遊歩道を一回りしてオオバギボウシの花を咲かせようとしている株を3つ見ました。
オオバギボウシなんて、乙女高原では本当にありふれた花でした。
それが、シカの食害によって見る間に少なくなり、絶滅危惧という言葉が大げさでないくらいまでになりました。
そして、少しずつ少しずつ、復活の道を歩んでいるように見えます。
種類によっては、シカ柵設置1シーズンですでに爆発的に増えた植物もあります。2シーズン目でぐんと増えた植物もあります。でも、少しずつしか回復しない植物もあります。・・・シカ柵を設置し、その後の様子を見つめることで、そんなことが、よく判りました。
カラマツソウ・レストランに見慣れないお客さんが来ていました。オオマルハナバチです。入店後、落ち着かない様子で、隅から隅までグルグル歩き回り、次のお店に行ってしまいました。これは、花粉を集める(というより、自分の体に付け回っている)特徴的な行動です。
白い花で、まわりにアジサイのような飾り花があって・・・というと、乙女高原にたくさんあるノリウツギがすぐに頭に浮かぶと思うのですが、よく見てください。飾り花の花びらは全部1枚ずつです。しかも、この写真ではわかりにくいですが、つるです。イワガラミです。