ウィトラの眼

無線業界のニュースについての意見・感想を書きます

平成20年版 情報通信白書

2009-03-10 10:05:45 | Weblog
図表1-1-3-6 ICT分野別活用指標 (人口規模別比較)

ウィトラコメント: ICTの活用度合いを分野別、市町村の規模別に整理したものです。ICTの導入度合いは分野ではあまり違いがなく導入する都市は導入していると言えます。その一方で市町村の規模で導入度合いが全般的に差が出ています。これは、専門家がどれだけいるかですべての分野へのICT導入が左右されていることを意味しており、教育による人材育成が重要なことを示唆しています。

ニュース (3/10)

2009-03-10 10:02:12 | Weblog

新幹線で無線LAN 3月14日から

JR東海は3月14日から、N700系新幹線の車内で走行中に公衆無線LANを利用できるサービスを始める。東京~新大阪間で利用でき、通信速度は下り最大2Mbps。

 ウィトラコメント: これは線路沿いに漏えい同軸という設備を設置して、列車内に設置した無線LANのアクセスポイントと通信するようにしている方式のようです。自分でサービスを提供するのではなく、既存の無線LANのプロバイダーに接続して接続料を取るビジネスモデルのようですが、なかなか賢いやり方だと思います。これで屋外の無線LANの使い勝手が大きく向上するので、無線LANプロバイダーの競争が激しくなり、淘汰が進むかもしれません。

Android、2012年までにiPhoneの販売台数を抜く?--英調査会社が予測

英市場調査会社Informa Telecoms & Mediaが発表した予測によると、iPhoneが後発のAndroidに対して保っている優位性は長続きしない可能性があるという。

 ウィトラコメント: iPhoneはApple一社だけが端末を供給するのに対してAndroidは多くの会社が端末を出すので当然と言えるでしょう。Androidの敵はAppleではなくSymbianだと思います。

上海万博(世博会)、エリア内では国産4G方式通信も採用

中国ではいまTD-SCDMAの国産3G方式携帯電話システムの普及を目指しているが、上海万博(世博会)では、会場内で国産の4G方式となるTD-LTE方式も採用される。通信速度は、下りで100Mbps。万博エリア内では、100%信号がカバーされる見込みで、上りでも、20~50Mbpsの通信速度が確保される。

 

携帯電話エリア外地域の完全解消に向け、総務省が検討会を開催

総務省は、政府が2008年6月に策定した「デジタル・ディバイド解消戦略」を踏まえ、携帯電話のエリア整備に関する目標の見直し・具体的方策を目的とする「携帯電話エリア整備推進検討会」を設置した。