ウィトラの眼

無線業界のニュースについての意見・感想を書きます

平成20年版 情報通信白書

2009-09-15 11:15:57 | Weblog
図表2-2-1-6 CS放送事業者の売上高、売上高営業利益率

ウィトラコメント: CSは頭打ちになっているようですね。CSのアンテナを買う人はもうあまり増えないのではないでしょうか? これからはCATVや光ブロードバンドでの配信との連携が重要になると思います。

ニュース (9/15)

2009-09-15 11:06:42 | Weblog

■「国内に携帯8社は多すぎる」 NEC、カシオ、日立、携帯統合で海外市場へ

NEC、カシオ計算機、日立製作所の3社は14日、携帯電話端末事業を統合し、合弁会社を設立することに合意したと発表した。新会社は2010年4月1日に設立される予定で、新会社名は「NECカシオ モバイルコミュニケーションズ株式会社」となる。縮小する携帯端末市場において、統合による開発リソースの効率化や資材コストの低減などを実現し、成長が見込める海外市場への足がかりを得るためには3社の統合が不可欠と判断した。

 ウィトラコメント: 出資比率の数字が昨日の記事と違いますがこちらが正しいようです。以前にも書きましたが、このままでは生き残れないので統合したという感じで成長戦略は感じられません。日立の名前が消えたのは良いことだと思います。現在保有している技術資産は相当に異なっていると思われ、統合には大変なエネルギーが必要となるでしょう。LTEのような新しい端末ではやりやすいと思いますが、それは事業になるまでにはまだ何年もあります。

■携帯電話機向け仮想化ソフト、米VMwareが開発版デモを公開

米VMware社は、携帯電話機向けの仮想化ソフトウエア「VMware Mobile Virtualization Platform(VMware MVP)」の開発版デモを日本国内で公開した。同社が2008年11月に買収した仏Trango Virtual Processors社のハイパーバイザ技術に基づく。1台の携帯電話機(スマートホン)に2つ以上のOSをインストールし、同時に稼動可能だという。例えば1台のスマートホンを個人で利用する場合と業務で利用する場合に、OSごと分離するという用途がある。

 

■LG、同社初のAndroidスマートフォンを発表

LGのAndroid携帯は、3インチのフルタッチスクリーンと、スライド式QWERTYキーボードを搭載する。

 

■業務用バーコードの読み取りに対応、NTTドコモが法人向け携帯端末を開発

NTTドコモは14日、法人向けとして、業務用バーコードの読み取りに対応した携帯電話端末を、2010年度第1四半期の発売に向け開発したと発表した。

 

■AvayaがNortelの企業向けソリューション事業を9億ドルで落札

カナダのNortel Networksと米Avayaは米国時間2009年9月14日,AvayaがNortelの企業向けソリューション事業の売却先に決定したことを発表した。Avayaは9億ドルを現金で支払うほか,人材確保プログラムの費用1500万ドルを負担する。

 

■ドコモ、マレーシア社の全株売却 08年に出資

NTTドコモは14日、2008年に出資したマレーシアの携帯電話会社Uモバイルの保有株全株を手放す方針を決めた。Uモバイルの親会社で通信・放送関連持ち株会社のUテレコムに取得額と同額の1億ドル(約90億円)で月内にも売却する。事業運営などを巡り株主間に「意見の相違」(ドコモ幹部)が生じたため提携を解消する。今後はインドなど成長余地の大きな市場に経営資源を集中する。

 ウィトラコメント: うまくいかなかったので手を引くということのようですが、手の引き方には過去のAT&Tの時よりは学習効果が感じられます。
本当にグローバルオペレータになろうと思えば、iModeを立ち上げたときのように外部の血を入れてNTT文化から離れてうまくマネージメントしない限り、ドコモの海外戦略は成功しない気がします。

■インド、第3世代携帯で12月7日に競争入札 民間事業者選ぶ

インド通信・情報技術省は、第3世代(3G)携帯電話サービスの民間事業者を選ぶ競争入札を12月7日に実施する。入札は当初、今年1月に予定されていたが、政府内の調整の遅れで延期されていた。インドの携帯電話加入件数は中国に次ぐ世界2位。3Gサービスの入札では外資系事業者が応札するかが注目されている。

 

■印ブハルティと南アのMTN、南ア政府の反対で統合不成立も-FT

インド最大の携帯電話サービス会社ブハルティ・エアテルと、同業で南アフリカ最大手のMTNグループの経営統合は、南ア政府がMTNの海外移転を承認せず、実現しないか可能性がある。英紙フィナンシャル・タイムズが複数の匿名の銀行関係者を引用して報じた。

 

■Nokiaが従業員10人の米SNS企業を買収,モバイル・サービス強化の一環で

フィンランドのNokiaは現地時間2009年9月11日,ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の運営などを手がける米Plum Venturesの買収を発表した。Nokiaは取得したPlumの資産を自社のサービス事業に組み込み,同社が現在力を入れている「ソーシャル・ロケーション・サービス」の強化を図る。

 

■MicrosoftとYahoo!の提携を米司法省が本格調査へ

Microsoftは「この契約が詳細に調査されると予想していたが、2010年初頭までに承認されるものと期待している」としている。

 

■Intelが組織再編 ゲルシンガー氏はEMCへ

Intelが大幅な組織再編を行い、Intelアーキテクチャ部門を新設した。同社の上級副社長だったパット・ゲルシンガー氏はEMCに移る。

 

■IFA2009 - 携帯電話系の出展をまとめて紹介

IFA2009は、家電を中心としたイベントであるが、EU圏ではCebitや3GSM Worldなどのイベントがあり、携帯電話系の出展はあまり多くない。しかし、いくつかの製品は展示されていたので、これをまとめてレポートすることにしよう。

 

■モバイルアプリ競争の行方--「Android」携帯増加と勢力図の変化

長らく待たれていたGoogleの「Android」搭載デバイスが、大挙して市場に押し寄せようとしている。それにより、新しいAndroid携帯電話向けのクールなアプリケーションがさらに多くもたらされるはずだ。