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乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

カラマツの花

2009年04月26日 | 植物(木)

晴れてはいますが,時々,雲が日光を遮り,そうでなくても風が冷たいのに,そうなると、よりいっそう寒さを感じる1日でした。記録する手がかじかんでしまったほどです。
カラマツの花がちょうどきれいに咲いているのに出会いしました。2つのパイナップルのようなのがカラマツの雌花です。カラマツの葉の芽吹きは緑の電飾みたいに見えるし,雄花は黄色の電飾みたいに見えます。単品だけでもそう見えますが,たくさん並んでいるので,よりいっそう,そう見えます。

ツノハシバミの花

2009年04月12日 | 植物(木)

まるでシャンデリアのように天井からたくさん下がってきているのは,ツノハシバミの雄花たちです。乙女高原で,最も早く咲き出す花の一つです。秋に熟す実はカシューナッツのような味がして,とてもおいしく,野ネズミたちの大好物です。
(2009年4月12日 観察)

ついにモミの赤ちゃんたちも・・・

2009年04月12日 | 動物(けもの)
乙女高原の遊歩道「森のコース」を登っていくと,左手に大きなウラジロモミの木があり,そのまわりに,たくさんの赤ちゃんモミが見られる場所があります。森の過去や未来を考えてもらうのにうってつけの場所なので,ぼくが自然ガイドをするときには,必ず立ち止まる場所です。
今まで,ここのモミの木たちはシカに樹皮がかじられることはなかったのですが,ついに今冬,多くのモミの赤ちゃんの樹皮がかじられてしまいました。
やっぱり早急なシカ対策が必要だと思います。(2009年4月12日 観察)

だれが草原を耕した?

2009年04月12日 | 動物(けもの)
暖かくて,雪解けの早い年は要注意です。雪解け~林道の開通までに十分な時間があると,その間、草原がイノシシ天国となってしまうからです。去年はこんなことはなかったのですが,2007年の春,同じ場所がイノシシの運動場のようになってしまいました。今年,被害が拡大するか,心配です。
それにしても,鼻先だけで耕耘機と同じくらい土を掘り起こしてしまうのですから,すごい馬力ですね。(2009年4月12日 観察)

ヤマアカガエルの卵塊(前編)

2009年04月04日 | 動物(魚・両生・は虫類)
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里に近いところでのヤマアカガエルの産卵は例年より早かったのですが,乙女高原でのヤマアカガエルの卵塊は,なかなか確認できませんでした。このところの花冷えの影響でしょうか?(寝るときに,厚い布団がなかなか手放せません)
湿地の上から双眼鏡で湿地を観察すると,一匹のメスに3匹のオスが乗っかっていました。でも,やっているのはその1組だけなので,「カエル合戦」といった感じではありません。「カエルの一騎打ち」といったところでしょうか? メスがすごく大きく見えました。「あれ? ヒキガエル??」と思ったくらいです。
降りて行くと,すぐにカエルたちは泥にもぐってもらい,残されていたのは産みたてホヤホヤの卵塊でした。これが12時ころの写真です。3時間後の下の写真と比べてみてください。
(2009年4月4日 観察)

石膏みたいな糞

2009年04月04日 | 動物(けもの)
切り株の上に見つけた糞ですが,きれいなクリーム色をしています。見た感じは石膏のよう。キツネはあごの力が強く,えものの骨までくだいてしまうという話を聞いたことがありますが,骨はカルシウムなので,それがこなごなになって糞として出てくると,こんな感じになるのでしょうか?
(2009年4月4日 観察)