おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

やられた…19。

2013-08-05 21:41:26 | 我思う、故に書くなりよ。
シューズもご機嫌なのに新調し、歩くのも楽しく…。

…うそです…。歩く分には前と気分的にはあまり変わりありませんが…至って普通に散歩を…って感じですかね。

いつも歩いているコースをグーグル・マップで眺め…だいたい4~5kmって距離を歩いているんだろうなぁ…と、おおまかに考えていたのですが…スマホにはめ込まれた糞アプリに「歩数計」ってのがあったのを思い出し、設定を終えて実際に測ってみると…10km越えてるやん…。

途中で必ず、心臓疾患のためのリハビリを挟むにしても、ちょいと歩き過ぎな気もしたので、コースを見直す事にしまして…。

まぁ、それでいて体が悲鳴を上げるとか、苦しい…とかって事も無いので、まぁ良いって事でしょうけれど、最初から飛ばし過ぎだったんで、1日で5kmほど…って事に…。

一応、念のため、複数回計測して…歩数計がほぼ正しい感じでしたんで、あーこの辺で折り返して…って感じで探してますが…ひどくつまらなくなるコースばかりで…。難しいねぇ…。

んでまぁ…この時期ですから、熱中症ってのも考えて、水は持って歩きます。

ところが…歩いているうちに「お湯」になっていたりするので、かなりうんざりしますが…保冷効果の高いってなると、重くなるしねぇ…。そうした事で、最近ではコンビニに寄り、カップに氷だけ入ったモノを買い、これに水入れて涼を味わう…って事に。

コンビニで、糖尿の気がある人でも飲めそうな清涼飲料水を見付けるのも楽しいので…今日はモンスターの青でリハビリを締めくくりましたが…。

以前は…何も考えてなく、散歩…って事でね、たまに、今の自分と同じ様に歩いている人を見掛けて、不思議に思っていたりしたんです。痩せるなら走った方がいいんじゃねぇか? とか、あー。ありゃ、ひざやっちまって…と、勝手に思っていたのですが…そうじゃなく、今の自分と同じ理由なのかもしれない…と。

…走っちゃダメですので…ひたすら歩くだけだし、時間も10分と限られてますから、その間はひたすらにスタスタと歩くワケでね…まさか、アレが心臓疾患のリハビリだとは考えも付かなかったのです。

その、スタスタのおまけ…ってのが「散歩」になっているので…距離を稼いだり、カロリーを気にする必要も無いのですが…目安として、どれくらい歩いているか? 歩数は? 消費カロリーは? なんてのが判るのも楽しい…って事が50年近い人生でようやく判ってきた感じで…。

体重も順調に落ちているし、なにより血液の状態がかなり良くなっているので、効果は大きいんだと思います。
このまま調子が良ければ…じわじわと負荷の掛かるコース選択も可能にはなるんでしょうから、それはそれで楽しみですが…まだ2ヶ月は経っていないしねぇ…。

そうしたワケで…至ってまじめに取り組んでいたりするのですよ…これ、走れ…って言われたら、3日で止めていたでしょうねぇ…苦手だもの…。

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散歩用にシューズを買う…。

2013-08-04 12:23:31 | 我思う、故に書くなりよ。
…ダイエットに勤しんでいるワケではないのですが…。

体重がじわじわと落ちまして…。今のところ、入院時より9kg減…って事で、体重的に健常な…って数字まで残り半分って事ですな。

まぁ、食事と運動と薬…ってのが効いてきているんだと思いますが。

んでまぁ、運動と言えば…歩いているだけなんですが…これが重要で、ほぼ毎日続けてます。

…これまではクロックスを履いて、まぁそこそこ快適に歩いていたんですけれど、やたらと小石が入っちゃったり、ソールの減りが進んだり…って事で、ちゃんとしたシューズを履こうか…って事に。

