乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

ヒョウモンエダシャク

2008年07月28日 | 昆虫
この蛾(チョウではありません)の存在が前々から気になっていました。だって,真っ昼間から,のんきにヒョロヒョロと飛んでいるんですよ。どうして,鳥たちが黙ってないのかなーと不思議でなりませんでした。
何年か後にようやくナゾが解けました。この蛾の幼虫はレンゲツツジの葉を食べます。レンゲツツジは有毒植物で,その毒の成分を体に貯めているのだそうです。それで,こんなに目立つ格好で,のんきに飛んでいても,鳥たちに襲われないのだそうです。納得。
(2008年7月28日 観察)
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オオマルハナバチ

2008年07月28日 | 昆虫
しましま模様が乙女高原で一番カラフルなオオマルハナバチです。
それにしても,このずんぐりむっくりした体が,こんなに小さな翅(はね)で持ち上がるなんて,信じられません。(2008年7月28日 観察)
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コマルハナバチのオス

2008年07月28日 | 昆虫

ミツバチと違って,マルハナバチはシーズンの終わりに巣を解散してしまい,新女王が単独で冬を越して,次のシーズンを迎えます。
シーズンの終わりだけに出現するのがオスバチ。コマルハナバチの女王や働き蜂(いずれもメス)は「真っ黒い体とオレンジ色のお尻」というデザインですが,オスはこのように「薄いカレー粉色とオレンジ色のお尻」というデザインで,別種と考えられていた時期もあったそうです。
オスが見られたということはコマルハナバチのシーズンの終わりを意味していますが,例年より遅い気がします。(2008年7月28日 観察)
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