わかりにくい写真だと思いますが、上は氷、下は水面です。焼山峠の湿地で撮りました。遠くから見ると、湿地の上に雪がまだまだ積もっているのですが、近づいてみたら、このように、氷の下には空間があって、その下に水面が広がっていました。そして、ここからヤマアカガエルの合唱が聞こえてきていました。
谷川の水際では雪解け面が垂直になるので、このように谷地坊主が雪に挟まったように見えることがあります。ん? これ、どこかで見たことあるような・・・と思ったら、「そうだ、フルーツサンドだ」。雪はクリーム、谷地坊主はフルーツです。
ブルーイットの『極北の動物誌』という本の中に「トウヒの下だけは雪がなく、カマニックと呼ばれる黒い影が残っていた」という一節があります。黒くはありませんが、ウラジロモミの木の下には「かまくら」のような空洞ができています。カマニックって、こんな感じのものなんだろうなと想像します。