17年前のナイキの新品がありましたんで…これを履いてスタスタと歩き始めたら…妙な違和感が…。

「ああああっ!」

10mくらい後ろに、ソールがそっくり落ちてまして…分解しちゃったんですな…。大丈夫そうだったので履いて出たのですが…。

んでまぁ、見事にキレイに分解されたみたいなので、これはこれで補修して履く事も可能だと判断して…そろそろ新品を調達しないとマズイと思い…探しに…。

…安全靴にしました…。

安全靴といっても、今時のは、ほぼランニングシューズみたいなのが沢山出ていて、ちゃんと先芯も入っているので安全靴なワケです。これがまた軽いし、滑りづらいし…って事で、走らなければこっちの方がいいじゃん…な出来の良さがあったりするんです。

…それでいて、価格も若干安く抑えられており…お仕事する人に優しいのですな…。

日進ゴム株式会社の『Hyper V #2000 ブラック』って、安全スニーカーと名付けられてますが…ちょっと履いて歩くと、そのグリップの良さが足裏で判っちゃうところがすげー…。ずるっといくだろうな…って場所でも、グリップいいんだわ…。

…全く滑らないワケではないそうですが…感覚として安心度がけた違いに思えるワケで、散歩上等なおじたん。にはまさに恵みのアイテム…。ソールも減りづらい…って書いてあるんで、貧乏人にはうれしい。

おもにナイキを長く愛用してたりもしましたが…これからは日進ゴムですな…。リピーター決定でもういいでしょうな感じで。アッパーがメッシュ素材なモデルなので、蒸れないし、安全靴に準拠した先芯が入っているのに軽く、かつ、ズルっ…と行きづらい…。

また、自分の足にとてもフィットしちゃって…得てして幅な部分の余りは我慢する…って事が多いのですが、ジャストフィットしちゃってるし…。

調子ブッこいて歩きまくってたら、10kmオーバーも歩いちゃって…リハビリの域を超えちゃって…。

…ドライビング・シューズにしている人もいるみたいですな…。ソールの踵の部分がそんな感じでもありますね。

まぁ、これで散歩も一段と楽しく…そして、安全に…。



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やられた…18。逝っちまったYへ…。

2013-08-03 01:08:26 | 我思う、故に書くなりよ。
…Mから聞いてナ。おまえが逝っちゃった事をようやく知ったよ。もう、6年も経つんだな…。

ネットでな、お前を探しても、あまり多くは出て来なかったが、好きだった車のサークルには沢山の友達がいたんだな…。やはり…突然の訃報に驚いていたんだな。

余命宣告を受けて、1年も頑張ったんだな…。きつかったろう。くやしかったな。

お前が倒れたのと同じ日に、オレも倒れちゃったよ。心臓をやっちまってよ。あの世の淵まで2回も行ってきたが…お前、出て来なかったな…。遠慮したのか?

人伝に聞いた話じゃ…言い辛い事があったみたいだな…。

離れていても、友達だと言ったのはお前だぞ。「お前なら、世界のどこにいても、お前らしくやれるよ。」そう言ったな? そのつもりで、オレはやって来たよ。あちこち行ったさ。お前が見なかった世界も見てきたさ。

やっぱりな…悔しい。一番の出世頭で、堅実に歩んでいたじゃないか。お前にはもったいない奥さんもらって、子供にも恵まれて…いいお父さんだったじゃないか。仕事だって、立派にな…。

そんなお前が、何をしでかしたのかはまだ知らん…。

言ってくれれば…と、やはり思う。バカなオレでも、何かしら力にはなれたんじゃないか? そう思う。

どこかで、必ず元気でやっているんだと…またひょっこり、唐突に現れるんだと…思ってたんだよ。新幹線みたいな車に乗ってきてよ…。

オレがそっちに行くまで、会えなくなっちまったじゃないか。お前が納まった石に会いに行くなんざ、御免だぜ。

Mもな…体ボロボロでよ…いつだったか、そんな話も夜が明けるまでしたな。心配はしてみても、無駄じゃねぇのかってな…。今のヤツはな、想像以上にボロボロで、オレと同じ病院に入院してんだぜ? ほどなく、娑婆に戻るみたいだけどな、お前、あの世から見といてくれねぇか…。事の次第がああになっても判ってねぇヤツだからな。

それとな、お前、オレに霊感あるのを知ってたよな? だったら出てくりゃいいじゃねぇか。遠慮するな。そして、2~3発殴らせろ。足が無くてもな、正座させて、小1時間説教してやる。黙って逝きやがって…。

離れていても、お前の存在感がオレ達から消えるとでも思ったのか? わずか、高校の3年間、2年間だったが、オレ達はお前の存在感にやられっぱなしだったじゃねぇか…。夜な夜な、アジトに集まり、イカフライおかか弁当食ってさ、明け方までくだらねぇ事やって過ごした日々…。忘れるとでも思ったのか?

