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乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

タチツボスミレのロゼットもどき?

2012年12月16日 | 植物(草)

本当に久しぶりの乙女高原です。
このブログも一カ月以上ごぶさたでした。
乙女高原に行ってなかったわけではないのですが,毎年恒例の草刈りボランティアとその下見だったので,ゆっくり自然観察していられなかったというわけです。
おまけにかぜひいたり,太股を肉離れしちゃったり・・・

さて,テンの糞を観察していたら,すぐ近くにこんな草が。
あれ? スミレっぽいんだけど・・・。スミレって,冬には枯れてしまうんじゃなかったっけ??
でも・・・よく見ると,葉の付け根に「たく葉」があり,しかも,それにギザギザが付いています。
「あれっ? このギザギザって,タチツボスミレのたく葉???」

そういえば,乙女高原で春一番に花を咲かすのはタチツボスミレです。
どうして、このスミレばかり早いのか疑問に思っていました。
でも,冬の間もロゼットもどきの葉を出していたなら,話はわかります。
冬の間も葉を出しているのですもの,春の訪れをいち早く感じ,しかも,まわりに邪魔者がいない早春ですから,小さいとはいえ葉で光合成して養分を蓄え,真っ先に花を咲かすことができるのでしょう。
・・・というぼくの推論(妄想?)正しいでしょうか?