おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

やられた…18。逝っちまったYへ…。

2013-08-03 01:08:26 | 我思う、故に書くなりよ。
…Mから聞いてナ。おまえが逝っちゃった事をようやく知ったよ。もう、6年も経つんだな…。

ネットでな、お前を探しても、あまり多くは出て来なかったが、好きだった車のサークルには沢山の友達がいたんだな…。やはり…突然の訃報に驚いていたんだな。

余命宣告を受けて、1年も頑張ったんだな…。きつかったろう。くやしかったな。

お前が倒れたのと同じ日に、オレも倒れちゃったよ。心臓をやっちまってよ。あの世の淵まで2回も行ってきたが…お前、出て来なかったな…。遠慮したのか?

人伝に聞いた話じゃ…言い辛い事があったみたいだな…。

離れていても、友達だと言ったのはお前だぞ。「お前なら、世界のどこにいても、お前らしくやれるよ。」そう言ったな? そのつもりで、オレはやって来たよ。あちこち行ったさ。お前が見なかった世界も見てきたさ。

やっぱりな…悔しい。一番の出世頭で、堅実に歩んでいたじゃないか。お前にはもったいない奥さんもらって、子供にも恵まれて…いいお父さんだったじゃないか。仕事だって、立派にな…。

そんなお前が、何をしでかしたのかはまだ知らん…。

言ってくれれば…と、やはり思う。バカなオレでも、何かしら力にはなれたんじゃないか? そう思う。

どこかで、必ず元気でやっているんだと…またひょっこり、唐突に現れるんだと…思ってたんだよ。新幹線みたいな車に乗ってきてよ…。

オレがそっちに行くまで、会えなくなっちまったじゃないか。お前が納まった石に会いに行くなんざ、御免だぜ。

Mもな…体ボロボロでよ…いつだったか、そんな話も夜が明けるまでしたな。心配はしてみても、無駄じゃねぇのかってな…。今のヤツはな、想像以上にボロボロで、オレと同じ病院に入院してんだぜ? ほどなく、娑婆に戻るみたいだけどな、お前、あの世から見といてくれねぇか…。事の次第がああになっても判ってねぇヤツだからな。

それとな、お前、オレに霊感あるのを知ってたよな? だったら出てくりゃいいじゃねぇか。遠慮するな。そして、2~3発殴らせろ。足が無くてもな、正座させて、小1時間説教してやる。黙って逝きやがって…。

離れていても、お前の存在感がオレ達から消えるとでも思ったのか? わずか、高校の3年間、2年間だったが、オレ達はお前の存在感にやられっぱなしだったじゃねぇか…。夜な夜な、アジトに集まり、イカフライおかか弁当食ってさ、明け方までくだらねぇ事やって過ごした日々…。忘れるとでも思ったのか?

「いいから来いよ…」

その一言で真夜中に呼ばれたヤツも多かったな…。まだお前が逝った事を知らないヤツだっているんだぜ?

「お前なら大事にしてくれるから、置いてくよ…」

そう残していった、マランツのアンプ…故障してるけど、お前との約束で、捨てずに取ってあるんだ。いつかまたこれで、一緒にYMO聞く日が来るんだと…そう思ってさ…。形見になっちまったな…。

オレは助かってな…まだしばらくこっちでな、なんかする。死んでもおかしくは無かったが、助かった事に、何かしら意味でもあったんだろうと思うんだ。しばらく会わないうちに、ひでぇろくでなしになったよ。相変わらず、ゴミだらけのアジトでな、誰にも自慢なんか出来ねぇニートな暮らししてる…。

6年も前じゃ…お前が見られなかった世界も増えたし…世界も変わってきたよ。お前の代わりに、見て来るのも、見届けるのも、オレの役目なんじゃないかと思う。だから、まだ会えないんだな…。

いつか、オレもそっちに行く。ああ、オレはお前ほど真っ当に生きてないから、行く先が違って、会えないかもな…。それでも…会いに来いよ…いいから来いよ…って呼んでくれ…。あらかじめ言っておく。そのときはな、やっぱり怒るぞ。グーで殴ってやる。

…マジでお前に会えなくなってる事がな、悔しくてな。悲しい通り越して、腹立ってんだよ…。お前が納まった石に会いに行くのか? そうじゃねえだろ? そうじゃ、無かっただろ…。石の前で、お前を思い、線香に火点けんのか? そんな事、ン十年も先の話じゃなかったのか? なんとか言え…。

少しだけ、お前の頑張った跡が、ネットに残ってたよ。年甲斐もなく、車を青色の光で包んで…友達と語らう姿が残っていたよ…。その残滓も…いつの日にか消えるんだろうな…。

でもな…オレ、忘れないからな。あの日々をお前と一緒に過ごした記憶と、楽しかった思い出、つらかった思い出。忘れずに、いつの日かそっちに行く。そして、お前の逝った後の世界を語ってやる。うんざりするほど、語ってやる。オレ達に黙って逝きやがった罰だと思え…。

しかたねぇ…お前がお好み社中の永久会員の第1号だ。オレらがくれてやれる…唯一の称号。あの日、あの時、幽霊を探して回った思い出の中に、永遠にな…残ってくれ。いいんだぞ。そっちに飽きたらこっちに来ても。お前ならいつだってウェルカムだよ…。お盆じゃなくても、お彼岸じゃなくても、かまわねぇんだから。

もうちょっとな、オレ、やる事あるみたいだから、こっちで頑張ってみる。お前ほど立派な人間にはなれないけどな…オレはオレで、オレらしく…。

んじゃ、いつの日にか、そっちで…。


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