「いいから来いよ…」

その一言で真夜中に呼ばれたヤツも多かったな…。まだお前が逝った事を知らないヤツだっているんだぜ?

「お前なら大事にしてくれるから、置いてくよ…」

そう残していった、マランツのアンプ…故障してるけど、お前との約束で、捨てずに取ってあるんだ。いつかまたこれで、一緒にYMO聞く日が来るんだと…そう思ってさ…。形見になっちまったな…。

オレは助かってな…まだしばらくこっちでな、なんかする。死んでもおかしくは無かったが、助かった事に、何かしら意味でもあったんだろうと思うんだ。しばらく会わないうちに、ひでぇろくでなしになったよ。相変わらず、ゴミだらけのアジトでな、誰にも自慢なんか出来ねぇニートな暮らししてる…。

6年も前じゃ…お前が見られなかった世界も増えたし…世界も変わってきたよ。お前の代わりに、見て来るのも、見届けるのも、オレの役目なんじゃないかと思う。だから、まだ会えないんだな…。

いつか、オレもそっちに行く。ああ、オレはお前ほど真っ当に生きてないから、行く先が違って、会えないかもな…。それでも…会いに来いよ…いいから来いよ…って呼んでくれ…。あらかじめ言っておく。そのときはな、やっぱり怒るぞ。グーで殴ってやる。

…マジでお前に会えなくなってる事がな、悔しくてな。悲しい通り越して、腹立ってんだよ…。お前が納まった石に会いに行くのか? そうじゃねえだろ? そうじゃ、無かっただろ…。石の前で、お前を思い、線香に火点けんのか? そんな事、ン十年も先の話じゃなかったのか? なんとか言え…。

少しだけ、お前の頑張った跡が、ネットに残ってたよ。年甲斐もなく、車を青色の光で包んで…友達と語らう姿が残っていたよ…。その残滓も…いつの日にか消えるんだろうな…。

でもな…オレ、忘れないからな。あの日々をお前と一緒に過ごした記憶と、楽しかった思い出、つらかった思い出。忘れずに、いつの日かそっちに行く。そして、お前の逝った後の世界を語ってやる。うんざりするほど、語ってやる。オレ達に黙って逝きやがった罰だと思え…。

しかたねぇ…お前がお好み社中の永久会員の第1号だ。オレらがくれてやれる…唯一の称号。あの日、あの時、幽霊を探して回った思い出の中に、永遠にな…残ってくれ。いいんだぞ。そっちに飽きたらこっちに来ても。お前ならいつだってウェルカムだよ…。お盆じゃなくても、お彼岸じゃなくても、かまわねぇんだから。

もうちょっとな、オレ、やる事あるみたいだから、こっちで頑張ってみる。お前ほど立派な人間にはなれないけどな…オレはオレで、オレらしく…。

んじゃ、いつの日にか、そっちで…。

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やられた…17。言い訳はあの世で聞く…。

2013-08-02 11:09:32 | 我思う、故に書くなりよ。
…糖尿病なので…内科に通院…。

今までは心臓って事で、循環器ってところであれこれやってましたが…糖尿に関しては内科ですんで…。

んでまぁ、今回は適度にサバ読んで出向き、内科に関しては成功を収めたわけですけれど…内科から眼科と皮膚科に回され…(聞いてねぇよ…)待たされる人の波にもまれる事に…。

内科的には概ね、大変良い数字を示す事が出来まして…数字だけ見ると…ホントに糖尿なのか? って数字なのですが…ここから進んじゃ困るんで、糖尿扱いなのです。数字が今以上に良くなれば、ほとんど健常な人と変わらない数字になるみたいですが、それでも…。

