goo blog サービス終了のお知らせ 

乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

バイケイソウ咲いた

2010年07月25日 | 植物(草)

今日は乙女高原で自然観察会がありました。その後,1人で湿地に行ってみました。

そしたら,バイケイソウが咲き始めていました。高いもので人の背丈ほどになる大柄の草です。緑っぽい白い花が,草の上の方にたくさん咲きます。とてもきれいで,ダイナミックな草花です。一見の価値はあります。
花期は短いです。お急ぎください。

宝物見つけた

2010年07月25日 | 
湿地のあたりを調査していたら,道ばたに、こんなにきれいな羽根を見つけました。
白と瑠璃色のしましま模様がとてもステキです。しかも,瑠璃色の部分に微妙なグラデーションがありますし・・・。これはカケスという鳥の羽根。
森の中で見つけた,宝石にも負けない宝物です。

オス同士の闘い

2010年07月18日 | 昆虫
イタドリの葉を上手に巻いて「落とし文」を作るヒゲナガオトシブミのオスが2頭,写っています。写真の下には,巻き始めの「落とし文」が写っています。じつは,写真には写っていませんが,葉の上にはメスがいました。
乙女高原で何例かを観察したことがあるのですが,メスがこの程度まで葉を巻いたところでオスが登場(あるいは,最初からメスの仕事ぶりを見守っていることもあります・・・見守るくらいだったら手伝えばいいのに・・と思いますが,オスが仕事をしているのを見たことがありません)し,交尾をし,その後,またメスが1頭だけで葉を巻き続けます。
このように,一頭のメスに2頭のオス・・・というシチュエーションは初めて見ました。この2頭,その後,どうなったと思います? 下のオスが上のオスを追い出しました。

セミの串刺し

2010年07月18日 | 
びっくりしました。枝にコエゾゼミが動かずにいたので「たぶん,死んでいるんだろうな」と思いながら,手で取ろうとしました。死んでいたのは確かなのですが,取れません。セミが枝にしがみついているわけではありません。力を入れても,びくともしないのです。
変だなと思い,よくよく見てみると,セミの体が串刺しになっているではありませんか。
びっくりしました。誰かが「焼き鳥」・・・じゃない「焼き蝉」でもしようと思ったのでしょうか?
ここから先は,自分の推測なのですが,これはモズのはやにえ。モズという鳥は,トカゲやバッタなどの小動物を捕って,このように串刺しにする習性があります。乙女高原にもモズはいますから,モズの仕業ではないかと考えています。


らっぱきのこ

2010年07月10日 | きのこ
まるでラッパ・・・というより,中に水がたまっている様子が「ぐい飲み」を連想してしまいました。おそらくウスタケというきのこなのではないかと思います。なんかスーパーで売っているエリンギに似ているような気もして,一瞬「美味しいのかな」と思いましたが,図鑑によると,毒キノコだそうです。