まっていた、当然、キーを廻してもエンジンはウンともスンとも言わない。メーターパネルは数ヶ所、弱く赤光するだけ、インジケーターは要充電、電圧は5V弱。
棚に出しっ放しにしていたジャンプスターターを、直ぐに繋いだか、1回目では始動できず。

今までも、クランプをターミナル周辺に、挟んだり外したり、ゴリゴリしている内に始動していたし、充電率80%程だったので、再充電しながら、クランプをターミナルにゴリゴリ、要は掃除した。
そして1
時間ほどで100%となり、即、始動した。

他にも投光器が点いていなかったので、ジャンプスターターの付属のケーブルを、テキトーに繋いだら充電出来た。
この日はまだ完璧には覚醒していなかったが、一応、メデタシ、メデタシ。

水曜日は晴れ、日帰りスキーの絶好の日和。しかし、ダルい、シンドい、覚醒出来ない。

そして昼になった。

爺が岳~鹿島槍、少し黒いのが五竜、あの麓まで1時間程、しかしダルい、シンドい、もうエエわ、となってしまった。

車のバッテリーは復帰したが、金曜日、12ヶ月点検でディーラーへ持って行く。
17年目、22万キロ走っているが、「異音、振動、特になく、ただ駐車場などに着いて後進した時、摺動音と言うか、スリスリスリと聞こえるのが、チョット気になる。しかしブレーキを分解して、ナンの異状もなければ気にしないことにする」、と言って預けた。
ブレーキパッドとディスクの摺動音のようにも聞こえ、冬タイヤ交換時、その時にアタリでも変わったのかな、と思っていた。しかしタイヤ交換でブレーキには触らない。

代車で家に戻り、2時間ほど経った時、ディーラーから連絡あり、プロペラシャフトの交換が必要との事。
プロペラシャフトのユニバーサルジョイントにガタがあるそうで、摺動音と言うか、何らの異音が確認されるらしい。
価格は10万強、ミッションからデフまでを繋ぐ太いシャフトなので、そんなモンだろうと思うが、何故ユニバーサルジョイントにガタがあるのだろう。そもそもユニバーサルジョイントは、何らかの方法で潤滑されているハズだ。

ディーラーの担当者は、オイル切れで、とか言うが、ユニバーサルジョイント全体は潤滑されていない、と言う。
そもそも22万キロ走った車だ。10万強の部品がイカレても驚くことはない。しかし破損の詳細、原因は知りたい。
その内、デフと車輪の間にあるシャフトの話になったり、シャフト自体が伸縮して、そこをオイルで潤滑しているのか、と連想したり、ワタクシは益々判らなくなった。

乗って帰った代車はマッサラのハイブリットの試乗車。しかしシャフトを取り寄せ、交換は日曜の午後、それまで新品の試乗車を止めたままには出来ない軽四に乗り換えて欲しいと言われ、ついでに状況を確認しに行った。

丁度リフトアップされたワゴンがあり、サービスの担当者が説明してくれた。
プロペラシャフトにはユニバーサルジョイントが3ヶ所あり、ミッション側にガタがある、との事。
確かにユニバーサルジョイント自体は剥き出しで、全体は潤滑されていない。しかしユニバーサルの軸端4ヶ所が、シールドベアリングでシャフトに繋がっていた。ベアリング径は30ミリ程、案外小さい。それが22万キロ走ってガタが来た、という事だ。これは寿命でもあると思う。仕方がない。

ワタクシは「それじゃ、日曜日によろしく」と言って、軽四の代車に乗って帰った。

駆動系の部品で寿命が来たのは初めてだ。今後も色々出てくるかもしれない。17年目で22万キロ走っているので、仕方ない。
しかし車全体を新替えする気はない。何かあれば、部品交換で"覚醒"させるしかない。