診察で、水虫が見付かったし…目玉の検査もって事で、内科だけでなくプラス2科が付加されたんで、終わったら早々に撤収しようと思っていただけに凹む…。

おまけに…「栄養相談がありますので、お待ちください…」

さんざやってるハズの「栄養相談」がまた…。一昨日も「減塩教室」出たし…。

と、思ったら、減塩教室をやってくれた栄養士さんが現れ…。

「おじたん。さんは相談する事もう、ありませんしねぇ…でもまぁ…」

まぁ、既に血液検査の結果が出ていたので、その解説をしながら、実際の食事をどうのこうの…。もう少し、あれこれ食べていいって話にはなりましたが、現状でも概ね悪い事は無いって。ここで、うれしいお知らせが…。

「あ。次回の教室決まりましたよ。今度は脂質教室です…」
「おう。そりゃすげぇ! ぜひ出るぜぇ…」

ついでに「糖質教室」もやってくれ…と、リクエストして来ました。塩分・脂質・糖質の3つを克服しないとダメですんで…。

次は…超音波検査。肝臓とか主としてお腹ですな…。これも循環器でやってはいますが…科が別ですので。見た限りはそれほど悪くは無さそうなのは以前と同じで…。

糖尿って事ですので、眼の方もしっかりチェックされるのは判ってましたから、それはまぁそれで致し方ないんですけれどねぇ…先生が1人しかいないもんだから、当然として待たされるワケですな。眼底写真くらいは撮るんだろうなぁ…と、おおよそ見当は付いてまして…糖尿で眼科と言えば、コレなんですね。

網膜の血管が劣化して…って事になるんで、眼底出血が大変な事になると「失明」って事になりますから…。

わたくしの場合、目玉の奥を覗かれて、必ず言われる事がありましてねぇ…「緑内障」って恐ろしい病気を必ず言われる目玉なんですが…コレ、かれこれ20数年前からの話でして、実はそうじゃない事が判ってます。そんなワケでかくかくしかじかな話をしないといけませんが…

「視神経引っ込んでるでしょ? そうした目玉でして…緑内障、MS(多発性硬化症)でもありませんし、かれこれ20数年このままなので…」
「ああ、そうですか…次回はちょっと先になりますけど、視神経の検査もしておきましょうか…」

目玉もコレ以外は全然問題なし…って事で。瞳孔をフル・オープンさせる点眼薬を入れ、眼底の検査をしますが、この最中に良く見ると自分の眼底が見られるんです。かなりまぶしいので、残像程度にしか見えませんが…キレイな血管だったので安心。血管どころか、真っ赤なのがあちこちに広がってるやん…って場合はあたふたすべき状態なんで…。ただただ、ここまで辿り着くまでが長くて…。

皮膚科へ行くと…それほど待たずに、水虫の話。

言われなくても判ってましたんで、ふむふむ…と話を大人しく聞いておりました。

これもね、糖尿の人はナメて掛かると恐ろしい事になりましてね…ヒドイ水虫からバイ菌が入っちゃって、全身症状にまで進んでしまい、命まで取られたりもするんですね。蜂窩織炎とかね。

わたくしの場合、痒くも無く、皮膚が薄く乾燥して剥がれる…って感じで、まぁ、これも先に進まないように薬をちゃんと塗らないと怒るよ…って話でおしまい…。

朝の8時半ごろから始まって、一通り終わったのが午後3時少し前…ですから…待ちくたびれ…。

用は済みましたが、入院している旧友がいますんで…リハビリ経由で見舞いを…。

前日に透析を終えたと言う事と、術後の経過も良いとの事で、顔色が至極普通。心臓は改造して良くなってはいるものの、それ以外は成人病がマキシマムにマッドマックスですからねぇ…。ひたすら歩くリハビリもそこそこ調子よく、血圧の急な変動もほとんど無くて、これはこれでなにより…。

デイルームで話をしていると…。

「Yが死んだの知ってる?」
「?!」
「あー。んじゃ、誰も知らなかったって事か…」

Yとは、同じ高校で友人だった1人で、一番の出世頭でもあり、大手機械メーカーに勤めていた人です。

「かれこれ7~8年前に亡くなっていたみたいでな。大腸ガンで余命が半年だったみたいだ…」

以前、オーディオの記事で、マランツのプリメイン・アンプを私に託した友人であります…。

大人の事情ですが…家族を裏切ってしまった末の余命半年の宣告だったみたいで、誰にも言わずに逝ってしまったみたいで…少々、信じられませんでしたけれど…いや、そうと聞いても未だに…。

「音沙汰無かったし…会社も合併で知らされていたところには無くなってたし…」
「奥さんからの喪中葉書で知ったんだが、それもタイムリーなモノでは無かったな。」
「?!」
「諸事情あったんだろう。奥さん…って事でもその時点では無かったみたいでよ…」
「?!」

…驚いたと言うよりも…全然、そんなヤツじゃ無かったハズだ…って。大手に勤めて、しっかりと、着実に家族とともに幸せにいたんだと思っていたのに…。

「幾度か顔を合わす事があって…自分より奥さんが心配だ…って話はしたけどな…」
「奥さんだった人も、子供も無事だけどな…先に逝っちゃったよ…」

確かに…事情が事情だけに、言い辛かったのかもしれないが…相談でもなんでもすりゃこっちもなぁ…。

「とっくに死んでんなら、三途の川に出てくりゃいいのによ…」
「お前じゃグーで殴りそうだから、出て来なかったんじゃないか…」
「ああ。そうしてやる…。何年先か、わからねぇけど、あの世で会ったらグーで殴ってやる。」

おれらみたいに、いい加減に生きてる連中とは違って、会社の検診だってしっかり受けさせられるワケだし、そうした中での余命半年…じゃ、絶望もしたんだろうな…。家族の信頼をも失う様な事もしていたみたいだし…気持ちを慮ると…いたたまれない。

「オレより先に、お前の方が先に逝きそうだから、ちゃんと捕まえといてくれな…」
「んまぁ、そうだけど。捕まえてどうすんだよ?」
「絶対にグーで殴る。怒ってやる。お好み社中の総裁として、友人代表として、グーで殴る」
「おいおい、あの世でケンカすんのかよ? そん時は俺たちあの世なんだぜ?」
「…地獄だろうが、天国だろうが、小1時間正座させて説教してやる。」
「足なんかねぇんだぞ…あっちじゃ…」
「んじゃ、なおさらだ。キッチリ言い訳させてやる…」

…人は見掛けによらない…って事か…。あんなに、幸せだったのにな…。でも、許さん。大人の事情など知った事か。友人にも知らせずに、ただ1人逝く事を選んだのが許せねぇ。死は避けられない事かもしれないが、それなりに、俺たちにも出来る事、やれる事、最後を思う事が出来たハズだ。

「なぁ、俺たちはアイツの友人だったのかな?」
「ああ。オレはそう思っていたし、今でも思っている。だからグーで殴る。」
「なにが…そうさせちゃったのかなぁ…アイツはそんなヤツじゃねぇハズだぞ…」
「ああ。それもキッチリと聞かせてもらおう。言い訳はあの世で聞く…」

…もう、あの世でしか会えねぇじゃねぇか…。あの世で事情を聞きたいヤツは、幾人かいたりもするが…ヤツは筆頭だ…。オレは死人にも遠慮なくムチを打つ。打って打って、打ちまくる。あんなに、一緒に楽しくも、苦しくも過ごしたハズなのによ…。

「今度オレが来る時はもう退院してるな…」
「ああ、順調ならそうだな…。」
「心臓は治してもらって改造してあるから大丈夫そうだけど、他の動脈もお前の場合ヤバイんだから…」
「…そう言うなよ…一応、身に染みてんだから。」
「いや、オレもそうだったが、イマイチ、事の次第がまだ飲み込めていない…」
「確かに…」

と、注意したところで、成人病がマキシマムにマッドマックスなワケで…大した釘を刺した事にもなってもいないだろうに思うが…不注意で逝かれても困る。

たとえ、20数年音信不通であっても、友人には変わりない。大切な時間を一緒に過ごした仲間が減るのはこれ以上は勘弁だよ…。

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